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サインツJr.、グリッド降格ペナルティで“好調なのに”トルコGP8位止まりも「新PU投入は正しかった」

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サインツJr.、グリッド降格ペナルティで“好調なのに”トルコGP8位止まりも「新PU投入は正しかった」

 フェラーリF1は、F1第15戦ロシアGPでシャルル・ルクレールにアップデートを施した新型のパワーユニット(PU)を投入。さらに第16戦トルコGPではカルロス・サインツJr.にも新PUを投入した。

 この新型PU投入は、今シーズンの使用上限を超えるものだったため、彼らはグリッド降格ペナルティを受け、最後尾グリッドからスタートすることになった。ただトルコGPではフェラーリが好調で、サインツJr.も良好なパフォーマンスを示していたため、彼はグリッド降格で表彰台争いのチャンスを失うことについて、決勝レース前に「少しガッカリしている」と認めていた。

■フェラーリ、”攻めの決断”でPUアップグレード「2022年を見据えて経験を積むことが第一の目的」

 トルコGPでのサインツJr.は、19番手からスタートするとレースを通じてハイペースで追い上げ、最終的に8位でフィニッシュすることに成功。ルクレールも4位でフィニッシュしたことで、コンストラクターズランキングでは3番手マクラーレンとの差を7.5ポイントにまで縮めることになった。

 サインツJr.のグリッド降格がなければ、マクラーレンにさらに追いつくチャンスだったとも考えられる。しかしサインツJr.本人は、トルコGPでPUを交換し、ペナルティを受けるというチームの決定は正しいものだったと考えているようだ。

「いいや、僕はあの決定を変えたいとは思っていない。今回、ペナルティを受けて後方から追い上げるのは、完璧なレースだったと思う」と、サインツJr.は言う。

「もちろん、旧仕様PUのままでペナルティ無しだったなら、もっと前のグリッドからスタートできただろう。でも長いシーズンでは全てを見込んでおく必要があるし、このPU交換も僕らのパフォーマンスにプラスを与えてくれる開発なんだ」

「だから僕としては、あの決定は適切なものだったと思っている。そして今回、僕にはグリッド後方から追い上げるチャンスがあった」

「ご覧の通り、僕はオーバーテイクしていくことができた。(拠点の)マラネロでみんなの良い仕事のおかげだよ」

 なおフェラーリは今回のPUアップデートについて、大幅なパフォーマンス改善よりも2022年シーズンを見据えたものであると説明していたが、直近のレースを見ればプラスのパフォーマンスをもたらしているように見える。実際、フェラーリのマッティア・ビノット代表は、ルクレールが旧仕様PUを使用していた場合、4番グリッドよりも後方でスタートしていただろうと認めている。

「シャルルの後方を見ると、非常に接近していた。あの仕様(のPU)がなければ、間違いなくいくつかポジションを失っていただろうと確信している」と、ビノット代表は語っている。

 またランキング3番手争いのライバルであるマクラーレンとの戦いについてサインツJr.は、新PUの投入によって彼らを倒すことができるかと尋ねられた際、彼はサーキットによって3番手と4番手は揺れることになるだろうと答えている。

「答えるのが難しい質問だ」と、サインツJr.は言う。

「このレースウィークでは、僕らはマクラーレンよりも速かった。でもロシアでは彼らが僕らよりも速かったんだ。だからシーズン末まで浮き沈みがあると思っている」

「でもこのPUにより、僕らが遅れているサーキットでは少し接近することができ、僕らが先行しているサーキットでは、さらに引き離すことができる可能性があると思う」

「これは、アップデートが進められて以来僕らが求めていたものであり、戦いで優位に立てる何かを与えてくれることを願っている」

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