「X5 M」/「X6 M」 3代目が発表
BMW Mは、3代目となるパフォーマンスSUV「X5 M」「X6 M」を発表。
【画像】べつの意味で最強? X5防弾車/標準車と比較 全305枚
まずは最上級モデルの「コンペティション」と呼ばれるモデルを投入する。
11月のロサンゼルス・モーターショーで実車公開が予定される。市場投入は2020年4月となりそうだ。
4.4L V8は600ps コンペティションは625ps
X5 MとX6 Mのライバルはそれぞれ、ポルシェ・カイエン・ターボ/カイエン・ターボ・クーペと言っていい。
4.4L V型8気筒ツインターボは、600psを発揮。モデルチェンジ前と比べて25psの増強となる。
X5 Mコンペティション/X6 Mコンペティションは625psに到達。最大トルクは全モデル共通で76.5kg-m。
トランスミッションは8速オートマティック。駆動方式は4WD。「アクティブMディファレンシャル」と呼ばれるトルクベクタリング・システムも標準装備する。
BMWはエンジンマウントを「きわめて強靭」と表現する。これによってレスポンスと洗練性を高めるねらいのようだ。
0-100km/hタイムはボディ形状共通で3.9秒。200km/hまでは、X5 Mが13.7秒、X6 Mが13.5秒で到達する。
X5 Mコンペティション/X6 Mコンペティションの0-100km/hタイムは3.8秒。200km/hまでは、前者が13.4秒、後者が13.2秒。
最高速度は249km/h(リミッター作動)。「Mドライバー・パッケージ」をオプション選択すれば290km/hまで引き上げられる。
燃料消費率は、モデルによって4.6-4.4km/L。CO2排出量は284-296g/km。
X5 Mコンペティション/X6 Mコンペティションには、X5 M/X6 Mでオプションのあつかいである「Mスポーツ・エグゾースト」が標準。X5 M/X6 Mの排気システムも「特別」と表現するいっぽうで、「Mスポーツ・エグゾースト」は、さらに耳を刺激するという。
シャシーもチューン トルク、リア偏重に
X5 M/X6 Mともに、シャシーもアップグレードされている。先述の「アクティブMディファレンシャル」にくわえ、「xドライブ」と呼ばれる4WDシステムは、リア偏重のパワーデリバリーに。「4WDスポーツ」と呼ばれるドライブモードを選べば、さらにリア偏重になるという。
電子制御のダンパーを組み合わせる可変サスペンションは標準装備。可変ロール・ロール・スタビライゼーションも備わる。
また、車速に応じてステアリングのアシスト量が変化する「サーボトロニック」もMモデル専用設定になる。
ブレーキシステムのセッティングも、ペダルフィールが変わる2セッティングになる。
内外装 Mモデルならではのポイント
外観は、大きなエアインテークがMモデルであること主張する。また空気抵抗をへらす工夫がなされたドアミラーやスポイラー、ディフューザー、4本出しマフラーもMモデルならでは。
ホイールは軽量アロイホイールとなる。前:21インチ/後ろ:22インチの設定だ。
コンペティション仕様は専用のレザー内装が奢られる。メーターやシートもMモデルならではの装飾となる。
BMWのスポークスマンによると、AUTOCARの本拠地がある英国には「コンペティション」以外のモデルは投入されないという。
英国価格はそれぞれ以下のとおり。
・X5 M:11万610ポンド(1465万円)
・X6 M:11万3310ポンド(1500万円)
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