F1はここまで15戦を消化。次は伝統のモンツァ・サーキットを舞台に開催されるイタリアGPを迎える。RBの角田裕毅は、路面への対応が重要になると示唆した。
イタリア・ファエンツァに本拠地を構えるRBとしては、エミリア・ロマーニャGPと並んでシーズン2回目のホームグランプリとなる。角田自身も、イタリアに拠点を構えており、ある意味、日本の鈴鹿に続く第2のホーム戦とも言える。
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モンツァは4本のストレートを構える超高速サーキット。“モンツァ仕様”とも言われるほどに低ドラッグのマシンパッケージが投入されることもある。
「モンツァはいつも特別な週末になります」
角田はチームを介してそう語った。
「チームにとってはホームレースであり、僕らのファンから沢山の応援が得られるというだけでなく、カレンダー上、最後の高速サーキットとして非常にユニークだからです」
「ダウンフォースがほとんどないマシンをドライブするのはいつもエキサイティングです」
またモンツァは今年のイタリアGPを前に、路面を全面的に再舗装。角田はセッションごとに路面が変化していくはずだと語り、どのチームも正しいセットアップを見つけることに苦戦するはずだと予想した。
「コース全体が完全再舗装されたので、どのチームも何が起こるのか分かりません。以前よりもグリップが向上している可能性があるけど、タイヤ性能に影響を与えるはずです」
「コースはセッションごとに急速に変化していくので、正しいセットアップを見つけるのは難しいはずです」
RBのレーシングディレクターであるアラン・パルメインも、コースの路面再舗装について次のように語った。
「2024年に向けては、コースが全面的に再舗装された。従来はタイヤの摩耗やデグラデーション(性能劣化)が少ないレースだったが、新しい路面がこの状況を変えるかもしれない」
「金曜日のフリー走行の一部は、日曜日の決勝に向けたタイヤの挙動チェックに充てられ、最適なレース戦略の準備に役立てられるはずだ」
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