現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 見た目はキレイ、だけど“厄介者”なラリージャパンの落ち葉と苔。地元民のトヨタ勝田貴元「濡れるとかなり滑る」

ここから本文です

見た目はキレイ、だけど“厄介者”なラリージャパンの落ち葉と苔。地元民のトヨタ勝田貴元「濡れるとかなり滑る」

掲載 1
見た目はキレイ、だけど“厄介者”なラリージャパンの落ち葉と苔。地元民のトヨタ勝田貴元「濡れるとかなり滑る」

 今年も秋の日本に世界ラリー選手権(WRC)がやってきた。燃える紅葉を背に、世界最高峰のラリーカーが愛知県と岐阜県をまたいで走り抜ける。

 WRCカレンダーにあるラリーとは雰囲気も異なり目にも新しいラリージャパンだが、写真映えする落ち葉や苔は、ドライバーにとって“厄介者”のようだ。

■目指すは2年連続“トヨタ打倒”! ヒョンデWRC代表アビテブール「ラリージャパンでは誰もがミスしかねない」

 TOYOTA GAZOO Racingの勝田貴元は、濡れた落ち葉や識別が難しい黒い苔に足を取られないよう警戒している。

 大会2日目となる11月17日(金)は朝から降雨が予想されており、伊勢神トンネルや稲武ダム、設楽町でのSSはウエットコンディションになる可能性が高い。

「落ち葉が一番不安です。落ち葉は濡れると路面にへばりついてしまい、その上をマシンが走れば走るほどペースト状になり、より滑りやすくなります」

 勝田はそう語る。

「インカットが必要になるセクションはありませんが、その落ち葉がすごく厄介になると思います。そこがかなり不安ですね」

「僕らがステージを走り出す明日の朝方に雨が降ると言われています。そうなってくると、(ドライバーが走行する前にコースを確認する)グラベルクルーが走る時間帯は雨がそれほど強く降っていない状態になりますので、一番厄介ですね」

 また勝田は次のように続ける。

「(落ち葉の量は)間違いなくレッキ以上に増えると思うので、未知数です。予想するしかありませんが、限界もあります。あとはステージを走りながらアジャストしていくしかありません」

 ラリージャパンで警戒する点について落ち葉を挙げた勝田だが、路面そのものは十分に整備されていると語った。

「一概にヨーロッパと日本の差を言うのは難しいですが、今年実際に行なったターマックラリーに比べると、日本の方が親切に作ってくれているという印象があります」と勝田は続ける。

「日本は狭くなったり広くなったりと状況は変わりつつも、同じようなターマックのセクションが長く続いてくれます。他のラリーではコーナーによってターマックが違ったり、コーナーのイン側とアウト側で違ったりということがあります。そういうコーナーが多いためグリップレベルも変化しますが、日本では違いやストレスなく走ることができます」

「ただ林道に入ると、落ち葉や苔が出てくるので、そこはやはり日本特有の難しさです」

 なお、愛知県で生まれ育った勝田だが、地元戦というアドバンテージはそれほど多くないと言う。

 他のドライバーよりも日本の公道に関する情報や経験があるのでは? と尋ねられた勝田は「そうだとは思いません」と笑いながらに答え、次のように続けた。

「どうなるかは分かりません。分かっているのは、かなり滑りやすいということです。ターマックのある地点では黒い苔が生えていて、どれほど滑りやすいかが変わっていきます。苔は普通緑色ですが、黒い苔もあるんです。理由は分かりませんがね」

こんな記事も読まれています

大ヒット予想!! マツダ[新型CX-5]が超絶進化! ハイブリッドモデル登場でしかも安いなら期待大!!
大ヒット予想!! マツダ[新型CX-5]が超絶進化! ハイブリッドモデル登場でしかも安いなら期待大!!
ベストカーWeb
3万7000台も売れたロールス・ロイス! 10年の予定が30年以上も貢献した「シルバーシャドウ」とは一体どんなクルマだった?
3万7000台も売れたロールス・ロイス! 10年の予定が30年以上も貢献した「シルバーシャドウ」とは一体どんなクルマだった?
Auto Messe Web
トヨタのラリー育成は4名全員がプログラム継続。3期生の松下、後藤はラリー3にステップアップ
トヨタのラリー育成は4名全員がプログラム継続。3期生の松下、後藤はラリー3にステップアップ
AUTOSPORT web
新生EVツーリングカーの2年目に向け、2025年STCCカレンダー発表。ヨーテボリ市街地を含む全5戦に
新生EVツーリングカーの2年目に向け、2025年STCCカレンダー発表。ヨーテボリ市街地を含む全5戦に
AUTOSPORT web
なぜ「モータースポーツ新会社」設立? GRとは違う「TGR-D」誕生!? トヨタ会長が語る会社分割の狙いとは
なぜ「モータースポーツ新会社」設立? GRとは違う「TGR-D」誕生!? トヨタ会長が語る会社分割の狙いとは
くるまのニュース
エリーゼを「徹底」レストモッド! アナログ・オートモーティブ・スーパースポーツへ試乗 ローバーKは維持
エリーゼを「徹底」レストモッド! アナログ・オートモーティブ・スーパースポーツへ試乗 ローバーKは維持
AUTOCAR JAPAN
ベントレーがストリート感漂う「PICANTE」とコラボしカプセルコレクションを発売! テーマは「旅」…懐メロも入ったプレイリストも公開中
ベントレーがストリート感漂う「PICANTE」とコラボしカプセルコレクションを発売! テーマは「旅」…懐メロも入ったプレイリストも公開中
Auto Messe Web
2025年のMotoE暫定カレンダーが発表。ハンガリー大会が新たに追加も年間7大会14レースに減少
2025年のMotoE暫定カレンダーが発表。ハンガリー大会が新たに追加も年間7大会14レースに減少
AUTOSPORT web
「早く月曜日になってくれ」勝田貴元が明かすシート喪失の重圧と、来季決定の瞬間/ラリージャパン
「早く月曜日になってくれ」勝田貴元が明かすシート喪失の重圧と、来季決定の瞬間/ラリージャパン
AUTOSPORT web
2025年ジャパンカップのエントリー受付がスタート。3月にはプレシーズンテストも開催へ
2025年ジャパンカップのエントリー受付がスタート。3月にはプレシーズンテストも開催へ
AUTOSPORT web
“エンジンルーム”に「謎のスピーカー」搭載!? なんのため? 新型「Gクラス」に備わるユニークな機能とは
“エンジンルーム”に「謎のスピーカー」搭載!? なんのため? 新型「Gクラス」に備わるユニークな機能とは
くるまのニュース
“オーバーフェンダー”が高性能車の証! メルセデスAMGのド迫力クーペ「CLE53」はサーキットも視野に入れた「生まれながらの武闘派」
“オーバーフェンダー”が高性能車の証! メルセデスAMGのド迫力クーペ「CLE53」はサーキットも視野に入れた「生まれながらの武闘派」
VAGUE
次期型BMW iX3 「ノイエ・クラッセ」初のモデル、試験生産開始 2025年投入
次期型BMW iX3 「ノイエ・クラッセ」初のモデル、試験生産開始 2025年投入
AUTOCAR JAPAN
ブガッティが家具ショップをオープン! タイムレスな芸術性の高いインテリアの名前に「シロン」!? ドバイのショールームを紹介します
ブガッティが家具ショップをオープン! タイムレスな芸術性の高いインテリアの名前に「シロン」!? ドバイのショールームを紹介します
Auto Messe Web
珍しい「高速道路に信号機!?」撤去へ 首都高「箱崎ロータリー」 12月で見納め
珍しい「高速道路に信号機!?」撤去へ 首都高「箱崎ロータリー」 12月で見納め
乗りものニュース
フィアット「500e」がイタリアのハイブランドとコラボ! “ジョルジオ・アルマーニ”エディションがLAショーで米国初公開
フィアット「500e」がイタリアのハイブランドとコラボ! “ジョルジオ・アルマーニ”エディションがLAショーで米国初公開
VAGUE
ポルシェが高級スキー板を開発!? レジェンドと共同開発、価格は約27万円
ポルシェが高級スキー板を開発!? レジェンドと共同開発、価格は約27万円
レスポンス
ヒュルケンベルグ、終盤の追い越しで8位「タイヤに苦労しつつ、最善の結果を出せた」重要な4点でハースは6位に浮上
ヒュルケンベルグ、終盤の追い越しで8位「タイヤに苦労しつつ、最善の結果を出せた」重要な4点でハースは6位に浮上
AUTOSPORT web

みんなのコメント

1件
  • neo********
    落ち葉も苔も薄っすら積もった砂もすべてラリーの一つだからな。勝田選手は勿論、出場するすべての選手が日本のステージで全力を出せる事を望みます。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村