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あれは間違いなくレーシングインシデントだ! メルセデス代表、スプリントでのハミルトンのペナルティ裁定に納得いかず

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あれは間違いなくレーシングインシデントだ! メルセデス代表、スプリントでのハミルトンのペナルティ裁定に納得いかず

 ルイス・ハミルトン(メルセデス)はF1ベルギーGPのスプリントレースで、セルジオ・ペレス(レッドブル)とバトル中に接触したことで5秒のタイムペナルティを受けた。これについて、メルセデスのトト・ウルフ代表はペナルティ裁定は厳しすぎると語った。

 ハミルトンはスプリントの中盤、右カーブのポール・フレアでペレスとサイドバイサイドとなったが、その際に2台は接触。ハミルトンはそのまま走行を続けたが、ペレスはマシンにダメージを受けて大きくペースを落とし、後にガレージにマシンを入れてリタイアとなった。

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 この接触に関してFIAはハミルトンに非があると考えているが、ウルフ代表はハミルトンは何も間違ったことはしていないと考えている。

「間違いなくレーシングインシデントだ」

 ウルフ代表はそう語る。

「これはスプリントレースだ。我々はレースが見たいと思っている。彼(ペレス)は接触の前からペースが落ちていたし、ダメージについて議論するのも無意味だ」

「あのコーナーではサイドバイサイドになっていた。そして2台は絡むことになったが、あれはレーシングインシデントだ。私としてはそれは明確なことだと思う」

 接触後も走行を続けたハミルトンは前を行くピエール・ガスリー(アルピーヌ)を抜くには至らず、4番手でフィニッシュ。ただ5秒のタイム加算ペナルティが科された結果、7位という結果に終わった。

 今回の接触についてFIAのスチュワードは、非常にトリッキーなコンディションの中でのバトルだったものの、ハミルトンは接触を避けられたはずだとしている。

 スチュワードは声明の中で次のように述べ、ハミルトンは縁石に乗ったことでアンダーステアとなり、その結果ペレスに接触してしまったと結論付けた。

「ハミルトンはターン15でペレスのインサイドに入り、追い抜こうとしていた。ペレスがインサイドでハミルトンにわずかながらスペースを残した一方、ハミルトンは縁石に乗り上げたことでアンダーステアとなり、ウエットコンディションも相まってペレスにぶつかってしまった」

「スチュワードは、接触を引き起こしたハミルトンの過失が大きいと判断し、5秒のタイム加算ペナルティを命じた」

 なお、ハミルトンはペレスとの接触により5秒ペナルティを科されただけでなく、ペナルティポイントも2点追加されることとなった。ただしハミルトンのライセンスに付与されているペナルティポイントは、現状この2点のみである。

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