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スバル 新型「WRX(北米仕様)」をアメリカでワールドプレミア【動画】

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スバル 新型「WRX(北米仕様)」をアメリカでワールドプレミア【動画】

スバル of アメリカは2021年9月10日、先進的な機能、最新のデザイン、パフォーマンスを備えた2022年型の5代目「WRX」を世界初公開しました。新型WRXは本来8月19日に開幕するニューヨーク国際モーターショーでベールを脱ぐ計画でしたが、新型コロナウイルス感染再拡大のため中止され、スバル of アメリカが改めてワールドプレミアを行なったという経緯があります。

モデル概要

ジャガー EVのSUV「I-PACE」の2022年モデル受注開始

5代目の新型WRXは、改良型2.4Lの水平対向4気筒ターボチャージャー付きエンジンに6速マニュアル トランスミッション、または最新仕様のCVTトランスミッションと組み合わせて搭載し275psを発生します。

高精細タブレットスタイルの11.6インチサイズのスバル スターリンク マルチメディアシステムと最新世代のアイサイトを備え、従来モデルを上回るにパフォーマンス、テクノロジー、安全性を満載しています。

また、新型WRXは新開発のCVTトランスミッションとして「スバル パフォーマンス トランスミッション」を標準装備する最上級の「GT」グレードを新設定しています。新しいGTにはドライバーの好みに合わせてドライブモードをコンフォート、ノーマル、スポーツが選択でき、WRX初となる電子制御ダンパーを装備しています。

このドライブモードセレクトには、ステアリングフィール、ダンパーの減衰力設定、SIドライブ設定などを統合制御するシステムもオプションも設定されています。

新型WRXは言うまでもなくスバル グローバル プラットフォーム(SGP)をベースとしており、安全性の向上、運動性能の向上、騒音、振動、ハーシュネス(NVH)の低減を実現しています。

ドライビング ダイナミクス

新型WRXは改良された2.4Lターボチャージャー付き直噴エンジンが搭載され、275ps/5600rpm、最大トルク350Nm/2000-5200rpmを発生。低回転から幅広く強力なトルクを実現しています。電子制御のウェイストゲートバルブとエアバイパスバルブを備えたターボシステムと排気量アップにより、応答性と加速力が大幅に向上してます。

WRXには、シンメトリカルAWDとアクティブ トルクベクタリングが装備されています。最新エンジンと組み合わせる6速MTは最適化されたギア比を備え、シフト品質がさらに向上されています。

または最大30%速いアップシフト、ダウンシフトは50%クイックな新しいスバル パフォーマンス トランスミッション(CVT)も選択できます。

このCVTトランスミッションは、ブレーキング時にレブマッチング ダウンシフトを行ない、コーナーで理想的なギヤを維持し、コーナー出口でより速く変速するソフト制御が組み込まれています。また変速比幅も拡大されています。

エンジンとオートマチックトランスミッションの設定は、SI-ドライブの3つのモードが選択できます。またこのATは8速パドルシフト付きマニュアルモードを備えています。

スバルグローバルプラットフォーム、インナーフレーム構造の採用により、シャーシの剛性を高め、重心高を低くすることで、乗り心地とハンドリング性能を大幅に向上させています。強化されたプラットフォームは、インナーフレーム構造と構造用接着剤の使用増加により、全体的なねじり剛性が28%向上し、サスペンション取り付けポイントの剛性が75%向上。サスペンションのストロークも拡大され、車両の安定性と凹凸のある表面での横方向のグリップが向上しています。

フロントサスペンションは改良され、フロントの接地面オフセットが減少。ステアリングは最新のデュアルピニオン電動パワーステアリング システムを採用。これらにより、操舵応答が速くなり、精度が向上しより自然なステアリングフィールが実現しています。

ホイールは17インチまたは18インチのアロイホイールにハイフォーマンス タイヤを装着しています。

強化されたプラットフォーム、サスペンションの取り付けポイントの強化と重心の低下により、応答性の高いステアリングとハンドリング、よりスムーズ、静粛で快適な乗り心地、危険回避の性能が高められています。

すべてのグレードのCVTモデルはアイサイトを装備し、視野角の拡大とソフトウェアパフォーマンスの改善により、より広い範囲の運転支援を行ないます。電動ブレーキブースターの採用により、パニックブレーキ時の応答性と制動性能が向上しています。

アイサイトは車線逸脱防止機能が改善され、よりスムーズで自然な走りを実現。WRXで初めて、レーンセンタリングを備えた高度なアダプティブクルーズコントロールも含まれるようになりました。自動緊急ステアリングは、衝突前ブレーキシステムと連動して80km/h未満の速度での衝突を回避するためのステアリングアシスト制御の機能も追加されています。

エクステリア・デザイン「BOLDER」

新型WRXは、スバルの「BOLDER(大胆な)」デザインを採用しアグレッシブなスタンスと強靭さを盛り込んだワイドボディデザインとしています。

フロントは、スバルのヘキサゴングリルとし、コンパクトなLEDヘッドライトと幅広のボンネットスクープと組み合わされて、ワイド&ローな外観を強調。

車両のフロントからサイド、リヤに連なる際立ったキャラクターラインは、スポーツセダンの強さとパフォーマンス能力を表現。フロントフェンダーはアルミニウム製で、2.3kg軽量化されています。

リアデッキリッドには、ボディカラーに合わせた薄型のリアスポイラーが組み込まれています。後部テールライトは、火山性マグマを彷彿とさせる外観で、光るように設計されています。

ボディ全体の空力改善により、WRXのパフォーマンスと高速安定性が向上し、デザイン面の特長にもなっています。フロントホイール開口部の後縁にある空気排出孔により、空気がホイールハウスからより積極的に排出され、フロントの揚力が減少し安定性が向上しています。

リヤバンパーの両側に設置された空気排出孔は、バンパーの後ろに閉じ込められた空気による車体の揺れを減らします。オーバーフェンダー形状のホイールアーチと下部トリムは、空気抵抗を低減する空力効果(境界層制御)のある模様を備えています。また車両のフロントの下側にあるエンジン アンダーカバーも、同様の境界層制御の機能を備えており、空気の流れを促進し車両前部のダウンフォースを増加させる効果を生み出しています。

ドライバー重視のインテリア

インテリアは、コントラストを強調する赤いステッチとカーボンファイバーパターンのアクセントで構成されるブラックインテリアは、車両のパフォーマンス、スポーツ性をを強調しています。

ステアリングホイールは、感触がより上質で、オーディオ、音声認識、アイサイト コントロール用の統合スイッチを備えたDシェイプの革巻きです。リヤシートは60:40の分割折りたたみ式となっています。

スバル スターリンク テクノロジーにより、ドライバーは大型タッチスクリーンディスプレイを介してインフォテインメントと車両設定を制御できます。

マルチメディアシステムは、高解像度のタッチスクリーンを採用。オーディオのコントロール、車両の機能設定が可能です。またスマートフォンと連携することでApple CarPlay、Android Autoがミラーリングされ、Bluetoothハンズフリー電話、オーディオストリーミングとの接続もできます。

なお、11.6インチのセンターディスプレイのアイコンは好みに合わせて移動や変更が可能。ナビゲーション オプション付きの最上位11.6インチマルチメディアは、トムトム社のシステムを搭載した音声起動ナビゲーションとなっています。

マルチメディア+とナビゲーション付きマルチメディア+はどちらも、スバル初の分割画面ディスプレイとなっています。ディスプレイには、ナビゲーションとオーディオなどの2種類の情報を同時に表示可能。また11.6インチのマルチメディアシステムは、音量や温度など頻繁に使用される機能のための物理的なボタンとノブも配置されています。

さらに新型WRXは、11スピーカーシステムのハーマンカルドン サウンドシステムと大出力アンプが選択できるようになっています。WRX専用にチューニングされたハーマン カルドン サウンドシステムは、没入型サウンドを提供するプレミアムオーディオシステムです。

GT専用装備

GTグレード専用の新しいレカロ製シートは、シートバックレスト中央のY字型デザインが採用され、乗員の側面と肩甲骨をしっかりと支え、正しい運転姿勢を維持することができる特長を備えています。シート表皮はブラックのウルトラスウェード生地で、対照的な赤いステッチとシートバックにエンボス加工された「レカロ」ロゴを備えています。なおドライバーシートは8wayのパワーシートとなっています。

またGTは、マットグレー仕上げの専用18インチアルミ合金ホイールと245/40R18サイズのハイフォーマンスタイヤを組み合わせています。

GTに標準装備されるアイサイトには、先進アダプティブクルーズコントロールと自動緊急ステアリングが含まれています。

なおこの新型WRXは日本では2021年秋に発表される予定で発売は2022年春以降と推測されます。なおアメリカでは先行して2022年初頭に販売が開始されます。

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みんなのコメント

5件
  • レヴォーグセダンアウトバック
  • 中身がいい車なのは間違いない。最近の新顔をマイナーチェンジで何とかしてほしい。あのマヌケ顔に買う気が起こらん。乗ってて恥ずかしレベル。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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