モビリティリゾートもてぎで行われた2024スーパーGT第8戦の決勝。GT500クラスではau TOM’S GR Supraが独走で優勝を飾ったが、その一方でトヨタ陣営の車両ではトラブルが散見されるレースとなった。
まずは予選8番手からスタートしたDeloitte TOM’S GR Supra。笹原右京がスタートドライバーを担当し、1周目で7番手に上がってペース良く走行していたが、11周目に突然スロー走行となってそのままピットインした。そこから20分ほど作業してピットアウトして、数周走行したが、17周目に再びピットに戻り、そのままリタイヤとなった。
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実はスタート前のグリッドでもフロントボンネットを開けて慌ただしく作業している様子が見られ、ウォームアップ時から異変があった模様。37号車の大立健太エンジニアによると「症状としてはパワーが出なくなるという状態でした。ウォームアップの時にそれが出て『原因はここだろう』ということで、それを替えて良くなったですけど、3~4周走ると同じことが起きるという状態が続きました。現場で出来ることは何もないという状況までいったので、そこでリタイアしようということになりました。(トラブルの)詳細については、僕もまだ分かっていないです」と症状について説明した。今回はドライコンディションでも手応えを掴んでいただけに、少し意気消沈の様子だった。
各車がピットストップを終えた26周目にはWedsSport ADVAN GR Supraがピットイン。フロント部分からガレージに入れた。こちらもガレージ内で修復をして再びコースインし、最終的にトップから5周遅れの13位でレースを終えた。
坂東正敬監督によると「(阪口)晴南に交代してピットアウトした後に『エンジンがバラつく』とのことだったので、『それならピットに入れよう』となりました。TCDさんが対応してくれて、替えられるものは替えました。そうしたら普通に走りました」とのこと。こちらも原因については調査中のようだ。
そして、レース終盤の53周目には6番手を走っていたENEOS X PRIME GR Supraもスロー走行となり、そのままピットへ。こちらは約10分ほど作業をしてピットアウトしたが、その周に再びピットに戻ってレースを終えた。
「90度コーナーを曲がった出口あたりで症状が出ました」
そう語るのは14号車ENEOSの後半スティントを担当していた福住仁嶺。
「そのままピットに入ろうかと思ったんですけど、ポイントも取れる位置にいたので『もう少し我慢させてほしい』ということでもう1周いったんですけど、症状は治らなかったです」とトラブル発生時の状況を語った。
一応、トラブルの修復はできたようだが「そのままピットに入って『これが原因かな?』というのを替えたら大丈夫だったのですが、もし何かのトラブルでコース上で止まってしまうと他の人たちに迷惑をかけることになるので、1周だけチェックしてピットに戻りました」とのこと。他の2台と同様に事前の兆候はなく、走行中に突然、パワーが出なくなる症状が出たようだ。
詳しい原因については、それぞれで究明中のようだが、レースが終わってからTCD/TRDのスタッフが慌ただしく各チームを回って、険しい表情で話し込んでいる姿がみられた。状況から察するに同じ原因のトラブルが3台に起きたのではないかと思われる。
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