自分を磨かねば！ と思わせてくれる、憧れのレンジローバー・ヴェラール＜藤本えみり/Emiri Fujimoto＞

みなさん、こんにちは。FMヨコハマ ザ・モーターウィークリーDJの藤本えみりです。
レンジローバーファミリーに新たに加わった、「レンジローバー・ヴェラール」。今年(2017年)の秋に軽井沢で行なわれた試乗会に参加してきました！

ヴェラールは、ラージサイズの「レンジローバー・スポーツ」と、コンパクトサイズの「レンジローバー・イヴォーク」の間に位置する、ミッドサイズの新しいラグジュアリーSUVです。

試乗前、ジャガー・ランドローバー・ジャパンの方による車両説明の中で、「このVELAR(ヴェラール)という名前は、初代レンジローバーのプロトタイプのコードネームとして使われていたもので、次のエポックが始まっていく前衛たるクルマという想いが込められている」というお話がありましたが、このクルマを最初に見た時、その革新的なデザインに驚きました。

シンプルで、すっきりとしたデザインのエクステリア。ドアハンドルもドアパネルに格納され、ボディと一体化されているんです。まるで、一粒の雫のような印象でした。

さらにインテリアは、もっとシンプルなんです。物理的なスイッチは3つだけ！必要最低限なものだけを取り入れることで、誰にでも使いやすく、また、居心地良く安らげる空間になっていました。

また、ヴェラールは、レンジローバーのラグジュアリーさを受け継ぎながら、「還元主義」という考えも入っていて、シートの素材は、「人工スエード」を使っているんです。高級車といえば「リアルレザー」を使っているクルマが多いのかなと思っていたけど、「ペットボトルをリサイクルした、人工のスエードを使っている」と知って驚きました。

人工スエードは、レザーを使うよりも値段が高くなるそうですが、環境に配慮した今の時代に合わせて、新たな価値観を教えてもらった感じです！

そしてこの日試乗したのは、3.0L V6のガソリンエンジン車。
(その他にも、2.0L直列4気筒のガソリンとディーゼルがあります)

全長4820mm×全幅1930mm×全高1685mmのサイズは「日本の道路だと、ちょっと大きいかな？」と思いましたが、運転していると、その大きさを全く感じることなく、気持ちよく運転できました。しっかりとした安定感があるからかな？

浅間山に向かうワインディングもスイスイと軽快に運転していけるし、アクセルのレスポンスが最高に良くて、踏むだけで気持ちいいんです(笑)。
走っていてホントに楽しかった！
また、高級車ならではの最新技術も満載でした。

私が気になったのは、LEDヘッドランプ。対向車や前方車にハイビームが当たらないように、個々のLEDを調整して視界を照らしてくれるというもの。運転している人の目の疲れを減らせるようにと、自然光に近いものを使っているところにも、このクルマの「優しさ」を感じました。

「シンプル」、「機能的」、そして今の時代に合わせた「還元主義」という新しいラグジュアリーの形。ランドローバーは、新たな価値観を与えてくれるブランドなんだな～と思うと、より一層、憧れちゃいます。

いつか、私がこのクルマを所有できるなら、それまでにまず自分自身を磨いておかないと！そんな風に、自分を高めようと思わせてくれるクルマでした。
秋の軽井沢に「ノースリーブ」で来るようではお話にならないですが…(笑)。