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【MT車特集】3ペダルで乗りたい!いま買いやすいMT車は?

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【MT車特集】3ペダルで乗りたい!いま買いやすいMT車は?

中古車購入ガイド [2023.03.23 UP]


【MT車特集】3ペダルで乗りたい!いま買いやすいMT車は?
 年々少なくなっている3ペダルのMT車。読者の身のまわりのドライバーも、AT限定というひとは少なくないだろう。でも、免許があるならMT車に乗るのも楽しいはず。そこで今回は、いま中古車で買えるMT車を4モデルピックアップし、相場を探っていきたい。

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マニュアル車とは?
 アクセル、ブレーキに加えてクラッチペダルを有するクルマのこと。広義では、自動で変速操作を行うシーケンシャルMTやデュアルクラッチ式MT(例:DSG)も含むが、免許が必要なのはあくまで3ペダル(クラッチペダル付きのクルマ)であること。そのためAT限定免許でもシーケンシャルMTなどは運転可能となっている。90年代頃までは、多くの車にMT車が設定されていた。しかし2000年代に入るとその数は激減し、代わりにAT車でも自在に変速可能なものやCVTなど、新しいトランスミッションが増えてきた。とはいえ、ダイレクトなドライブフィールは3ペダルでしか味わえないのも事実で、そこにこだわってクルマ選びをするユーザーも少なくない。


トヨタ 86(先代)
 MT車に乗るならスポーツカーを選びたい……そんなひとにオススメしたいのが先代トヨタ86。2012年に登場し、多くのクルマファンを魅了してきたクルマだ。全長4240mm、全幅1775mm、全高1300mm(2012年式/G)のコンパクトなボディで、車両重量は1230kg(6速MT)に抑えられている。パワートレインは、スバル製の2.0L 水平対向4気筒を搭載し、6速MTまたは6速ATを組み合わせる。2ドアクーペながらも後部座席を備え、実用性も悪くない。

 中古車は、物件豊富で探しやすい。全体の中古車平均価格は200万円。初期型ならば100万円台前半の物件も目立ち、スポーツカーのなかではリーズナブルに買える1台となっている。特に中間グレード「GT」が最も多く、本革シートを与えた「GTリミテッド」がそれに続く。MT/ATの比率は、49:51と、ほぼ半数がMT車。相場は、MT車のほうが若干高めとなっているが、MT車を選びやすいクルマとしてイチオシのモデルといえよう。


マツダ デミオ
 2014年9月にモデルチェンジを受け、4代目となったデミオ。先代から走りに定評があったが、この世代も安定感のある走行性能が特徴。ライバルと大きく異なるのは、ディーゼル車が設定されること。パワートレインとして1.3L 直4ガソリンに加えて1.5L 直4ディーゼルターボを設定したのがトピック。トランスミッションは6速ATに加え、ガソリン車(1.3L)には5速MT、ガソリン車(1.5L)とディーゼル車には6速MTも設定される。実用車ながらも、運転を積極的に楽しめるのがデミオの大きな魅力となっている。

 人気モデルゆえ、中古車物件が豊富で非常に買いやすくなっている。ガソリン、ディーゼルどちらも買いやすい状況だ。ガソリンは「13S ツーリング」、ディーゼルは「XD ツーリング」が物件豊富で、中古車平均価格はそれぞれ109万円、97万円となっている。MT車の割合は、全体の1割以下と少ないが、母数が多いためじっくり探せば見つかる。走りにこだわるなら、モータースポーツベース車の「15MB」をねらってみるのも手だ。


スズキ ジムニー
 軽自動車の本格クロスカントリーとして知られるスズキ ジムニー。1970年に初代が登場して以来、根強い人気を誇るクルマである。現行型の登場は2018年7月で、「FRレイアウト」、「副変速機付きパートタイム4WD」、「3リンクリジッドアクスル」というジムニーの伝統を継承しつつ、ラダーフレームを一新して走りの質感を大幅にグレードアップしたのが特徴。パワートレインはR06A型の直3ターボを搭載し、5速MTまたは4速ATを組み合わせている。また、普通車のジムニーシエラも存在し、こちらは1.5L 直4ターボを搭載。ボディサイズもひとまわり大きくなっている。

 登場からおよそ5年が経過したことで、物件数が充実してきた。なかでも、LEDヘッドランプや16インチアルミホイールを装着した上級グレード「XC」が最も多く、逆にエントリーグレードの「XG」は探しにくい状況となっている。中古車平均価格は、ジムニーが226万円、ジムニーシエラが270万円と高値をキープしているが、100万円台の物件もそれなりに目立つ。MT/ATの比率は25:75となっており、全体の3割弱がMT車で占めている。

アウディ S1/S1スポーツバック

 国産車だけでなく、輸入車も3ペダルMT車は多い。なかでもホットハッチ系はMT車を設定するモデルが多いので注目したい。今回ピックアップするのは2014年にデビューしたアウディS1とS1スポーツバック。前者が3ドア、後者が5ドアという違いがるが、パワートレインは基本的に同一。いずれも231馬力の2.0L 直4ターボを搭載し、6速MTを組み合わせる。AT車の設定はなく、すべてMT車となるので3ペダルにこだわるなら注目したい。駆動方式は4WDで、コンパクトなボディながらも安定感のある走りも魅力である。

 デビュー当時の新車価格は410万円/443万円(S1/S1スポーツバック)だったが、現在の中古車平均価格は255万円(S1/S1スポーツバック合計)と、半額近くまで下がっている。なかには100万円台後半の物件も存在し、以前と比べてグッと買いやすくなっている。S1、S1スポーツバックともに物件数は同程度となるが、どちらもそれほど多くない。やや探しにくさはあるものの、3ペダルで楽しめるホットハッチとしては検討すべき1台といえそうだ。

※中古車平均価格は2023年3月時点のデータ。


まとめ
 今回は、3ペダルのMT車をピックアップして紹介した。スポーティモデルが中心となるが、それ以外にもMT車が設定されている。特にトヨタ、マツダ、ポルシェなどはMT車を選べることが多い。ただし、中古車で購入する場合は、必ずしも希望のトランスミッションを選べるケースは稀。スポーツカーでもAT車の割合が多く、乗用車ならばその数はかぎられていることも頭に入れてクルマ選びをしよう。

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みんなのコメント

4件
  • 〉普通車のジムニーシエラも存在し、
    こちらは1.5L 直4ターボを搭載。


    シエラは、ターボを搭載しておりません。
  • 白い軽トラ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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