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ホンダが11代目となる新型アコードを発売。車両価格は544万9400円に設定

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ホンダが11代目となる新型アコードを発売。車両価格は544万9400円に設定

 ホンダは2024年3月8日、新世代サルーンの新型アコードを発売した。グレードはアコードe:HEVのみをラインアップし、車両価格は544万9400円に設定する。

 今回の全面改良で11代目に移行する新型アコードは、グランドコンセプトに「Driven by My ACCORD ~相棒アコードとより高みへ~」と掲げ、セダンを根本から問い直して、時代が要請する先進テクノロジーの採用による安全性の向上やインフォテインメントシステムのアップデート、内外装の大幅刷新などを果たしたことが特徴である。

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 まずパッケージングの面では、2830mmのホイールベースと1450mmの全高は先代モデルを踏襲しながら、全長を75mm、リアトレッドを10mmそれぞれ延長することで(全長4975×全幅1860mm、トレッド前1590×後1615mm)、いっそうロー&ワイドなフォルムで安定した佇まいを創出する。また、水平基調のインストルメントパネルによって視覚的ノイズを少なくし、運転に集中できる視界を実現した。

 エクステリアについては、より力強いノーズと伸びやかで流麗なフォルムを採用して、堂々としたセダンスタイルを構築。また、フルLED化した薄型フロントヘッドライトおよびアクティブコーナリングライトと横一文字のリアコンビネーションランプなどによって、ワイドな印象を強調する。さらに、サイドシルにブラックガーニッシュを施してボディパネルの上下幅を短く見せることで、ボディの長さをより強調し、合わせて傾斜したリアピラーによってフロントノーズからリアエンドまでスムーズにつながるスリークなスタイリングを具現化した。足もとには、マッドブラック+切削の18インチノイズリデューシングアルミホイールと235/45R18 98Wタイヤを装着。ボディカラーはプラチナホワイトパール、クリスタルブラックパール、メテオロイドグレーメタリック、イグナイトレッドメタリック、キャニオンリバーブルーメタリックという計5色をラインアップしている。

 内包するインテリアは、水平基調のデザインや統一感のあるブラック基調のコーディネートを導入し、また手に触れやすい部分にソフト素材を使用して上質な仕上げを行い、心地良くくつろげる室内空間を提供する。また、インパネラインやドアラインなどに施されるLEDマルチカラーのアンビエントライトを標準装備し、7色から好みの色を設定することが可能。装備面では、インテリジェントデュアルフルオートエアコンディショナー(左右独立温度/GPS制御偏日射コントロール式、プラズマクラスター技術搭載)やワイヤレス充電器、運転席&助手席8ウェイパワーシート(スライド/リクライニング/ハイト前・後)、スムースレザーインテリア(本革シート)、リアドアサンシェード、BOSEプレミアムサウンドシステム(12スピーカー)などを採用した。

 HMI(Human Machine Interface)の進化もトピックで、12.3インチHonda CONNECTディスプレーや10.2インチフルグラフィックのバイザレス液晶メーター、11.5インチ相当の大型ヘッドアップディスプレーを採用して、使いやすさと見やすさを向上させたインターフェースを実現する。また、1つのダイヤルで複数の機能の操作ができる「エクスペリエンスセレクションダイヤル」を国内のホンダ車として初めて採用。ユーザーごとにエアコンの温度設定、オーディオソース、照明などの車内機能を一括設定することも可能で、パーソナライズされたお気に入りの車内空間を演出した。一方でコネクティッドの面では、国内のホンダ車として初採用となる車載向けコネクテッドサービス「Googleビルトイン」を搭載。Googleアシスタント、Googleマップ、Google Playなどが車内で使用でき、ユーザーのモビリティライフをより便利で快適にする。また、Googleマップはメーターパネルに表示することも可能とした。

 パワートレインに関しては、2.0L直噴アトキンソンサイクルエンジンのLFD型1993cc直列4気筒DOHC16Vユニット(最高出力147ps/6100rpm、最大トルク18.6kg・m/4500rpm)と高出力のH6型モーター(最高出力135kW/5000~8000rpm、最大トルク335Nm/0~2000rpm)、リチウムイオンバッテリーを採用した新開発2モーター内蔵電気式CVTを組み込むスポーツe:HEVを搭載。最大トルクを大きく向上させながら優れた静粛性を実現し、e:HEVの上質で爽快な走りに磨きをかける。また、ドライブモードとしてINDIVIDUALモード/SPORTモード/NORMALモード/COMFORTモード/ECONモードを設定。減速セレクターは先代モデルの4段から6段へと多段化し、最大減速度を大幅に高めるとともに、より自在な減速度コントロールを実現する。減速段を最高段である6段に固定すれば、加減速のほとんどをアクセルペダルだけで行うことも可能である。さらに、最適な走りを提供するAUTOモードと静粛な走行が可能なEVモードを切り替えるEVスイッチに、ガソリン走行中にバッテリーを充電するチャージモードを追加した。

 シャシー面については、新開発の「モーションマネジメントシステム」を国内向けのホンダ車として初めて組み込んだことが注目点。コーナリング時にスムーズな車両挙動を支援する電子制御システム「アジャイルハンドリングアシスト」に、新たに「前荷重制御」の技術を加えて、滑りやすい雪道や雨で濡れた路面から、市街地やワインディングなどでの一般走行まで、さまざまな走行シーンでドライバーの思い通りに運転するのを支援する。

 先進安全運転支援システムについては、最新の全方位安全運転支援システム「Honda SENSING 360(ホンダ センシング サンロクマル)」を日本向けとして初搭載。約100°の有効水平画角を持つフロントセンサーカメラに加えて、フロントレーダーと各コーナーに計5台のミリ波レーダーを装備することによって、360°センシングを実現する。また、従来のHonda SENSINGの機能に、前方交差車両警報、車線変更時衝突抑制機能、車線変更支援機能を追加し、より安心・安全な運転環境を成し遂げた。さらに、車両周辺の死角をカバーし、交通事故の回避やドライバーの運転負荷の軽減をサポートする全方位安全運転支援システム「Honda SENSING 360+(ホンダ センシング サンロクマルプラス)」をアコードに搭載して2025年に発売すると予告。既存のHonda SENSING 360の機能に、ハンズオフ機能付高度車線内運転支援機能、レコメンド型車線変更支援機能、カーブ路外逸脱早期警報、降車時車両接近警報、ドライバー異常時対応システムを加えて、全ての人が心から安心して自由に移動できるとともに、「積極的に出かけたい」「もっと遠くまで行きたい」と思えるようなクルマの提供を目指すという。

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みんなのコメント

11件
  • xfi********
    いろいろ言いたいことはあるが、選択肢を残してくれたことには礼を言う。
  • ハンセン
    レジェンドとして、売れば。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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