「今やEV、PHEVは特別ではない」
奇抜なデザインを持つBMWの電動モデルだが、今や目立つデザインは必要なくなった。BMWデザイン総責任者が、そう語る。
現在販売されているiシリーズはアグレッシブなデザインをまとっているが、BMWが発表する電動自動車のデザインは、今後徐々にトーンダウンしていくという。
同社のデザインディレクター、エイドリアン・ファン・ホーイドンクによれば、現行型i3やi8は画期的なパワートレインに注目してもらうために、従来のガソリン車と比べても特に目をひくようなデザインで目立つ必要があったという。しかし、電動パワートレインも主流になりつつあり、今後はデザインもより洗練された方向に向かう。
「電動自動車はわれわれの移動手段の中で、急速に広がりを見せています。今や、購入するクルマにEVやプラグインハイブリッドの選択肢があることは特別なことではないのです」
「BMWを購入いただくお客様は運動性能に優れるクルマをお求めになります。それがEVであろうとなかろうと関係ないのです。そうなると、EVだからと外観のデザインを変える必要はなくなります」
だからといってBMWから革新的なモデルがなくなるわけではないことも、ファン・ホーイドンクは強調した。
i4 2021年発表予定
「サブブランドのiは、インスピレーションやイノベーションを体現するもので、大きな変化をもたらす分野は電動化に留まりません」 ファン・ホーイドンクは言う。「今後も変わらずiブランドは存在しますし、デザイナーたちはEVとはまた違った分野を探求していくでしょう」
このようなアプローチの変化は、次のiモデルであるSUVのiX3にもすでに見られる。コンセプトは北京モーターショーで発表され、X3の影響を感じる、よりメインストリーム寄りなデザインを持っていた。この後にはi4が2021年に登場予定だが、このモデルは次世代4シリーズのプラットフォームを応用する見通しだ。
一方で、ドラマチックなスタイリングはビジョン・iネクストのために温存されているのかもしれない。このモデルも2021年の発表を予定しており、X5クラスのSUVとなる。これまでにBMWで用いられてきたものとはまったく異なるキドニーグリルが採用されるという。
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