現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 「スーパースポーツ・ファイル」英国ダンディの象徴。アストンマーティン・ヴァンテージ・ロードスターの骨太世界

ここから本文です

「スーパースポーツ・ファイル」英国ダンディの象徴。アストンマーティン・ヴァンテージ・ロードスターの骨太世界

掲載 2
「スーパースポーツ・ファイル」英国ダンディの象徴。アストンマーティン・ヴァンテージ・ロードスターの骨太世界

ドライバーを非日常世界へ誘う動力性能。トップスピード306km/h

 ヴァンテージはアストンマーティンの主軸となるV8エンジン搭載の2シーターFRスポーツだ。旧型V8ヴァンテージの後継車として2018年にデビュー。ソフトトップ仕様のロードスターが追加されたのは2020年2月だった。

アストンマーティンDB11の日本限定特別仕様車「W1」が登場。販売台数はわずか10台

 パワーユニットは強力。メルセデスAMGとのコラボレーションで採用された4リッターV8ツインターボは最高出力510ps、最大トルク685Nmを誇り、ZF製8速ATと組み合わされる。
 パフォーマンスは胸がすく。英国製の本格ロードスターとして超一級品である。無粋を承知で説明すると、0~ 100km/h加速は3.8秒と、クーペの0.1秒落ち。最高速はクーペより8km/h遅いだけの306km/hと発表されている。いずれもドライバーを非日常の世界へと誘う動力性能だ。

 ソフトトップは、デザインも構造も完成度が高い。オープンに要する時間はわずかに6.7秒とクラス最速レベル。クローズドも6.8秒と本当にあっという間だ。しかもコンパクト設計の利点を生かし200リッターのトランク容量を確保した。なお、重量増はクーペ比で60kg。前後重量配分はフロント48、リア52と理想的である。

官能のサウンドと絶品ハンドリング、洗練の味わい

 クーペで好評のシャシー技術の数々、アダプティブダンピングシステムやエレクトリックリアデファレンシャルは、クーペとまったく同じ構成である。
 ダンピングシステムやESPには専用チューニングが施された。当然ながらスポーツ/スポーツ+/トラックの各ドライブモードもロードスター専用設定になる。ロードスターはクーペと変わらぬダイナミックなパフォーマンスを発揮するよう丁寧に仕立てられている。

 走りは魅力たっぷりだ。まずはサウンドである。降り注ぐV8ノートの華やかさは、ジャーマンエンジニアリングの存在をかき消すかのようだ。ロードスターのドライビングをいっそうドラマティックに演出する。
 ボディ剛性は、クーペ比でわずかに落ちているようだ。だが、そのことが乗り味にある種の洗練を与えている。ドイツ製とはひと味もふた味も違う、適度にしなやかなライドフィールが体験できる。

 ロードスターの走りは、街中でも高速道路でも実に洗練されている。とはいえ、本領はスポーツドライビングにあった。510psを解き放ってのワインディングランは「最高」のひと時。硬すぎず適度に動く足回りと優秀な電子制御が、わがままなドライバーの要求にも素直に応えてくれる。
 官能的なエグゾーストノートと自在なハンドリング、これこそヴァンテージの魅力だ。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

[15秒でニュース]アウディ、中国向け新ブランド「AUDI」を発表
[15秒でニュース]アウディ、中国向け新ブランド「AUDI」を発表
レスポンス
日産のトラック『アトラス』、普通免許で運転できる新モデル登場
日産のトラック『アトラス』、普通免許で運転できる新モデル登場
レスポンス
どうすればいいの? バイクに乗っている最中に豪雨に襲われた際の対処法
どうすればいいの? バイクに乗っている最中に豪雨に襲われた際の対処法
バイクのニュース
トヨタ斬新「“2シーター”シエンタ」に反響殺到! 「動くホテル」「車中泊にいい」「売れそう」の声も! “画期的システム”搭載の「JUNO」に熱視線!
トヨタ斬新「“2シーター”シエンタ」に反響殺到! 「動くホテル」「車中泊にいい」「売れそう」の声も! “画期的システム”搭載の「JUNO」に熱視線!
くるまのニュース
ルノーが「革新的なインテリア」公開 デジタル&物理の融合 操作性向上と高級化を狙う
ルノーが「革新的なインテリア」公開 デジタル&物理の融合 操作性向上と高級化を狙う
AUTOCAR JAPAN
【山本尚貴へ】「彼を越えたくて頑張ってきた」。仲間・ライバルたちが語る王者の背中と、はなむけの言葉
【山本尚貴へ】「彼を越えたくて頑張ってきた」。仲間・ライバルたちが語る王者の背中と、はなむけの言葉
AUTOSPORT web
10年前に手に入れた人生初の愛車はメルセデス「190E」のすっぴんグレード! 豪華装備のない「アンファング」を実用車として乗り続けていきます
10年前に手に入れた人生初の愛車はメルセデス「190E」のすっぴんグレード! 豪華装備のない「アンファング」を実用車として乗り続けていきます
Auto Messe Web
東京海上日動、自動車ディーラーなど顧客連絡先不明の保険代理店を新たに5社確認 合計122社に
東京海上日動、自動車ディーラーなど顧客連絡先不明の保険代理店を新たに5社確認 合計122社に
日刊自動車新聞
バイクのヤマハが医療分野にも参入、ロボット技術活かし「細胞研究のベストパートナーに」
バイクのヤマハが医療分野にも参入、ロボット技術活かし「細胞研究のベストパートナーに」
レスポンス
ガソリン補助金、2025年1月以降も継続、上限「185円」に引き上げへ[新聞ウォッチ]
ガソリン補助金、2025年1月以降も継続、上限「185円」に引き上げへ[新聞ウォッチ]
レスポンス
スズキ新型「スイフト“8R”」初公開! SUZUKI文字ロゴがスゴイ「バイク仕様」!? イエロー×ブラックのボディが超カッコイイ「スポーティコンパクト」伊国で披露
スズキ新型「スイフト“8R”」初公開! SUZUKI文字ロゴがスゴイ「バイク仕様」!? イエロー×ブラックのボディが超カッコイイ「スポーティコンパクト」伊国で披露
くるまのニュース
「25年2月から歩行者の信号無視」が違反にならない? なぜ? 現在3.8万円の罰金だが… 安全と人種差別の問題が混在! NYで何が起こっているのか
「25年2月から歩行者の信号無視」が違反にならない? なぜ? 現在3.8万円の罰金だが… 安全と人種差別の問題が混在! NYで何が起こっているのか
くるまのニュース
使うタイミングが難しい!? クイックシフターは、どんなメリットがある?
使うタイミングが難しい!? クイックシフターは、どんなメリットがある?
バイクのニュース
ホンダが斬新「スゴいCR-V」公開! 800馬力の「V6×ツインターボ」搭載した“超パワフル”仕様!「野獣」を名乗る“超異端モデル”米国で登場!
ホンダが斬新「スゴいCR-V」公開! 800馬力の「V6×ツインターボ」搭載した“超パワフル”仕様!「野獣」を名乗る“超異端モデル”米国で登場!
くるまのニュース
ダイハツが「“斬新”軽トラ」実車展示へ! 「荷台がめちゃ伸びる」“ながーーい”軽トラが再登場! 超「画期的なロングボディ」でラリーをサポート! SPKとWRC参戦へ
ダイハツが「“斬新”軽トラ」実車展示へ! 「荷台がめちゃ伸びる」“ながーーい”軽トラが再登場! 超「画期的なロングボディ」でラリーをサポート! SPKとWRC参戦へ
くるまのニュース
ロイヤルエンフィールド「ショットガン 650」ベースのカスタムバイクを世界初公開! カスタムの祭典「32nd YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW 2024」でお披露目
ロイヤルエンフィールド「ショットガン 650」ベースのカスタムバイクを世界初公開! カスタムの祭典「32nd YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW 2024」でお披露目
バイクのニュース
無人のフォーミュラマシンが鈴鹿を激走! なぜこんな挑戦をする必要があるのか「A2RL」のCEOに直撃した
無人のフォーミュラマシンが鈴鹿を激走! なぜこんな挑戦をする必要があるのか「A2RL」のCEOに直撃した
WEB CARTOP
「ドゥカティ史上最軽量の54.5kg!」の890ccV2登場! 最高出力120psで新型パニガーレV2/ストリートファイターV2に搭載
「ドゥカティ史上最軽量の54.5kg!」の890ccV2登場! 最高出力120psで新型パニガーレV2/ストリートファイターV2に搭載
モーサイ

みんなのコメント

2件
  • アブク銭が入った時、買って乗っててもランボルギーニとかみたくバカっぽく見えないのが魅力。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村