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ルーキー5人がFP1で走行。フェラーリ育成ベアマンがデビューで新人勢最速、角田車のハジャルは初F1に感動/F1第20戦

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ルーキー5人がFP1で走行。フェラーリ育成ベアマンがデビューで新人勢最速、角田車のハジャルは初F1に感動/F1第20戦

 2023年F1メキシコシティGP(メキシコGP)の金曜フリープラクティス1回目に5人のルーキーが参加、それぞれの一日について語った。

 F1を目指す若手ドライバーたちにテストの機会を与えるためのレギュレーションにより、各チームは1台につきシーズンに1回、フリープラクティスにおいて、経験のないドライバーを起用しなければならないと定められている。

F1メキシコシティGP FP2:トップはフェルスタッペン、16台が1秒以内の僅差。母国レースのペレスは初日5番手

 メキシコシティで登場したのは、以下の5人だった。

No.50 オリバー・ベアマン(ハース/ケビン・マグヌッセン車)
No.41 アイザック・ハジャル(アルファタウリ/角田裕毅車)
No.61 ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ/ピエール・ガスリー車)
No.98 テオ・プルシェール(アルファロメオ/バルテリ・ボッタス車)
No.42 フレデリック・ベスティ(メルセデス/ジョージ・ラッセル車)

■フェラーリ育成のベアマンがFP1デビュー。ルーキー勢トップタイム
■オリバー・ベアマン(ハース)
フリー走行1=15番手

 僕の最初の目標はクリーンなセッションにすることで、それを達成できたのは大事なことだった。次に、かなり早い段階で馴染むことができて、自信を持って走れるようになった。ソフトタイヤを履いて走るのは初めてだったし、ロングランも初体験だった。2回目にはもっとうまくできるだろうけど、初めてのFP1としては満足している。

 予選シミュレーションをしている時、レースシミュレーションと比べてターン1に到達するのが速かったことに、とても驚いた。

 セッションを通して、チームがアドバイスをくれた。ここは標高が高くとてもユニークなトラックなんだ。

 あっという間に終わってしまったよ。アブダビに向けてまたシミュレーションに戻る予定だ。

■ハジャルがアルファタウリでF1初走行
■アイザック・ハジャル(アルファタウリ)
フリー走行1=17番手

 人生最高の一日だ! F1カーに初めて乗った。その時間は信じられないほど素晴らしかったから、とてもハッピーだよ。手順やトラフィックなど、いろいろなことに対応するのが、最初は大変だった。難しかったけれど、すぐにリズムに乗ることができて、そうすると自信を持つことができた。

 序盤のランでは、トラフィックに遭わずにラップを走ることがなかなかできなかった。でも最後のランでは、レースペースがとても良くて一貫していたと思う。ソフトコンパウンドでも数周走ることができた。

 本当に良い経験だった。またマシンに乗る日が来るのが待ちきれない。

■旧型車でのテストの経験を役立てたドゥーハン
■ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)
フリー走行1=18番手

 本当にいいセッションで、最初のラップからすぐにマシンを快適に感じた。チームプログラムに貢献できてうれしかったよ。自分の役目として、今後のいくつかのテストアイテムに集中した。

 何ひとつ問題なくセッションを終え、トラブルフリーで走行リストのすべての項目を完了できたことが重要だ。今年を通して2021年型マシンでテストを重ねてきたので、今日に向けて準備が整っていると感じていた。そのため、良い状態で走行を始めることができたんだ。

 この機会を与えてくれたチームに感謝している。彼らは今日に向けた準備段階でも、セッション中も、僕を信頼し、サポートしてくれた。週末の残りがチームにとってどういう展開になるのか見ていくのが楽しみだ。できる限りのサポートを提供していきたい。

■ブレーキ・バイ・ワイヤのトラブルでノータイムに終わったプルシェール
■テオ・プルシェール(アルファロメオ)
フリー走行1=20番手(ノータイム)

 今日は、周回の面では十分なことはできなかったけれど、それでもこの機会を与えてくれたチームに感謝している。

 残念ながらセッション序盤の段階でブレーキシステムの問題に見舞われ、FP1において走行を重ねることができなかった。最優先事項は問題を迅速に調べることだった。

 このトラックでC43をドライブするのをすごく楽しみにしていたから、もちろん多少は悔しく思っている。でも、これもモータースポーツの一部だし、こういったことはいつでも起こり得る。それに、少なくとも問題が起きたのがプラクティス中だったので、まだよかった。

 ポジティブな点に目を向ければ、チームは素早くこの問題に対処し、セッションの合間に解決したので、午後にはバルテリがしっかり走行することができた。

 もっとこのマシンをドライブできる機会があることを願っているが、今はリザーブドライバーとしての仕事を再開するとともに、1カ月たたないうちに迎えるFIA F2の最終戦に集中していく。やるべき仕事が残っているし、自分の目標に向けて100%の力を尽くしたい。

■メルセデス育成のベスティ「チームのため貴重な情報を集めることができた」
■フレデリック・ベスティ(メルセデス)
フリー走行1=19番手

 特別な週末だ。僕にとっては夢の実現なので、このチャンスを与えてくれたチームにとても感謝している。このチームのジュニアプログラムに加入して以来、最適な結果を得るためにたくさんの仕事をしてきたし、今日に向けてシミュレーターで多くの準備を重ねてきた。

 全体的に、僕たちにとっていいセッションになった。ロングランスティントから有効な情報を得られ、プロトタイプタイヤを試し、このトラックでのデグラデーションについて理解を深めることもできた。

 僕はここでレースをしたことはない。グリップが低く、間違いなく難しいトラックだということを、実際に走ってみて感じた。今日の1時間のプラクティスにおいて、僕もチームもたくさんのことを学ぶことができた。これが日曜日に好結果を得るための良い準備になればうれしいね。

 アブダビでまたチームのためにマシンをドライブするのが待ち切れないよ。

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みんなのコメント

2件
  • Hide Nash
    熊男は逸材だからね。プルシェールがまともに走れなかったのが残念。
  • furifurigirl
    ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)

    もしやと思い調べたら、
    GP500 で5連覇のミック・ドゥーハンの息子らしい。
    収入もリスクの少なさもバイクとは大違いの自動車レースの道を歩ませていたとは賢明ですね。
    ちなみに、ローソンが出てきたときももしやと思ったが、
    そっちは違った。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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