上質なエクステリア、立派な室内。しかも圧倒的に広い!
N-BOXは日本でいちばん売れているクルマ。2020年の総販売台数は19万5984台。登録車を含む新車販売台数で4年連続トップに輝いた。なぜ、そんなに売れるのか、ベストセラーの秘密を知るため最新モデルに試乗した。試乗車は昨年12月のマイナーチェンジで登場したカスタムLターボのコーディネートスタイルである。
コーディネートスタイルは、2トーン仕様のボディカラーに合わせて各部をスタイリッシュに統一した「デザインを楽しむ1台」。カスタムLターボは、外装にダークメッキ加飾とブラックカラーアルミを装着。室内はマルチボルドーパネルと、本革調シートが個性を主張する。
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エクステリアは、上質そのもの。ミッドナイトブルービームとシルバー塗装の艶やかさもさることながら、ボディパネルの立て付けや質感がKカーのイメージを大きく超えている。全高が1790mmと高いので見た目のボリューム感たっぷり。実に堂々としている。
室内も立派だ。立体的なインパネは作りが丁寧。シートの座り心地もよく、後席の広さは驚くほど。両側電動スライドドア、前後席センターアームレスト、本革ステアリングなど、装備も充実している。210万円に迫る価格は確かに高価だが、実車に触れると納得できる。ライバル不在。独自の存在感の持ち主だ。あえていえば、トヨタ・アルファード&ヴェルファイアのKカー版といったところだろうか。ファミリーカーというより、プレミアムカーのイメージだった。
走りは力強く、静粛。「いいもの感」にあふれている!
走りはKカー離れしている。64ps/104Nmのスペックを誇るパワーユニットは、メーカーが「ダウンサイジングターボ」と説明するように、イメージ的には1.3リッターエンジンのような余裕の持ち主。発進加速の一瞬こそボディの重さ(車重930kg)を感じるが、いったんスピードが上昇するとトルクフルに生き生き走る。右足を踏み込んだシーンでのスピードの伸びは力強く、ステップシフトイメージのCVT制御は巧みだ。静粛性もハイレベルだった。
乗り心地はしなやかな印象。アダプティブクルーズコントロールをONにしての高速クルージングは実に快適。どこまでも走っていきたくなった。
N-BOXは、4名のパセンジャーが快適にくつろげる室内スペースと、多彩に使えるユーティリティ、そして安心感の高い走りが融合したクオリティカー。便利で快適なだけでなく、「いいもの感」にあふれている。
売れて当然、魅力充実。日本の国民車といえる。
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