ウイリアムズF1のチーム代表であるジェームズ・ボウルズは、1年以上空席となっていたチームの空力責任者のポジションに、アダム・ケニオンが就任していたことを明らかにした。
ボウルズによると、イギリス人エンジニアのケニオンは、メルセデスで空力グループリーダーとしてボウルズとともに仕事をしていたが、2021年にウイリアムズに加わり、3月に新しいポジションに昇進したということだ。
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2022年後半にウイリアムズの上層部が刷新され、ボウルズの着任に先立って元チーム代表のヨースト・カピートと元テクニカルディレクターのフランソワ-グザビエ・ドゥメゾンがチームを去るなか、デビッド・ウィーターもその職を辞した。ウィーターは現在、アルピーヌの空力テクニカルディレクターを務めている。
「アダム・ケニオンは大々的な発表なしに、今年の3月に空力責任者となった」と、ボウルズは『F1.com』に語った。
「私はアダムとメルセデスで一緒に仕事をしていて、その前はレッドブルにいた。彼は空力チーフだったが、並外れた空力チーフだった。実際、彼はオペレーションを運営し、優れた仕事をしていた。彼がこの役割を引き受けられるようにしたかったのは、彼にとって大きな仕事になるからだ」
「彼は見事にうまくやっている。再編成を行い、卓越性をもたらしている。その卓越性によって我々は1年だけではなく、3年や4年にかけて集中しなければならない。それは以前とは大きく異なることだ。我々は彼を中心にチームを強化している」
ウイリアムズは昨年、アルピーヌの元CTO(チーフテクニカルオフィサー)のパット・フライも採用しており、彼は現在ウイリアムズで同じ役割を担っている。
「CTOとしてのパットは素晴らしい仕事をしている。私が認識しているように、彼もやるべきことがたくさんあることに気づくだろう。そして現在にとらわれずに、『長期的に見て解決しよう』という姿勢にならなければいけない」
モントリオールでボウルズは、ウイリアムズの採用活動が舞台裏で行われており、今後何人かの“ビッグネーム”がチームのエンジニアリング部門に加わるはずだと認めた。報道によると、主にライバルチームの人々とのものであるこれらの戦略的な契約は、彼らに義務付けられているガーデニング休暇期間の終わりに締結されるということだ。ベテランの流入は、ウイリアムズが技術的専門知識を大幅に強化するために大胆な動きを取っていることを示している。
ウイリアムズは現在、F1コンストラクターズランキング9位につけている。先月のモナコGPでアレクサンダー・アルボンが9位に入賞したことで、2ポイントを獲得した。
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