現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > タジマエンジニアリングCB750F TYPE RS(ホンダCB750F)/ツーリングを主にしつつサーキットも楽しめるRSパッケージ#Heritage&Legends

ここから本文です

タジマエンジニアリングCB750F TYPE RS(ホンダCB750F)/ツーリングを主にしつつサーキットも楽しめるRSパッケージ#Heritage&Legends

掲載 更新 5
タジマエンジニアリングCB750F TYPE RS(ホンダCB750F)/ツーリングを主にしつつサーキットも楽しめるRSパッケージ#Heritage&Legends

データや加工に後継車のものを取り込んで進化
1979~1983年に展開したホンダCB-Fシリーズを2020年が迫ろうとする今楽しむには、レストアやメンテナンスで性能を維持する方法がまずある。

もうひとつ、前後ホイールの17インチ化や動力性能強化というカスタムによって、CB-Fのスタイルを生かしながら現代的な走りを手にするという方法がある。

35年の歴史に幕、ヤマハが「セロー250」のファイナルエディションを発表

とくに後者ではディメンションの変更やフレームの補強という項目が必要になってくるが、その見本的な存在が、タジマエンジニアリングの手がけるタジマスペシャルCB-Fだ。

「現代車のフレームと旧車のフレームで別物だろうと思われるけど、狙っているところはあまり変わらない。ちゃんとタイヤが使えて、エンジンパワーが生かせるかということです。この40年の間にタイヤがバイアスからラジアルになったり、太くなったりしてるから、それに合わせてノーマル車自体が変わってきたんです。そこが変わることは割と受け入れられてきた。

でも、形という点では好みがあるでしょう。同じCBでもFは好きだけどSF(SC30/40/54)はイマイチという人もいる。それで私と村嶋くん(同店メカニック)はお客さんから依頼があればFの形で今風の走りを楽しめるようなバイク作りをしてきたんです」(タジマエンジニアリング代表/田島歳久さん)。

その言葉通り、タジマスペシャルではCB-Fのフレームを測定・修正後に20カ所に補強を加え、現代ラジアルタイヤに対応させている。さらに現代CB=SC54の数値を参考とし、フォークオフセットの変更などのディメンション変更を行う。

エンジンも多くの個体を扱ってきた中で、タジマスペシャルが確立されている。
クランクシャフトの軽量加工とフルバランス調整に、これを支持するメタルジャーナルの鏡面仕上げ。ヘッド部はおなじみポートの加工研磨。

ピストンは二硫化モリブデンフッ素コート(オーベルコート)と、各部にフリクションを減らし、滑らかに作り込むことでエンジンに滑らかさや伸び感を出す手法が採られる。

そこでこの車両だ。CB-Fの元となったRCB、またCB-Fをホンダがレースチューニングしたと言えるRS1000。この双方に共通した外観を持たせた、タジマ“RS仕様”のカスタムだ。

上に挙げたようなCB-Fへの17インチ化基本メニューをほどこした上で、ヘッドパイプからスイングアームピボット部をストレートにつなぐようなアルミ製のY字状サブフレームをボルトオン接続。その上でRS1000タイプの外装をマウントするものだ。

CB-Fの外装も持っていれば30分もあれば付け替え(サブフレームとフロントカウルを外し、他は換装)が出来るという、ひと粒で2度おいしいカスタムとも言える。

1号機は多くのテストを重ねた上でデータを収集した後に販売され、この車両は2号機として完成。さらに’19年夏時点で3、4号機と製作が進められていた。レーサーチックな外観でサーキットも楽しめるように作る一方で、ツーリングにも十分使える柔軟な特性を持つこのタジマRS仕様・CB-F。

旧車となったCB-Fの楽しみの幅を広げる1台ともなった。

Detailed Description 詳細説明
取材協力:タジマエンジニアリング
記事協力:ヘリテイジ&レジェンズ
カスタムとメンテナンスのことならおまかせ!

Heritage&Legendsが取材した、いま話題のザ・グッドルッキン・バイク
月刊『ヘリテイジ&レジェンズ』最新号情報

関連タグ

こんな記事も読まれています

手にできる幸運なオーナーは誰? ハーレーダビッドソン2024限定モデル〈ハイドラグライドリバイバル/タバコフェード〉
手にできる幸運なオーナーは誰? ハーレーダビッドソン2024限定モデル〈ハイドラグライドリバイバル/タバコフェード〉
WEBヤングマシン
15年ぶり復活の「インテグラ」実車公開! 美麗デザインが超カッコイイ「スポーティ“ハッチバック”」! 6速MTもある「最新型モデル」米に登場で反響も
15年ぶり復活の「インテグラ」実車公開! 美麗デザインが超カッコイイ「スポーティ“ハッチバック”」! 6速MTもある「最新型モデル」米に登場で反響も
くるまのニュース
F1の2024年第1四半期収益は、前年より45%増加の約778億円。放映権など主要な収益源すべてに成長が見られる
F1の2024年第1四半期収益は、前年より45%増加の約778億円。放映権など主要な収益源すべてに成長が見られる
AUTOSPORT web
伝統の「ディフェンダー」 ランドローバーが2025年モデル発表 「130」にV8エンジン選択も可能へ
伝統の「ディフェンダー」 ランドローバーが2025年モデル発表 「130」にV8エンジン選択も可能へ
AUTOCAR JAPAN
[自分でタイヤ交換]実は危険の塊だった!? ホイールナットの流用はダメ!! 超怖いありがちなミスって
[自分でタイヤ交換]実は危険の塊だった!? ホイールナットの流用はダメ!! 超怖いありがちなミスって
ベストカーWeb
自らシボレー「コルベット」を米国から並行輸入した理由とは? DIYで再現したボディカラーでコクピットを統一
自らシボレー「コルベット」を米国から並行輸入した理由とは? DIYで再現したボディカラーでコクピットを統一
Auto Messe Web
昔はなんと木の札だった! 日本の運転免許証120年の歴史を振り返る
昔はなんと木の札だった! 日本の運転免許証120年の歴史を振り返る
WEB CARTOP
ホンダ『シビック』デザインのTシャツ発売…歴代を着る
ホンダ『シビック』デザインのTシャツ発売…歴代を着る
レスポンス
【スズキ】2024 鈴鹿8耐の SUZUKI 応援応援グッズ付チケットが発売
【スズキ】2024 鈴鹿8耐の SUZUKI 応援応援グッズ付チケットが発売
バイクブロス
【暫定結果】2024年WEC第3戦スパ・フランコルシャン 決勝
【暫定結果】2024年WEC第3戦スパ・フランコルシャン 決勝
AUTOSPORT web
レクサス“新”「小さな高級車」登場! 斬新「2トーンカラー」採用&加速性能アップ!新型「UX」独で約732万円から
レクサス“新”「小さな高級車」登場! 斬新「2トーンカラー」採用&加速性能アップ!新型「UX」独で約732万円から
くるまのニュース
トヨタ カムリ 新型、『プリウス』顔に変身…米国で生産開始
トヨタ カムリ 新型、『プリウス』顔に変身…米国で生産開始
レスポンス
異例の“赤旗&延長”大波乱のWECスパでプライベーターが金星。ワークスポルシェを従え初優勝【後半レポート】
異例の“赤旗&延長”大波乱のWECスパでプライベーターが金星。ワークスポルシェを従え初優勝【後半レポート】
AUTOSPORT web
「出っ歯、竹ヤリ」暴走族の定番… 見た目スゴい過激カスタムなぜ誕生? ルーツはどこに
「出っ歯、竹ヤリ」暴走族の定番… 見た目スゴい過激カスタムなぜ誕生? ルーツはどこに
くるまのニュース
あの頃乗りたかった! 昭和世代(40年世代)が乗りたかったバイク5選
あの頃乗りたかった! 昭和世代(40年世代)が乗りたかったバイク5選
バイクのニュース
ピットでメンテナンスを受けることも可能! スーパーオートバックスのなかにヒョンデのショールームが誕生
ピットでメンテナンスを受けることも可能! スーパーオートバックスのなかにヒョンデのショールームが誕生
WEB CARTOP
往時の強さ取り戻したマルケス、13番手スタートから2位フィニッシュ。優勝争う前から「もうクタクタだったよ……」
往時の強さ取り戻したマルケス、13番手スタートから2位フィニッシュ。優勝争う前から「もうクタクタだったよ……」
motorsport.com 日本版
ポルシェなのに中身はアウディ? 開発テストをおこなう謎の『マカン』その正体は
ポルシェなのに中身はアウディ? 開発テストをおこなう謎の『マカン』その正体は
レスポンス

みんなのコメント

5件
  • パッと見ホワイトハウス製 RCBレプリカ と思ったけど
    違うみたいだね。
  • Fがいいと言いつつ、Fの原形をとどめてない
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村