ジャガー・ランドローバーは、イギリスのロンドンにおいて2021年10月26日、第5世代目にあたる新型レンジローバーを世界初公開した。
ランドローバーのフラッグシップとしてだけではなく、世界を代表するラグジュアリーSUVであるレンジローバー。5世代目は、これまでの50年以上に及ぶ伝統を継承しつつ、レンジローバーらしさの現代的解釈を具現化したモデルへと進化しているようだ。
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エクステリアデザインでは、フォルムこそ先代から踏襲された正統派SUVの形ではあるものの、凹凸のないシームレスなデザインを新たに採用している。まるで、ひとつの塊から削り出されたようなイメージだ。それでいて、ショートオーバーハングや水平に伸びるウエストラインなど、レンジローバーらしい特徴は従来型から受け継いでいる。
インテリアではレンジローバーらしいラグジュアリー感が演出され、さまざまなオプションによりカスタマイズも可能になっている。レンジローバー史上初となる、3列シートの7人乗り仕様も選べるようになったことはトピックだ。
シャシーには最新アーキテクチャーの「MLA-Flex(Flexible Modular Longitudinal Architecture)」を採用。悪路走破性と快適性を両立させながら電動化に対応したシャシーとなり、まずはマイルドハイブリッド(MHEV)と、EV走行最大航続距離が100kmに及ぶプラグインハイブリッド(PHEV)をラインアップ。2024年には、ランドローバー初のBEV(電気自動車)を追加する予定となっている。ロングとショートの2種類のホイールベースが用意される点は、従来と変わらない。
ちなみに今回は本国での発表であり、日本国内仕様の発表はこれから。詳細もまだ未定ではあるが、公式ウェブサイトにはすでにグレードの種類なども記載されている。価格は1670万円からのようだ。
<文=ドライバーWeb編集部・青山>
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