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BMW Mの主力モデル『M3セダン』『M4クーペ』に、初の4輪駆動バージョン“M xDrive”が登場

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BMW Mの主力モデル『M3セダン』『M4クーペ』に、初の4輪駆動バージョン“M xDrive”が登場

 2021年1月に導入開始となった最新の“Mハイ・パフォーマンス・モデル”である『BMW M3セダン/M4クーペ』に、溢れるトルクを路面にしっかりと伝える両モデル史上初の4輪駆動システム“M xDrive”を採用した『BMW M3 Sedan/M4 Coupe Competition M xDrive(コンペティション・エム・エックスドライブ)』が登場。この9月3日より発売開始となっている。

 クーペ版『M4』のベースとなった『4シリーズ』先行デビュー時にも話題を呼んだ迫力ある縦型の大型キドニー・グリルを採用し、エンジンの高出力化にあわせて冷却性能を高める大型エアインテークが目を引く『BMW M3セダン/M4クーペ』は、おなじみとなったコンペティショルモデルに加えて、新たに“Track Package(トラック・パッケージ)”も設定された。

新世代キドニー採用の新型『BMW 4シリーズ・グランクーペ』登場。高性能“M”モデルも設定

 両モデルともにM専用となるサイド・ギル、ドア・ミラー、ダウンフォースを獲得するためのリアスポイラーを標準装備し、リヤを眺めれば迫力のあるMスポーツ・エキゾースト、空力特性を向上させるディフューザー、そしてよりワイド化されたトレッドを採用し、サーキットでのパフォーマンスを高めている。

 一方のインテリアでは、Mスポーツ・シートやMロゴが輝くドアシル、Mモデル専用にデザインされたメーターパネル、M専用ステアリングを採用。よりスポーツ走行に適したMカーボン・バケット・シートもオプションとして用意される。

 その生命線とも言えるパワートレインは、標準仕様となる最高出力480PS/6250rpm、最大トルク550Nm/2650-6130rpmの直列6気筒BMW Mツインパワー・ターボ・ガソリンに対し、それぞれ510PS/6250rpm、650Nm/2750-5500rpmまで出力を高めた高出力版を標準としている。

 M3セダン/M4クーペに追加された今回のモデルは、M専用4輪駆動システム“M xDrive”を搭載し、そのパワーを余すところなく路面に伝達する高いダイナミクス性能を有するのが特長だ。

■後輪駆動の『2WDモード』を備え、操作する歓びをダイレクトに味わうことも可能

 この進化したインテリジェント4輪駆動システムは、Mモデル専用に開発された制御システム『ドライビング・ダイナミクス・コントロール』によって制御され、車両の安定走行をサポートするDSC(ダイナミッック・スタビリティ・コントロール)との協調もあり、基本設定の『DSCオン・4WDモード』で、Mモデル特有の俊敏性を存分に発揮する。

 さらにMダイナミック・モード(MDM、4WD Sport)ではリヤアクスルへの駆動トルク配分が増加し、リヤホイールのスリップ許容量が大きくなることで、より多様なハンドリングを楽しむことが可能となっている。

 加えてDSCオフ時に選択可能な『4WDモード』『4WD Sportモード』『2WDモード』もあり、このうち『4WDモード』ではもっともバランスの良いコントロールとトラクションの組み合わせとなり、『4WD Sportモード』ではより高い精度のステアリング特性と力強いトラクションが組み合わされる。

 そして熟練したドライバーのために用意された設定として後輪駆動の『2WDモード』も備えられ、クルマの挙動を制限する制御システムの介入を断ち、ドライバー自らが車両を操作する歓びをダイレクトに味わうことが可能になった。

 両モデルの基本設定はコンペティションモデルになるものの、さらにスパルタンな“Track Package”仕様では、運動性能をより高めるため先進安全機能を装備しないことで約25kgの軽量化を実現する一方、Mドライバー・パッケージ、Mカーボン・セラミック・ブレーキ、Mカーボン・バケット・シート、Mドライバー・パッケージ等を標準装備とすることで、よりサーキット走行を意識したモデルとしている。

 セダンの『M3』は右ハンドル仕様のみ、クーペの『M4』には左右ハンドルが用意され、価格は『BMW M3 Sedan Competition M xDrive』が1354~1466万円(税込)。『BMW M4 Coupe Competition M xDrive』が1378~1490万円(税込)となっている。
BMW カスタマー・インタラクション・センター:フリーダイヤル:0120-269-437
BMW インターネット・ウェブサイト:http://www.bmw.co.jp

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