F1中国GPの予選でトップタイムを記録したのは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンだった。フェルスタッペンはスプリントの圧勝に続き、予選でも他を圧倒。初日の出遅れを完全に挽回してみせた。
フェルスタッペンは中国GPの初日に行なわれたスプリント予選で、雨で濡れた路面に悩まされる形で4番手に終わった。土曜日のスプリントでも、レース序盤はペースが上がらず、苦戦が続いているかに思われたが、モードを切り替えると息を吹き返したかのようにペースを上げ、前を行くフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)とルイス・ハミルトン(メルセデス)を難なく攻略して、最終的には後続に13秒の差をつけるまさに圧巻の走りを披露し、トップチェッカーを受けた。
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そのスプリント後に行なわれた決勝レース用の予選でも、フェルスタッペンは好調を維持。Q3ではチームメイトで2番手に入ったセルジオ・ペレスに0.322秒の差をつけ、ポールポジションを獲得した。
「スプリントレースが、マシンについてさらにいくつかのアイデアを僕らに与えてくれた」
そうフェルスタッペンは語った。
「マシンは予選でさらにうまく働いてくれたと思う。予選の結果には、間違いなくとても満足している。マシンはとってもドライブしやすかったしね」
「Q3でも、最後のアタックの感触はまともだったし、ドライで走れたのはとても良かった。コンディションもかなり良かったから、とても楽しかった」
今回の中国GPは、舞台となっている上海国際サーキットの路面に、液体状のアスファルトを塗る処理が行なわれた。ただ、走行を重ねるにつれてその処理が剥がれ、本来の路面が露出しつつある。
これも含め、路面コンディションが変わっていくことは、決勝に向けての”挑戦”となるのではないかと尋ねられると、フェルスタッペンは次のように語った。
「(スプリント)レースを終えてから、燃料が少ない状態に戻ると、再び快適に感じられるようになるまでにおそらくいつも1周くらいかかる。さらに、予選では毎回新しいタイヤを装着することになる。そして全てのコーナーで少し参考となるモノを見つけられるんだ」
「また、昨日雨が降ったから、余分なタイヤが残っていた。少し練習できたんだ」
「Q3最初のアタック以外は、僕らは少しずつ速くなっていたんだ。コースの改善はそれほどでもなかったと思うけど、それは問題なかったと思う」
なお今回のポールポジションはレッドブルにとって100回目。フェルスタッペン自身にとっても、37回目のポールポジション獲得となった。
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