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もっと売れてもイイんじゃない? 趣味&実用を兼ね備えた国産ワゴンのいま

掲載 更新 11
もっと売れてもイイんじゃない? 趣味&実用を兼ね備えた国産ワゴンのいま

■人気再燃? 国産ワゴンのいま

 高い収納力や実用性、流れるようなデザイン、日常からスポーティ走行までさまざまな場面で活躍するステーションワゴン。

トヨタ「スターレット」復活! 21年ぶり新型モデル発売へ

 輸入車では定番化しているボディタイプですが、日本では年々その数を減らしつつあります。そんななか、ステーションワゴン市場の国産モデルを紹介します。

●トヨタ「カローラツーリング」/「カローラフィールダー」

 初代トヨタ「カローラ」は、1966年に発売。2019年9月にフルモデルチェンジを果たした現行モデルで12代目という歴史あるモデルです。

 登録車販売台数ランキングでも常に上位に位置し、2019年の年間では4位となる10万4406台を販売しました。
 
 そして、現在ステーションワゴンモデルとして販売されているのが、現行モデルでは「カローラツーリング」、加えてツーリングの先代となる「カローラフィールダー」です。

 カローラフィールダーは2000年に11代目カローラのワゴンとして登場。2019年にフルモデルチェンジが実施されたタイミングで、ビジネスユーザー向けに併売されています。

 なお、現行カローラの発売当初、カローラツーリングの月販目標台数は5400台だったのに対し、受注数は約1万3700台と想定を大きく上回る台数となりました。

 トヨタの販売店スタッフによると、「現在もカローラツーリングが人気の傾向です。手ごろな価格やステーションワゴンの強みである広いラゲッジスペースなど使い勝手の良さが評価され、社用車としての需要も高いです」と説明しています。

●トヨタ「プリウスα」/ダイハツ「メビウス」

 2011年5月から発売されているトヨタ「プリウスα」は、先代モデルとなる3代目「プリウス」をベースとしたワゴンタイプのモデルで、そのプリウスαのOEMモデルとしてダイハツから2013年4月に発売されたのが「メビウス」です。

 両車は、ボディサイズは共通し、車両重量もプリウスαが1450kgから1480kg、メビウスが1450kgから1460kgとほとんど差はありません。

 しかし、プリウスαには3列シートタイプが設定されているのに対し、メビウスは2列シートモデルのみの販売となっています。

 また、プリウスに比べて、プリウスαとメビウスは全体的にサイズアップしているほか、ラゲッジスペースも広くなっているため、よりファミリー向けのモデルといえます。

 両モデルともにプリウスをベースとしたモデルということだけあって、26.2km/L(JC08モード)と優れた燃費を誇っています。

●ホンダ「シャトル」

 2011年に発売されたホンダ「フィットシャトル」は、先々代となる2代目「フィット」リヤシートから後部を延長することでラゲッジスペースを拡大し、最大で496リットルの収納が可能でした。

 そんなフィットシャトルの後継モデルとして2015年5月に登場したのが「シャトル」です。先代から引き継いだセールスポイントであるラゲッジスペースの容量は570リットルに拡大、後部座席を倒せば1141リットルになり、床面は奥行き約184cmまで拡大します。

 設定される全4グレードのうち3つがハイブリッドということもあって、ホンダによると2020年1月から7月の登録車におけるハイブリッド車比率は77%としています。これは「グレイス」の83%に次いで2番目に多い割合です。

※ ※ ※

 上記のカローラツーリング/カローラフィールダー、プリウスα/メビウス、シャトルはCセグメントに分類されるステーションワゴンですが、手の届きやすい価格帯や扱いやすいボディサイズとなっています。

■少し大きいけど…魅力的なステーションワゴンも!

●スバル「レヴォーグ」

 スバル「レヴォーグ」は「25年目のフルモデルチェンジ」と題し、「レガシィツーリングワゴン」の後継モデルとして2014年に初代モデルが発売されました。

 レガシィは、1989年にセダンとツーリングワゴンを設定して登場。1990年代のステーションワゴンブームの火付け役となったモデルです。

 レヴォーグの特徴は、スバルが誇る先進の安全運転支援システム「アイサイト」が挙げられます。

 欧州仕様車が、欧州の新車評価基準である「ユーロNCAP」における、2016年安全性能総合評価で最高評価の「ファイブスター」を獲得するなど、安全性能に優れたクルマとして注目を集めました。

 2020年10月15日には、レヴォーグとしては初となるフルモデルチェンジを予定しており、8月20日から予約受付が開始しています。

 上級グレードには従来のアイサイトに加え、手放しでも自動で走行するハンズオフアシストなど新機能が多数備わっている「アイサイトX」を搭載するなど発売前から話題となっています。

 これらの安全・支援機能やボディ・パワートレインを刷新した新型レヴォーグがステーションワゴン市場にどのような影響を与えるか注目されます。

●マツダ「マツダ6」

 マツダ「アテンザ」は、2019年8月にグローバルモデルで使用されている車名「マツダ6」に改名されました。

 アテンザの初代モデルは2002年に発売。ワゴンとセダンに加え、5ドアハッチバックの「アテンザスポーツ」と3タイプがラインナップされていました。

 マツダ6へと生まれ変わった際、2.5リッターガソリンターボエンジンを追加したことが話題となりました。

 安全装備では、「G?ベクタリングコントロールプラス」が全車標準装備。コーナリングを安定させる従来の機能に加え、コーナー脱出時にも車両の安定性が高まりました。

 なお、マツダは創立100周年を記念して、2020年3月から期間限定で全ラインナップにアニバーサリーモデルを発売しており、マツダ6にも設定されています。

※ ※ ※

 かつてのステーションワゴンブームは、レガシィツーリングワゴンが火付け役といわれ、各メーカーからさまざまなモデルが登場しました。

 しかし現在では、ステーションワゴンの種類は激減しています。そんななか、レガシィツーリングワゴンの後継モデルとなるレヴォーグが2代目へとフルモデルチェンジを遂げます。果たしてステーションワゴンブームは再来するのでしょうか。

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みんなのコメント

11件
  • 俺この中ならシャトルが好き。
  • レボーグって大きいのか?
    普通アウトバックだろう
    プリウスはαの方が後ろもちゃんと見えるし真っ当な車
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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