ロード・アメリカで行なわれた2021年のインディカー・シリーズ第9戦は、アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ)が優勝を手にした。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン)は8位だった。
このレースを支配したのは、ペンスキーのジョセフ・ニューガーデンだった。ニューガーデンは55周のレースのうち、32周でラップリードを記録。エド・ジョーンズ(デイル・コイン)のスピンにより52周目にフルコースコーションとなった際にも、首位に立っていた。
■ケビン・マグヌッセン、ロード・アメリカ戦でインディカーデビュー。負傷したローゼンクヴィスト代役
しかし残り2周でレースがリスタートした際、ニューガーデンのマシンにはギヤボックストラブルが発生してしまう。これによりうまくギヤチェンジができなくなったニューガーデンは、「邪魔にならないように努めた」と語るよう徐々にポジションを落とし、結局21位でのフィニッシュとなった。
優勝したパロウはレース中2~4番手の間を安定して走っていた。そしてオリバー・アスキュー(エド・カーペンター)が最後のピットストップを行なったことで2番手に浮上した直後に前述のフルコースコーションとなった。そしてリスタート後、トラブルにより後退するニューガーデンを尻目に首位に浮上し、そのままチェッカーを受けた。
パロウはこれで開幕戦に次ぐ今季2勝目。5回目のトップ3フィニッシュとなり、獲得ポイントを349ポイントに伸ばして、ランキング首位に返り咲いた。
2位にはコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート)、3位にはウィル・パワー(ペンスキー)が入った。
ランキング首位でこのレースに挑んだパトリシオ・オワード(アロー・マクラーレンSP)は9位フィニッシュ。獲得ポイントを伸ばせず、パロウにランキング首位を奪われることになった。
レイホール・レターマン・ラニガンの佐藤琢磨は20番手からスタート。レース序盤には接触しダメージを負うシーンもあったが、コーション中にほとんどのマシンがピットストップを行なったタイミングでステイアウトを選択したこともあり、31~32周目にはラップリードを奪う。この戦略で大きく順位を上げた佐藤は、最後のピットストップを終えた後にはファステストラップを記録するなどして追い上げ、残り2周のリスタート後は複数台のマシンをオーバーテイク……8位でチェッカーを受けることになった。
佐藤はチームのプレスリリースに、「チームが素晴らしい戦略を駆使して上位に浮上するきっかけを作ってくれた」、「最終的に8位でフィニッシュできたことは、スタートポジションを考えれば素晴らしい結果だったと思う」とコメントしている。
なお負傷したフェリックス・ローゼンクヴィストの代役として、アロー・マクラーレンSPからインディカーデビューを果たしたケビン・マグヌッセンは、コースオフを喫して34周目にリタイアしている。
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