現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > マクラーレンは新型GTSでもツインターボV8にこだわる 635馬力のGT後継モデル 新型GTSの全情報!

ここから本文です

マクラーレンは新型GTSでもツインターボV8にこだわる 635馬力のGT後継モデル 新型GTSの全情報!

掲載
マクラーレンは新型GTSでもツインターボV8にこだわる 635馬力のGT後継モデル 新型GTSの全情報!

マクラーレンGTS: 635馬力のマクラーレンGTの後継モデル。マクラーレンは新型GTSでもツインターボV8にこだわる。マクラーレンGTSはGTの後継モデルであり、その技術的基盤を未来へと送り出す。

もし単に「GT」と呼び直していたら、フェイスリフトの話になっていただろう。新しい名称は正式に後継車となる。とはいえ、カーボンファイバー製モノコック、シャシーのジオメトリー、カーボンファイバー製のルーフとリア構造など、基本的な構造は同一である。「S」を「S」たらしめているのは、強化されたパフォーマンスである。

1,108馬力の「ポルシェ タイカン ターボGT ヴァイザッハパッケージ」が2つのサーキットのラップ記録を更新した!

そして、マクラーレンはパワーと 軽量化の両側面からアプローチした: 4リッターV8エンジンは15馬力アップの635馬力を発揮する一方、さまざまな軽量化対策によって重量は10kg減の1520kgに抑えられている。その結果、パワーウェイトレシオは、1馬力あたりわずか2.4kgになった。

一文字追加。GTSは、より軽量でより大きなパワーを提供する。外観では、フロントエプロンが一新された。エアインテークは形状が変更され、インレットが広くなった。これにより、より多くの空気が冷却システムに入るようになった。オプションで、ビジブルカーボンファイバー製のインレイを付けることもできる。4.0リッターツインターボV8へのエアフローを向上させるため、車体のショルダー部には高く盛り上がった新しいエアインテークが組み込まれた。

人目を引くディフューザーを備えたリアエンドには、オプションでスポーツエキゾーストシステムを追加することができ、サウンド面でも並み居るスーパースポーツカーに引けを取らないはずだ。アンダーボディ、フロントスプリッター、サイドスカート、リヤバンパー下部、ディフューザーは、追加料金でカーボンファイバー製パッケージにより、よりダイナミックな外観にすることもできる。

マクラーレンGTSの確かなスポーツ性おなじみの7速デュアルクラッチは、ダイナミックなスポーツモードとトラックドライビングモードで、より速く、よりアグレッシブにシフトチェンジする。つまり、右側のレバーを引くと、ロッカーの左側の部分も動く。迷ったときは、片手でシフトアップ/ダウンすることもできる。

マクラーレンはまた、卓越した電動油圧式ステアリング、プロアクティブダンパーコントロールを備えた標準装備のアダプティブサスペンション、セラミックブレーキシステムも微調整した。後者はフロントアクスルに390mmディスクと6ピストンキャリパーを、リアには380mmと4ピストンの組み合わせで固定する。マクラーレンの測定によれば、時速100km時点から32mのスムーズなブレーキング&完全停止が可能だという。

標準装備のアダプティブサスペンションは、快適性とサーキット走行のバランスがより明確になるように設計されている。マクラーレンは、新型「GTS」でもツインターボV8にこだわっている。サスペンション面では、モンロー(Monroe)製の2バルブダンパーシステムがダブルウィッシュボーンの間に配置されている。これにより、コンフォート、スポーツ、トラックモードでのサスペンション特性も変化する。コンフォートモードは当然ながらリラックスしたドライビングに最適で、もう一方のトラックモードは、より強固なダンパー制御により、可能な限りダイナミックな走りを実現するためのあらゆる機会を狙ってコーナーに潜んでいる。

日常使いのスーパースポーツカーマクラーレンが「GTS」を多用途に使えるモデルにしているのは、サスペンションの幅広いセッティングだけではない。このモデルシリーズは、妥協のないスーパースポーツカーであることを意図しているのではなく、街中でも運転しやすいものでなければならないため、日常使用への適合性についても考慮されている。

大きなガラス張りのテールゲートとフィリグリーのCピラーは、このクラスでは比類のない全方位の視界を提供する。420リットルの荷室は、ドライブトレインが下にあるため奥行きはあまりないが、非常に長い。例えばスキーやスノーボードなら簡単に中に収まる。さらにフロントには150リットルの収納スペースが備わっている。

マクラーレンは、「GTS」のノーズをわずか4秒で20ミリ上昇させる、より高速なフロントアクスルリフトを搭載しているため、急なスロープでもこれを上昇させることができる。先代モデルはその2倍以上の時間を要した。

インテリアでは、パフォーマンスとラグジュアリーの融合を目指し、様々な素材がミックスされている。ステアリングホイールのシフトパドルやインフォテインメントスクリーンの光沢のあるブラックのサラウンドなど、インテリアのスイッチやコントロールは、ポリッシュ仕上げとローレット仕上げのアルミニウム製。10.25インチのデジタルメーターディスプレイには走行データが表示され、センターコンソールにはさらに7インチのスクリーンが設置されている。

オプションのエレクトロクロミックグレージング付きパノラミックルーフは、ボタンひとつで半透明に切り替えられる。オプションのエレクトロクロミックグレージング付きパノラミックルーフは、ボタンひとつで5段階の光透過率に切り替え可能。新しいエクステリアカラーと、多彩なデザインの10本スポーク「タービン」アロイホイールも新登場。

ピレリが「GTS」のために特別に開発したP Zeroタイヤが装着される。「GTS」はすでに注文可能だが、マクラーレンはまだ価格を発表していない。

結論:マクラーレンが「750S」のスーパースポーツカーだけでなく、より威厳のあるモデルにもツインターボV8を採用しているのは喜ばしいことだ。今回のリフレッシュにより、「GTS」は最も近いライバルである「マセラティMC20」を性能面で5馬力上回り、新しい外観は特にフロントをより魅力的にしている。

Text: Alexander BerntPhoto: McLaren Automotive

こんな記事も読まれています

パワフルなエンジン、卓越した走行性能と上質なインテリアを備えた美しいクーペ これ以上何を望む?「メルセデスAMG CLE 53」
パワフルなエンジン、卓越した走行性能と上質なインテリアを備えた美しいクーペ これ以上何を望む?「メルセデスAMG CLE 53」
AutoBild Japan
フェイスリフトされた新型「BMW 4シリーズ」クーペ、コンバーチブル、グランクーペのすべての情報!
フェイスリフトされた新型「BMW 4シリーズ」クーペ、コンバーチブル、グランクーペのすべての情報!
AutoBild Japan
燃焼エンジンのフルサウンドなしで本当にポルシェたり得るのか?新型「ポルシェ マカン ターボ」でテスト&チェック!
燃焼エンジンのフルサウンドなしで本当にポルシェたり得るのか?新型「ポルシェ マカン ターボ」でテスト&チェック!
AutoBild Japan
すべてが変わった!新型「BMW X2」クーペスタイルの2代目X2をテストする
すべてが変わった!新型「BMW X2」クーペスタイルの2代目X2をテストする
AutoBild Japan
【欧州市場投入】「マツダCX-80」高性能と最大7人乗りのゆとりある室内空間を実現
【欧州市場投入】「マツダCX-80」高性能と最大7人乗りのゆとりある室内空間を実現
AutoBild Japan
フランス万歳!全てを兼ね備えたフレンチクラシックの新型「アルピーヌ A110 R」はサーキットでその真価を発揮する!
フランス万歳!全てを兼ね備えたフレンチクラシックの新型「アルピーヌ A110 R」はサーキットでその真価を発揮する!
AutoBild Japan
「ミニ JCW マキシチューナー」これぞまさに本来のミニ クーパーのドライビングの楽しさだ!
「ミニ JCW マキシチューナー」これぞまさに本来のミニ クーパーのドライビングの楽しさだ!
AutoBild Japan
新型メルセデスAMG「CLE53カブリオレ」欧州登場 449馬力エンジン搭載の4人乗りオープンモデルは 高性能さと気持ちよさを両立
新型メルセデスAMG「CLE53カブリオレ」欧州登場 449馬力エンジン搭載の4人乗りオープンモデルは 高性能さと気持ちよさを両立
VAGUE
“縦目のベンツ” 初代コンパクトシリーズのメルセデス・ベンツW114/115(1968~1976年)
“縦目のベンツ” 初代コンパクトシリーズのメルセデス・ベンツW114/115(1968~1976年)
AutoBild Japan
最高峰の「エンターテイナー」 アストン マーティン・ヴァンテージへ試乗 大アップデートで665psへ
最高峰の「エンターテイナー」 アストン マーティン・ヴァンテージへ試乗 大アップデートで665psへ
AUTOCAR JAPAN
ツインターボ+電動スーチャー+ISG! メルセデスAMG CLE 53 クーペへ試乗 速度重視から快適重視まで
ツインターボ+電動スーチャー+ISG! メルセデスAMG CLE 53 クーペへ試乗 速度重視から快適重視まで
AUTOCAR JAPAN
BMW新型「M4 CS」欧州登場 M4の高性能バージョンは20馬力アップの550馬力で最高時速302km!
BMW新型「M4 CS」欧州登場 M4の高性能バージョンは20馬力アップの550馬力で最高時速302km!
VAGUE
665馬力のアストンマーティン新型「ヴァンテージ」は何がスゴい?「真のドライバーのために」開発された“超高性能スポーツカー”の進化と真価
665馬力のアストンマーティン新型「ヴァンテージ」は何がスゴい?「真のドライバーのために」開発された“超高性能スポーツカー”の進化と真価
VAGUE
【このメルセデス500SECなんぼ?】今やチューニングカルト的存在 40年前の「ケーニッヒスペシャルズ ワイドボディ 500SEC」
【このメルセデス500SECなんぼ?】今やチューニングカルト的存在 40年前の「ケーニッヒスペシャルズ ワイドボディ 500SEC」
AutoBild Japan
マセラティ グランカブリオの受注を開始。ネットゥーノ搭載のトロフェオ
マセラティ グランカブリオの受注を開始。ネットゥーノ搭載のトロフェオ
Auto Prove
次世代ベントレーは丸目4灯ではない!? 16台限定の「バトゥール コンバーチブル」で未来のデザインを予想。W12搭載というだけで価値あり
次世代ベントレーは丸目4灯ではない!? 16台限定の「バトゥール コンバーチブル」で未来のデザインを予想。W12搭載というだけで価値あり
Auto Messe Web
ポルシェ『718ケイマン』の頂点、「GT4 RS」をさらに速く…純正オプション「マンタイ」を米国設定
ポルシェ『718ケイマン』の頂点、「GT4 RS」をさらに速く…純正オプション「マンタイ」を米国設定
レスポンス
フェラーリの「V12エンジン」はなぜ生き延びることができたのか? 新たな旗艦「ドーディチ チリンドリ」に見た「跳ね馬の覚悟と情熱」
フェラーリの「V12エンジン」はなぜ生き延びることができたのか? 新たな旗艦「ドーディチ チリンドリ」に見た「跳ね馬の覚悟と情熱」
VAGUE

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2695.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1640.03258.0万円

中古車を検索
GTの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2695.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1640.03258.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村