新型コロナウイルスの危機が世界中で続く中、2020年シーズンのF1が開幕した。その感染拡大を防止するため、F1関係者には厳格な行動規範を守ることが求められている。
そんな中、フェラーリのふたりのドライバーは、相次いでこの規範に違反があったとして、FIAから警告を受けることになった。
■ボッタス、コロナ対策プロトコルの違反は無しと判明。ルクレールは違反で警告
シャルル・ルクレールは、同一サーキットで行なわれる開幕戦オーストリアGPと第2戦シュタイアーマルクGPの間にモナコの自宅へ一時帰宅。友人との写真をSNSに投稿した。
またセバスチャン・ベッテルは、オーストリアGPの週末の間に、マスクを着用しない状態でレッドブル・レーシングのヘルムート・マルコとクリスチャン・ホーナーと談笑していたことが発覚。これは、各チームが他チームと接触しないようにする”ソーシャルバブル”を破る行為だとして、警告を受けた。
フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットは、ドライバーとチームは今回の件から学んでおり、今後はより慎重になると語る。
「シャルルとセブ、そしてチーム全体に対する指示は、ここにいて、F1サーカス全体としてレースをするために、それがいかに重要であるかということについて、注意を払う必要があるというということを示している」
そうビノット代表は語った。
「プロトコルの遵守が散漫になるのは、よくないことだと思う。我々は本当に、厳格にこれを守らなければいけない。これについては注目し、我々は集中して本当に注意を払っている」
「ふたりのドライバーは、間違ったことをしたということを理解したと私は思う。そして彼らは、今後はもっと注意を払うだろうと確信している」
なおフェラーリは、金曜日に行なわれた2回のフリー走行で低調な結果に終わっていた。しかしこれは、当日のコンディションで理想的なバランスを追い求めるのではなく、新しいエアロパッケージのテストに重点を置いていたからだという。
「先週と同じサーキットだ。しかし気温はとても暑くなった。コースが暑くなったことで、マシンのバランスを調整する必要があったのだ」
ビノット代表はそう語った。
「我々はテストをするために、新しいパーツやエアロなどをいくつか持ち込んだ。だから、我々はそれに集中したんだ。エアロマップを確認するプログラムに集中した。通常の金曜日に行なうようなプログラムは、ほとんど行なわなかったのだ」
「例えば、すぐにソフトタイヤを履くのではなく、ミディアムタイヤを2セット使った。一貫性を保ち、比較テストをしたいと思っていたからだ」
「結局のところ、ラップタイムはそれほど重要じゃなかった。データを実際に分析し、パーツが期待していた通りに昨日しているか、パフォーマンスの面で全身しているかということを理解するのが何より重要だったんだ」
ビノット代表はセットアップに集中すれば、全体的なパフォーマンスが向上していくだろうと示唆した。
「セットアップは完璧ではなかったと思う。先週よりも暑かったからね。ふたつ目は、新しいパーツを理解する必要があった。だから、これからはセットアップを調整する必要がある」
「バランスとマシンのパフォーマンスを最適化するために、今週末の残りはセットアップに取り組む必要があるんだ」
「コンディションは大きく異なる。暑くなったからね。先週のレースでは、セバスチャンはマシンを快適に感じられなかったと言っていた。マシンは、運転しづらいと言っていたんだ」
「でも彼は今回、ずっと快適だったと思う。ブレーキング時、彼はマシンのリヤから正しい感触を得た。直接比較するのは難しかったが、彼は間違いなく、マシンを快適に感じたはずだ」
「一方でシャルルは、今回のマシンのバランスとセットアップに、あまり満足していなかったと思う。空力の比較に取り組み、バランスやセットアップの改善には、あまり時間を割かなかったからね。だから難しい感触なんだ。彼の方は改善されたはずだが、セットアップを進めていなかったからね」
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