現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【フォトデビュー!】「BMW 5シリーズ」ライフサイクル半ばのカンフル剤投入で全身を隅々までバージョンアップ!

ここから本文です

【フォトデビュー!】「BMW 5シリーズ」ライフサイクル半ばのカンフル剤投入で全身を隅々までバージョンアップ!

掲載 更新 4
【フォトデビュー!】「BMW 5シリーズ」ライフサイクル半ばのカンフル剤投入で全身を隅々までバージョンアップ!

メルセデス・ベンツEクラスとともに、アッパーミドルクラスを牽引する5シリーズが、そのEクラスに追従するタイミングでフェイスリフト。フロントエンドのデザイン変更がもっとも分かりやすい変化だが、実は全身をバージョンアップするほど内容は多岐に渡る。文字通りの深化である。

48Vマイルドハイブリッドの本格導入がニュース

【比較試乗】「メルセデス・ベンツCLA vs BMW 2シリーズ・グランクーペ」コンパクト4ドアクーペを選ぶ価値とは?

5シリーズの現行モデルは2017年に発売が開始され、セダン(G30)とツーリング(G31)を合わせてこれまで全世界に向けて約60万台が出荷されてきた。そして今回、両モデルともにLCI(ライフサイクル・インパルス)を実施。これはBMWの社内用語でフェイスリフトを意味するもので、モデルサイクルの半ばにセールスの中弛み、商品の鮮度低下を回避するために行なわれるカンフル剤的なリフレッシュメントである。

まずボディは、全高と全幅、ホイールベースには変化がないものの、セダンでは+27mm、ツーリングでは+21mmと、わずかだが全長が伸びてともに4963mmとなった。空力特性もセダンのCd値が0.23、ツーリングが0.26と、こちらもわずかに改善されている。

エクステリアの変更でまず目に付くのは、2列のL字型デイドライビングライト持つ新型LEDヘッドライトで、オプションでレーザーライトおよび対向車両を幻惑させないBMWセレクトビームも用意。7本の縦格子が並ぶキドニーグリルのフレームは中央で繋がってさらにワイドになり、やがて一体化されるであろうモノキドニーを暗示する。フロントエプロン両端にはクロームフレームを持つ縦長三角形のエアインレットが新採用されているが、Mスポーツ場合はここにメッシュグリルを装着した大型エアインテークとなる。このほか、オプションで軽量かつ空力特性を向上させた20インチ・エアパフォーマンスホイールがサイドビューを引き締める。

リアエンドは3次元フォルムのL字型リアコンビネーションライトユニットの採用に加え、バンパー形状が水平になり見た目にワイドな印象に。また、エキゾーストのエンドパイプはすべてのモデルで台形にカットアウトされている。

インテリアは様々な音声操作が可能な最新のオペレーティングシステム7.0が標準装備となり、ドライバーの正面には12.3インチ、ダッシュボード中央には標準で10.25インチ(オプションで12.3 インチ)のコントロールディスプレイが装備される。

今回のフェイスリフトにおいて、パワートレイン関連でもっとも大きな進化は48V-mHEVの導入である。すでに昨年秋に4気筒の520dおよび520d xDriveで採用が始まったこのシステム、クランク直結タイプのISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)は文字通り発電機とモーターが一体化したユニットで、 出力は8kW(11ps)を発生。そして12Vとは別に用意された48Vバッテリーにエネルギーを蓄積し、アイドリングストップだけでなく、25km/hから160km/hでの低負荷コースティング時にエンジンを停止させた際のエネルギー供給だけでなく、加速時のブースト効果も併せ持つ。

もちろん、ドライバーアシスト(ADAS)も限りなくレベル3に向けて進化をしており、車間距離コントロール付きクルーズコントロール、追越し禁止標識認知機能付きのスピードリミットインフォメーション、緊急ブレーキ付きフロントコリジョンウォーニング、歩行者認知市街地緊急ブレーキ、アダプティブブレーキアシストなど盛り沢山である。

コネクティビティも一層充実。スマートフォンインテグレーションに関しては、これまで標準だったApple Car Playに加えてAndroid Autoも車内接続が可能になっている。
2020年型5シリーズの生産は、これまでどおりバイエルン州のディンゴルフィング工場が担当。ここは7シリーズや8シリーズなど、BMWのアッパーミドルクラス以上のモデルの生産拠点となっている。ドイツでの発売開始は今年7月からとアナウンスされているが、価格はまだ発表されていない。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

キャンプ・災害に備える手のひらサイズの携帯浄水器「Greeshow GS-288」のセール実施中!
キャンプ・災害に備える手のひらサイズの携帯浄水器「Greeshow GS-288」のセール実施中!
バイクブロス
ミツオカ新型「M55」世界初公開に反響多数! MTのみ設定&“旧車”デザインに「良すぎる」の声! 青内装の「ゼロエディション」が話題に
ミツオカ新型「M55」世界初公開に反響多数! MTのみ設定&“旧車”デザインに「良すぎる」の声! 青内装の「ゼロエディション」が話題に
くるまのニュース
クシタニが2024-25FWガーメントを発売! 暖かさと運動性の高さを両立した防寒パンツ・ブーツ・グローブをラインナップ
クシタニが2024-25FWガーメントを発売! 暖かさと運動性の高さを両立した防寒パンツ・ブーツ・グローブをラインナップ
バイクのニュース
ついに昔の[ダイハツ]が蘇る!? [不祥事]以来変わった[社内の雰囲気]とは
ついに昔の[ダイハツ]が蘇る!? [不祥事]以来変わった[社内の雰囲気]とは
ベストカーWeb
ニューズウィーク誌が選ぶ「2025年最も期待される新型車」にベントレー新型「コンチネンタルGTスピード」が選出されたもっともな理由…とは?
ニューズウィーク誌が選ぶ「2025年最も期待される新型車」にベントレー新型「コンチネンタルGTスピード」が選出されたもっともな理由…とは?
Auto Messe Web
フィアット125周年をイタリアが国をあげて祝福、2つの特別展示会をトリノで開催
フィアット125周年をイタリアが国をあげて祝福、2つの特別展示会をトリノで開催
Webモーターマガジン
「ランクル」兄弟で最もモダンな“250”に試乗! オンロードでもオフロードでも隙がない万能モデルだ。【試乗レビュー】
「ランクル」兄弟で最もモダンな“250”に試乗! オンロードでもオフロードでも隙がない万能モデルだ。【試乗レビュー】
くるくら
「クルマの左寄せ」苦手な人が多い!? よく見えない「左側の車両感覚」をつかむ“カンタンな方法”がスゴい! JAFが推奨する“コツ”ってどんなもの?
「クルマの左寄せ」苦手な人が多い!? よく見えない「左側の車両感覚」をつかむ“カンタンな方法”がスゴい! JAFが推奨する“コツ”ってどんなもの?
くるまのニュース
文化を身近に。BMWが贈る特別イベントに名門ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団が登場!
文化を身近に。BMWが贈る特別イベントに名門ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団が登場!
OPENERS
全長2.5mで新車100万円級! トヨタの「斬新2シーターモデル」がスゴイ! めちゃお手頃サイズなのに「必要にして十分」の“おふたりさま向けマシン”とは
全長2.5mで新車100万円級! トヨタの「斬新2シーターモデル」がスゴイ! めちゃお手頃サイズなのに「必要にして十分」の“おふたりさま向けマシン”とは
くるまのニュース
アルピナの未来、26年「BMW傘下」でどう変わる? 高性能EV&Mモデルとの差別化を考える
アルピナの未来、26年「BMW傘下」でどう変わる? 高性能EV&Mモデルとの差別化を考える
Merkmal
高すぎるよぉ…! 価格が暴落したら買いたいスーパーカー3選
高すぎるよぉ…! 価格が暴落したら買いたいスーパーカー3選
ベストカーWeb
男性が乗って女性にモテるクルマTOP5は? ChatGPTに聞いて出た「ホントかよ!」な答えとは!!
男性が乗って女性にモテるクルマTOP5は? ChatGPTに聞いて出た「ホントかよ!」な答えとは!!
WEB CARTOP
悲喜交々のST-4。「複雑な気分」のENDLESS GR86と「逆に清々しい気持ち」で5連覇を逃した冨林勇佑
悲喜交々のST-4。「複雑な気分」のENDLESS GR86と「逆に清々しい気持ち」で5連覇を逃した冨林勇佑
AUTOSPORT web
光岡、話題の55周年記念車『M55』を市販化、100台限定で808万5000円
光岡、話題の55周年記念車『M55』を市販化、100台限定で808万5000円
レスポンス
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
乗りものニュース
あれぇぇ!? [ノートオーラNISMO]と[シビックRS]を比較してみると意外な結果
あれぇぇ!? [ノートオーラNISMO]と[シビックRS]を比較してみると意外な結果
ベストカーWeb
レゴ、F1全チームをテーマにした製品を2025年1月1日から販売開始。往年の名車ウイリアムズFW14Bなど“オトナ向け”製品も3月に発売
レゴ、F1全チームをテーマにした製品を2025年1月1日から販売開始。往年の名車ウイリアムズFW14Bなど“オトナ向け”製品も3月に発売
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

4件
  • どうせ日本仕様は車もOPもごく一部だけの導入。有名メーカー揃いの日本で勝負する気あるのか?
  • 丸目4灯のエンジェルリングがアイコンだったのに、もうトヨタやVWと同じじゃないか...
    リングからヘキサゴンになり、下ぶちメガネになり、ついにはL字...次は一直線かな。

    キドニーグリルもアホみたいにデカくするし、1シリはFF化して直6廃止するし、5シリですらトップグレードを除き、代名詞の直6を捨て去り直4化...これまで築き上げてきたアイデンティティを次々捨て去り、一体どこに向かっているのか、、、駆け抜ける歓びはどこいった...
    往年のファンとしては残念としか言いようがないですね。。。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

890.0960.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

27.8920.0万円

中古車を検索
5シリーズ ツーリングの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

890.0960.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

27.8920.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村