■独自の最強仕様は日本にない「ハイブリッド」!?
トヨタの米国法人は、2023年9月9日に開催された「ランクルフェスト」において、新型「ランドクルーザー250(米国名:ランドクルーザー)」の実車を展示しました。
日本で発売予定の新型ランドクルーザー250とはパワートレインなどの仕様が異なるため、多くの反響の声が寄せられています。
【画像】「えっ…!」これが独自仕様の最強な新型「ランクル250」です! 画像で見る(50枚以上)
ランクルフェストは、米国にあるトヨタ「ランドクルーザー」シリーズの歴史博物館「Land Cruiser Heritage Museum(ランドクルーザーヘリテージミュージアム)」で行われました。
アメリカ・ユタ州ソルトレイクシティにあり、ほぼすべての世代の仕様のランドクルーザーシリーズが展示されているといいます。
ここで実車をお披露目した新型ランドクルーザー250は、1990年に派生モデルとして登場した「ランドクルーザープラド」の系譜を引き継ぐ新型モデル。
新型ランドクルーザー250の位置づけは、ランドクルーザープラドと同様の「ライトデューティ」シリーズですが、モデルチェンジを重ねるごとにやや高級路線へと寄っていたコンセプトを見直し、人々の生活と実用を支えるランクルの本質に原点回帰させたとトヨタは説明します。
ボディサイズは、全長4925mm×全幅1980mm×全高1870mmでホイールベースは2850mmと、4代目ランドクルーザープラドと比較すると大幅に拡大しています。
プラットフォームには、現行「ランドクルーザー300」と同じGA-Fプラットフォームを採用し、オフローダーとしての基本性能を大幅に向上させています。
日本仕様に搭載されるパワートレインは、最高出力204馬力を発揮する2.8リッターディーゼルターボエンジン+8速ATの組み合わせと、最高出力163馬力を発揮する2.7リッターガソリンエンジン+6速ATの組み合わせを用意します。
ディーゼルモデルが8速ATに多段化された以外は、基本的に従来のランドクルーザープラドと同じパワートレインを継承するものです。
日本では2024年前半の発売を予定しており、価格やグレードラインナップといった詳細は明らかになっていません。
一方米国では、日本にはラインナップされない2.4リッターターボエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステム(T24A-FTS)に、8速ATを組み合わせ、システム最高出力330馬力、最大トルク630Nmを発揮する「最上級」パワートレインが用意されます。
トヨタでは「オフロードはもとより、発進から登坂・トーイング時まで全域でワンランク上の加速性能と環境性能を両立」したパワートレインだといい、主に北米と中国市場向けに設定される予定です。
そんな最上級パワートレインの新型ランドクルーザー250 米国仕様モデルに対し、SNSなどでは様々な意見が集まっています。
なかでも「300馬力超えのハイブリッドは気になる」「パワフルなのにエコとか最強すぎる」など、米国独自の最上級パワートレインに興味を示すコメントが多く見られます。
そして「日本にも追加設定で入れて欲しい」とする意見もあるようです。
こうした日本仕様の設定に対し「残念です」「新型なのに(従来の)プラドと一緒なのか」などと疑問を持つ声も見られました。
一方で「ランクル300とカブるから出ないだろうな」「価格がランクル300と大差ない感じになりそう」と、兄貴分であるランドクルーザー(ランクル300)との競合により、日本では売られることはないだろうなどと、冷静に予想する声も目立ちます。
また「納期がどこまで伸びるのか」「価格はいくらくらいに上がるのだろう」など、今後の動向を気にするコメントも多く、新型ランドクルーザー250の注目度は、非常に高いようです。
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みんなのコメント
やはり、トヨタの目線はもう海外中心に向いているんでしょうかね。