7月1日、タイ・ブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットで行われたスーパーGT第4戦。戦いを終えてスーパーGT300クラスを制したGAINER TANAX GT-Rの平中克幸と安田裕信が優勝会見に出席し、勝利の喜びを語った。
GAINER TANAX GT-R
平中克幸
「今回勝てて本当にうれしいです。今週末、フリー走行の走り出しからクルマ、タイヤのマッチングがとてもよかったんですね。つねに上位を走るパフォーマンスを発揮できていたので、かなり手ごたえを感じながらの予選と決勝レースでした」
「そのなかでしっかりと結果を出せたのは、この先につながることだと思います。開幕戦からの前評判では、GT-Rの2018年モデルというのはすごく速いということでしたが、BoP(性能調整)の関係もあって楽なレースはありませんでした。チームとともにつねに最善を尽くして努力してきた結果、今回の優勝につながったのだと思います」
「開幕戦(岡山)では予選はよかったけれど、決勝ではほかのクルマのペースについていけませんでした。そこからタイヤの開発とクルマのセッティングをやってきました。GT3はサーキットによって向き不向きが大きいんです。得意とするサーキットでしっかりと走れるタイヤ、クルマのセッティングをやってきたことが、今回の勝因だと思っています」
「次は(第5戦)富士スピードウェイです。前回富士のレースでは勝てそうで勝てませんでしたが、(次戦では)ウエイトは重たくなるけれどパッケージは合っていると思うので、連勝をねらっていきたいです」
安田裕信
「今回来る前からタイはGT-Rの特性に合っている感じはしていたので、走り出しから調子がよかったです。GT3の場合は得意なサーキットと不得意なサーキットがあって、得意なサーキットのとき、いかに接触せずペナルティも受けずに結果を出すかが重要です」
「(自分の)スティントでは落ち着いて少しずつ順位を上げていって、いいレースができたと思います。ピット作業でもチームが完ぺきな仕事をしてくれたし、平中選手が後半の長いスティントをミスなく完ぺきにこなしてくれました。自分たちにとって100戦目で優勝できてうれしいです」
「これまで何年かGT500クラスのマシンに乗っていたので、GT3は初めて今年乗りましたが、ストレートが思ったより速いという印象でした。(第2戦)富士では速いところがあったけれど、(第3戦)鈴鹿では勝負できませんでした。ただ、タイはコースレイアウト的に前から自信があったんです。タイヤとセットアップ含め、いろいろとやった結果、よかったのだと思います」
「今回でシリーズランキングトップになったので、ふたりでチャンピオンを意識して、ミスなく仕事をして、チャンピオンになれるように全力でがんばります」
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