実用域でのトルク感が倍増するスーパーチャージャー仕様!
高速周回路で最高速アタックを敢行
「86/BRZは過給機チューンが面白い」HKSスーパーチャージャー仕様の実力を検証
三重県のトップフューエルと言えば、古くからボルトオン過給機チューンを得意としてきた老舗ショップだ。今回取材した86も、その例に漏れずHKSのGT7040Lスーパーチャージャーキットの初期モデルをセットした1台だ。
「ステージを問わずに楽しめるオールマイティな仕様。普段乗りは快適で、いざアクセルを踏み込めば明らかな速さを実感できる、そんなチューンドに仕上げています」とは、トップフューエルの平野代表。
遠心式のGTS7040Lスーパーチャージャーを軸にした過給機仕様。キットのポン付けではなく、高負荷領域で足りなくなる恐れのあるインジェクター容量のアップや吸気量を制限しているリストリクターの大径化、プーリー径の変更でブーストアップ。結果、311ps/32.4kgmものパワーを引き出している。
エンジン本体はノーマルで、エアクリーナーはZERO1000の剥き出しタイプに変更。エアフロや燃料ポンプは純正のままだ。制御にはECU-TEKを使用している。
開口部面積が大きいイングス製のフロントバンパー奥に収まるのは、前置きインタークーラー&オイルクーラー。オイルクーラーのコアには導風板を追加しインナーフェンダーにも穴開け処理が施されている。これらのチューニングによって、アタック時の水温は90度、油温も100度で安定した。
マフラーは上質なサウンドを意識したHKSのリーガマックスプレミアム。エキマニもHKSのスーパーマニホールドをチョイスしている。平野代表いわく「マフラーはこの仕様にはちょっと径が細いかな。上で詰まっちゃうんですよね」とのこと。
サイズ的に不安の残る純正ブレーキは、エンドレスのモノブロックキャリパーに変更。ホイールはアドバンレーシングRSIIの9J×19インチを前後にセットし、スタイリッシュにまとめあげる。フロントフェンダーはイングスのワイドフェンダーに変更。サスはオリジナルのブルーダンパーだ。
エアコン付きの快速スペックとなるこのマシン。助手席側のダッシュパネルにはDefiの追加メーターを違和感なくインストール。ミッションはノーマルで、ファイナルは4.1だ。
ボルテックスのGTウイングは86&BRZにジャストマッチの設計。サーキット走行時には強力なダウンフォースを発揮する武器となる。
このスーパーチャージャー仕様の性能を探るべく、今回は高速周回路に車両を持ち込んで最高速アタックを敢行した。
アタッカーを務めたDaiこと稲田大二郎は「まるで大排気量NAのようなリニアな加速フィール。上での伸びはターボに近いね。5速で200km/hに到達して、6速に入れるとちょっと加速が鈍った。その後はジワジワと車速が伸びていく感じだ」とコメント。
結果は224.32km/h。排気系の詰まりが原因で最高速こそ伸び悩んだが、ワイドなトルクバンドを生かし0~150km/h加速は13秒台を刻むなど、実用域での速さを披露してくれた。
ちなみに合法スペックでまとめたこのデモカーは、ショップに行けば試乗することも可能。興味がある86/BRZオーナーは、NAとは全く異なるスーパーチャージャーの加速をぜひ体感してみて欲しい。
●取材協力:トップフューエル 三重県松阪市中道町500-1 TEL:0598-56-5880
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趣味性の塊のような業界。