MotoGP第11戦オーストリアGPの予選後、ヤマハのプロジェクトリーダーである津谷晃司は、バイクのパフォーマンスが不足していることについて、バレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスに謝罪をした。
今回の予選では、ビニャーレスがトップから1秒以上も遅れた11番手という結果に終わった。一方ロッシについては、Q1に出走し、Q2に進むことができなかった。
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ヤマハが競争力を発揮できなかった原因は、彼らが長いこと抱えている加速の問題であり、レッドブルリンクのコース特性によってその弱点が強調されてしまった。
その結果、津谷はライダーに対しバイクの弱点などについて謝罪を行った。
「パフォーマンスが不足していること、加速パフォーマンスについて、我々はライダーに謝罪をしなければなりません」
「今日は、我々にとって非常に厳しい1日でした。このトラックは自分たちにとって難しいトラックであることはわかっていました。というのも、ライダーたちがバイクのパワーを発揮できる状態ではないからです。それゆえ、おそらく最悪の予選となりました」
さらに津谷は、予選前のFP4では後方に沈んでいたビニャーレスが、加速の問題に加えてセンサーのトラブルを抱えていたことを明かした。
「マーベリックについては、今日(土曜日)と金曜日にセンサーのトラブルがありました。これは我々のバイクの技術的な問題です」
「FP1でこの問題が起き、FP4で再び発生しました。それゆえ我々はマーベリックの走行を大いに台無しにしてしまいました」
「今は、明日に向けてどうすればこの問題を解決できるのか、真剣に議論しています。ただ私は、ライダーが予選で良い結果を得るためにより速く走ることに集中できなかったことについて、謝りたいのです」
今後ヤマハは、イギリスGPの前後にミサノとアラゴンでテストを行うことになっているという。
「明日に向けて、そしてこれ以降のレースのためにも、解決策を見つけようとこれまでのように懸命に作業を行っています」と津谷は続けた。
「これらの課題の解決策を見つけるために、シルバーストンの前にはミサノでテストを行い、レース(イギリスGP)後はアラゴンでもテストを行います」
ヤマハがこのような謝罪を行ったということは、バイクの抱える問題をより深刻に捉えているということなのかとロッシに尋ねると、彼はこう答えた。
「そうだと願っている。というのも、僕は彼らと問題について話し合って長いこと経つけれど、1年経って今も同じ問題を抱えているんだ」
「彼らが問題解決のために最大限を尽くしてくれるよう願っている。今はその答えはわからないけれど、僕らが改善できるかどうか、来月まで見てみよう」
ロッシは、レッドブルリンクで苦戦することになると予想していたが、実際にはその予想以上に苦戦し、決勝レースを14番手からスタートすることになった。
「今年はこのトラックで苦労するだろうとわかっていた、おそらくここはカレンダーの中で最も最悪のトラックだ。でもこんなに苦しむとは予想していなかった」
「Q2に進むためには、FP1が唯一の”予選”だった。でも不運なことに、FP1では3周走った後にバイクが壊れてしまった」
「残念ながらQ2に進むことができなかったので、明日は5列目からのスタートになる」
「とても厳しくて、危機的な状況だ。特にここは、最初の3つ、4つのブレーキングポイントが難しい。集団に追いついたら、そこでポテンシャルをキープする必要がある」
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