■カタツムリ? それとも別の生き物!?
トヨタの米国法人は2023年11月、カリフォルニアとミシガンにあるトヨタのデザインスタジオ「キャルティ」で開発されながら未公開のままお蔵入りしたコンセプトモデルのいくつかを公開しました。
そのなかでも2012年に製作された都市型コンパクトカー「サイオンNYCコンセプト」の斬新な姿が、SNSなどで話題を集めています。
【画像】めちゃカッコいい! トヨタの「斬新コンパクトカー」を画像で見る(30枚以上)
キャルティ(Calty:CALTY Design Research)は、米国におけるトヨタのデザイン拠点です。
大きな市場である北米ユーザーの嗜好に応えるべく1973年に設立され、2023年で創立50周年を迎えました。
これを記念し、過去に手がけた秘蔵5モデルの写真を公開しましたが、今回特に話題を呼んだのがサイオンNYCコンセプトでした。
サイオンとは、2003年から2016年にかけてトヨタが北米で展開していた若者向けの別ブランドの名称です。
そしてコンセプトカーは、歩行者の多い大都市交通のあり方を見据え、ボディサイズのコンパクト化だけにとどまらず、既成概念を打ち破るユニークな視点で考案された次世代シティカーとして開発されました。
NYCは文字通り、大都市「New York City(ニューヨークシティ)」を指しています。
低いボンネットに対し極端に高いキャビン部は、単にユニークさを狙ったのではなく、着座姿勢を直立に近い状態にするために考えられたものです。
壁やフェンスにもたれるような姿勢になる独自の「フェンスシート」を採用し、乗員の視線は歩行者と同じような高さとすることで、混雑したなかでも歩行者とのアイコンタクトがとりやすくなる狙いがあるといい、都市部での安全性や使い勝手を熟慮したデザインであることがわかります。
一見すると衝撃的なスタイリングのコンセプトカーに対し、SNSなどでは様々な声が集まっています。
その多くは斬新なデザインに対するもので「ちょっとついていけない」「不思議な格好」「ちょっと受け付けない……」など、なかなか理解が追い付いていないようです。
ただ「意図的に“ヘンなカタチのクルマ”を目指している感じが好き」などと好意的な意見もありました。
そしてサイオンNYCコンセプトで最も気になるのは、特徴的なヘッドライトの形状です。
キャルティでは、デザイン上のアイコンになるだけでなく、運転席からの車両感覚が掴みやすくなるという狙いがあったと説明しています。
これに対し「“カニ”みたいだな」「カエル?」「怪獣カネゴンみたい」など、人によって異なるものの、どこか生き物を想像させるという声が目立ちます。
そんななかでも最も多いのが「カタツムリのようなクルマ」との意見です。
これについてはさらに「カタツムリといえば日産“エスカルゴ”を思い出します」「エスカルゴも今思えば斬新なクルマだったなあ」など、日産がコンセプトカーとして東京モーターショーに出展し、その後市販化に至った商用バンを想起する声も多く見られます。
こちらもカタツムリ風の個性的なデザインが特徴ですが、後部に大きな荷室を備え十分な実用性を確保したことで、市販化を実現しました。
一方、残念ながらサイオンNYCコンセプトの市販化は実現していません。
とはいえSNSなどでの声を見る限り、その斬新さは今なお多くの人に対し強い印象を残すことに成功しているといえるでしょう。
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