現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 「最新モデル試乗」4年連続ベストセラー、じっくり乗ってわかったホンダN-BOXが売れている理由

ここから本文です

「最新モデル試乗」4年連続ベストセラー、じっくり乗ってわかったホンダN-BOXが売れている理由

掲載 更新 17
「最新モデル試乗」4年連続ベストセラー、じっくり乗ってわかったホンダN-BOXが売れている理由

上質なエクステリア、立派な室内。しかも圧倒的に広い!

 N-BOXは日本でいちばん売れているクルマ。2020年の総販売台数は19万5984台。登録車を含む新車販売台数で4年連続トップに輝いた。なぜ、そんなに売れるのか、ベストセラーの秘密を知るため最新モデルに試乗した。試乗車は昨年12月のマイナーチェンジで登場したカスタムLターボのコーディネートスタイルである。
 コーディネートスタイルは、2トーン仕様のボディカラーに合わせて各部をスタイリッシュに統一した「デザインを楽しむ1台」。カスタムLターボは、外装にダークメッキ加飾とブラックカラーアルミを装着。室内はマルチボルドーパネルと、本革調シートが個性を主張する。

「最新モデル紹介」8年ぶりの全面刷新! 話題の新型ホンダ・ヴェゼル、実車に触れ、開発者に聞いて分かった魅力

 エクステリアは、上質そのもの。ミッドナイトブルービームとシルバー塗装の艶やかさもさることながら、ボディパネルの立て付けや質感がKカーのイメージを大きく超えている。全高が1790mmと高いので見た目のボリューム感たっぷり。実に堂々としている。

 室内も立派だ。立体的なインパネは作りが丁寧。シートの座り心地もよく、後席の広さは驚くほど。両側電動スライドドア、前後席センターアームレスト、本革ステアリングなど、装備も充実している。210万円に迫る価格は確かに高価だが、実車に触れると納得できる。ライバル不在。独自の存在感の持ち主だ。あえていえば、トヨタ・アルファード&ヴェルファイアのKカー版といったところだろうか。ファミリーカーというより、プレミアムカーのイメージだった。

走りは力強く、静粛。「いいもの感」にあふれている!

 走りはKカー離れしている。64ps/104Nmのスペックを誇るパワーユニットは、メーカーが「ダウンサイジングターボ」と説明するように、イメージ的には1.3リッターエンジンのような余裕の持ち主。発進加速の一瞬こそボディの重さ(車重930kg)を感じるが、いったんスピードが上昇するとトルクフルに生き生き走る。右足を踏み込んだシーンでのスピードの伸びは力強く、ステップシフトイメージのCVT制御は巧みだ。静粛性もハイレベルだった。

 乗り心地はしなやかな印象。アダプティブクルーズコントロールをONにしての高速クルージングは実に快適。どこまでも走っていきたくなった。
 N-BOXは、4名のパセンジャーが快適にくつろげる室内スペースと、多彩に使えるユーティリティ、そして安心感の高い走りが融合したクオリティカー。便利で快適なだけでなく、「いいもの感」にあふれている。
 売れて当然、魅力充実。日本の国民車といえる。

こんな記事も読まれています

トヨタエンジン搭載の「“自家製”フェラーリ」!? 7億円超えスーパーカーを「気合」で再現! もはやホンモノな「DIY ラ・フェラーリ」とは
トヨタエンジン搭載の「“自家製”フェラーリ」!? 7億円超えスーパーカーを「気合」で再現! もはやホンモノな「DIY ラ・フェラーリ」とは
くるまのニュース
サーキットでのラップタイム短縮を実現! ブリヂストンからハイグリップスポーツタイヤ「POTENZA RE-10D」が登場
サーキットでのラップタイム短縮を実現! ブリヂストンからハイグリップスポーツタイヤ「POTENZA RE-10D」が登場
VAGUE
60年以上の歴史を持つ「レッドドット・アワード」をロータスが受賞!「エレトレ」と「エメヤ」の卓越したデザインが世界最大のコンペで認められました
60年以上の歴史を持つ「レッドドット・アワード」をロータスが受賞!「エレトレ」と「エメヤ」の卓越したデザインが世界最大のコンペで認められました
Auto Messe Web
1気筒あたり3バルブを採用。グロス200psを達成したシリウスダッシュの搭載で三度注目される!【GTmemories12 A183Aスタリオンダイジェスト(5)】
1気筒あたり3バルブを採用。グロス200psを達成したシリウスダッシュの搭載で三度注目される!【GTmemories12 A183Aスタリオンダイジェスト(5)】
Webモーターマガジン
ルクレール「速さはなかったが、有意義な一日」フェラーリ、スペイン版アップデートのテストを継続/F1第12戦
ルクレール「速さはなかったが、有意義な一日」フェラーリ、スペイン版アップデートのテストを継続/F1第12戦
AUTOSPORT web
ルーキーイヤーとは違うんだ! サージェント、会心の予選ラップに満足感示す。来季F1シート未定も「最後まで戦う。僕はファイターだ」
ルーキーイヤーとは違うんだ! サージェント、会心の予選ラップに満足感示す。来季F1シート未定も「最後まで戦う。僕はファイターだ」
motorsport.com 日本版
ENEOSアンバサダーに大泉洋と川口春奈が就任
ENEOSアンバサダーに大泉洋と川口春奈が就任
レスポンス
ちっともカワイくない……けどこれもミニ!? みんな大好き「MINI」の知られざるファミリーたち
ちっともカワイくない……けどこれもミニ!? みんな大好き「MINI」の知られざるファミリーたち
WEB CARTOP
ぶっちゃけ見た目はそんな変わってないけどどうよ? 旧型オーナーが「新型N-BOX」に「乗り換える価値」はあるのか考えてみた!
ぶっちゃけ見た目はそんな変わってないけどどうよ? 旧型オーナーが「新型N-BOX」に「乗り換える価値」はあるのか考えてみた!
WEB CARTOP
炎天下 サウナ状態のクルマ いち早く冷やすためのポイントは?
炎天下 サウナ状態のクルマ いち早く冷やすためのポイントは?
乗りものニュース
何もしてないのに「バッテリー上がり」した! 真夏の「突然のトラブル」どう防ぐ? いつか起こり得る「エンジンかからない」どう対処するのがOKか
何もしてないのに「バッテリー上がり」した! 真夏の「突然のトラブル」どう防ぐ? いつか起こり得る「エンジンかからない」どう対処するのがOKか
くるまのニュース
フェラーリF1、スペインで投入したアップデートを諦め、旧仕様に戻して戦うシルバーストン。サインツJr.「高速での安定性が少し増した」
フェラーリF1、スペインで投入したアップデートを諦め、旧仕様に戻して戦うシルバーストン。サインツJr.「高速での安定性が少し増した」
motorsport.com 日本版
新型トライトンが北海道を激走するぞ! 女性モータージャーナリストの竹岡さんがラリー参戦を発表!!
新型トライトンが北海道を激走するぞ! 女性モータージャーナリストの竹岡さんがラリー参戦を発表!!
WEB CARTOP
王座をめぐる骨肉の権力バトルを描く壮大なヒーローアクション叙事詩『SALAAR/サラール』
王座をめぐる骨肉の権力バトルを描く壮大なヒーローアクション叙事詩『SALAAR/サラール』
バイクのニュース
ホンダ『CBR650R』が外観を一新! シャープなカウルが際立つ新型の注目ポイント
ホンダ『CBR650R』が外観を一新! シャープなカウルが際立つ新型の注目ポイント
レスポンス
レッドブルF1育成リンブラッド、”ダブル優勝”達成。大波乱のレース制して今季4勝目|FIA F3シルバーストン フィーチャーレース
レッドブルF1育成リンブラッド、”ダブル優勝”達成。大波乱のレース制して今季4勝目|FIA F3シルバーストン フィーチャーレース
motorsport.com 日本版
ウイリアムズ育成コラピントがFP1初参加「すべてのラップ、コーナーを楽しみベストを尽くした」/F1第12戦金曜
ウイリアムズ育成コラピントがFP1初参加「すべてのラップ、コーナーを楽しみベストを尽くした」/F1第12戦金曜
AUTOSPORT web
トヨタ新型「シエンタ“車中泊仕様”」初公開に反響多数!?「これ欲しい」「秘密基地ですね」オシャカワ木匠内装の自然派「VANLIFE ROOMKIT」実車展示
トヨタ新型「シエンタ“車中泊仕様”」初公開に反響多数!?「これ欲しい」「秘密基地ですね」オシャカワ木匠内装の自然派「VANLIFE ROOMKIT」実車展示
くるまのニュース

みんなのコメント

17件
  • 今年の国内はダイハツにも抜かれそうな現実を見ると、N-BOXだけ売れていてもダメなんだよね。
  • タント・スペーシア・ルークス・ekだっけ、どのトールBOXと見比べてもN-BOXはデザイン自身が軽自動車離れしてるよ!安全装備がどうのこうの言う輩がいるけど、年中高速走るわけでもないし軽自動車選択なら単なる論点にはならん。うちはファーストカーがアルファードで嫁カーがN-BOXだけど、完成度はアルファードに劣らないと思う。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

164.9188.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

10.8299.0万円

中古車を検索
N-BOXの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

164.9188.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

10.8299.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村