1990年に「天才タマゴ」の愛称で、ショーモデルがそのまま市販されたようなスタイリッシュなエクステリアデザイン、ミドシップレイアウトで登場したエスティマ。3世代にわたる約29年5ヵ月の歴史が、2019年10月の生産終了をもって幕を閉じた。
生産が終了する前、新型エスティマの開発については、これまで何度も開発の凍結と再会が繰り返されてきたが、新型エスティマの開発はほぼ立ち消えになったといわれていた。
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しかし、ベストカー本誌がトヨタ関係者から入手した情報によると、最近になって、新型エスティマの開発が再開された、という。
さて、新型エスティマはどのようなモデルになるのか? いまわかっている情報をすべてお伝えしよう。
文/ベストカー編集部
写真/ベストカー編集部
CGイラスト/ベストカー編集部
初出/ベストカー2020年2月10日号
【画像ギャラリー】29年3世代に渡って愛されたエスティマの詳細写真
凍結、再開が繰り返されてきた新型エスティマの開発
2006年に発売された現行型エスティマ。写真は2016年のマイナーチェンジモデルでフロントデザインを一新したモデル。2000年には年間3位の12万2437台を売り上げた人気ミニバンだったが、近年では月600~900台と低迷していた。13年もフルモデルチェンジせずに販売されてきたのだから当然といえば当然か
2019年10月に生産を終了したエスティマ。初代モデルの登場から約29年5ヵ月の歴史に幕を閉じた。
現行モデルの3代目が登場したのが2006年なので2019年で13年。それまでの間は「そろそろ新型が登場か?」と言われたが、実はエスティマはこれまで新型の開発については何度も凍結と再開が繰り返されてきたのだ。
しかしながら、ついに生産終了してしまったわけだが、関係者からの情報によると新型エスティマの開発は再開されているという。
一度終了したが、スープラのように復活デビューが計画されているのだ。その理由は、ヨーロッパで多人数乗車モビリティの需要が高まるとマーケティングで判断されたためだという。
2017年の東京モーターショーで公開されたFine-Comfort Ride。車両前方から中央にかけて上下左右に広がりを持たせ、後部にかけて絞り込んだダイヤモンド型キャビンを採用し、2列目シートの空間と空力性能を最大化。電動車ならではの自由なレイアウトを活かし、インホイールモーターの採用
新型エスティマの方向性は2017年の東京モーターショーでトヨタから出品された、Fine-Comfort Rideから見てとれる。
このFine-Comfort Rideは、電動車ならではの自由なレイアウトと水素をエネルギー源とする大電力量を活かし、「プレミアムサルーンの新しいかたち」として提案したものだ。
燃料電池車ならではの特徴といえる、走行時にCO2や環境負荷物質を排出しない優れた環境性能と3分程度の水素充填で約1000km(JC08モード)の航続距離を実現する利便性、高い静粛性とスムーズな走りなど、さらなる可能性を示している。
Fine-Comfort Rideのインテリア。自由な姿勢に調整可能なシートを中心に、エージェント機能やタッチディスプレイを配置し、乗員は自由に情報へアクセスできる
新型エスティマの注目はやはりパワーユニットだろう。エスティマは2代目からハイブリッドを採用したこともあり、3代目まで根強い人気を得てきたが、新型はその先を見据えてFine-Comfort Rideを発展させた燃料電池車をメインに、HVとの2本立てになるという。
3代目まで根強い人気をみせたエスティマだが新型はさらに先を見据えて燃料電池車メインとなる(CGイラストはベストカーが製作したもの)
トヨタは量産初の燃料電池車のMIRAIを2020年に第2世代へと一新するが、新型エスティマFCVは新世代FCVの第2弾となる。
燃料電池ユニットは基本的には、MIRAIから流用されるが、プラットフォームはMIRAIのFR用プラットフォームではなく新型エスティマ用に開発されるという。
当然、燃料電池車だけでは販売台数が見込めないため、ハイブリッド車も用意することになるが、歴代モデルと同様に、未来的なフォルムとトヨタの最先端技術を身にまとった、先進ミニバンになりそうだ。
気になるデビュー時期は早ければ2021年中になると予想される。期待して待ちたい。
新型エスティマは「天才タマゴ」としてデビューした初代から続く未来的なフォルムになる(CGイラストはベストカーが製作したもの)
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みんなのコメント
エスティマはコンセプトもパッケージングも暫く需要が見込める型だし何より認知も成功もしてて無くすには惜しいビジネスだからね。