もくじ
どんなクルマ?
ー ドライブトレインや装備類を中心に見直し
国内試乗 新型フォルクスワーゲン・ポロ1.0 TSI 個性より安心感
どんな感じ?
ー ハッチバックモデルと遜色ない走行性能
ー ATの質感も向上 インテリアの魅力は不変
「買い」か?
ー 選ばない理由が見当たらない
スペック
ー ミニ・クーパーSコンバーチブルのスペック
どんなクルマ?
ドライブトレインや装備類を中心に見直し
フェイスリフトを受けたミニ・クーパーSコンバーチブルだが、外見上はそれ程大きな変化は見られない。
これまでクロームメッキ処理されていたボディトリムは、ピアノブラック仕上げになり、テールランプにはユニオンジャックのモチーフが用いられた程度で、それ以外の変更はない。今回のフェイスリフトの目玉は、インテリアやドライブトレインの向上と、装備類の充実にある。
アダプティブLEDヘッドライトはオプションながら、ヘッドライトとテールライトが共にLED化された。タッチスクリーン式のインフォテインメントシステムと、スマートフォンのワイヤレス充電機能もオプションリストに追加。さらにパーソナライズ・オプションとして、自動車業界初となる、3Dプリンターを用いて自身の名前や簡単な模様を特定のパーツに施すことも可能となった。
また、クーパーSコンバーチブルに組み合わされるトランスミッションは標準で6速マニュアルだが、2ペダルATは、7速ツインクラッチATへと置き換わった。4気筒ターボエンジンには大幅に見直しが加わり、高圧インジェクターのほか、新しいエグゾーストシステムとターボチャージャーが組み合わされている。
ミニによると、最高出力とトルクは従来型から変更はなく、191psと30.4kg-mとのことだが、燃費はおよそ7%改善。新しいエンジンは従来型よりも30kgも重くなったため、サスペンションのセッティングにも変更が加えられている。
コンバーチブルでも、ミニらしさは変わらないだろうか。
どんな感じ?
ハッチバックモデルと遜色ない走行性能
ミニ・クーパーSコンバーチブルの印象は、クローズドボディのモデルと多くの部分で共通する。ルーフ周りの骨格を切り落とすと、操縦性や乗り心地の面で悪影響を及ぼすことが多いが、このクルマにはあまり当てはまらなそうだ。
俊敏な身のこなし、クイックでダイレクトなステアリング、直線での力強いパフォーマンスなど、ハッチバックモデルのミニが持つ特徴的な性格はそのまま。強いて言えば、若干ボディが緩く感じられ、レスポンスも穏やかになっている程度。
ただ、その活発な性格を維持するため、コンバーチブルのボディには135kgに及ぶ補強が施されている。アクセルペダルを思いっきり踏み込んで加速する場面などでは、重量増を実感してしまう。
また、ハッチバックモデルはまるで虫アミから身をかわすトンボのように、極めて俊敏に向きを変えるが、コンバーチブルモデルは少し穏やかに感じられる。
荒れた舗装路を通過すると、かなりのボディ補強が施されているにも関わらず、ボディやステアリングコラムからの振動も看取できる。コーナリングでは、ボディがねじれるような感覚はまったくないものの、アンダーステアが少し早めに発生するようだ。
ATの質感も向上 インテリアの魅力は不変
このボディ剛性と重量増に関しては、走行性能に重きをおくエンスージァストにとって、ハッチバックモデルの方を選択する十分な理由にはなるだろう。しかし、多くのドライバーにとっては、気にする必要はないレベルだと思う。
ファブリック製のルーフは薄地ということもあり、ハードトップのモデルよりも、高速走行時の風切り音が車内へかなり侵入する。正直に言って、ほかのコンバーチブルモデルより、うるさいと感じる。
ターボで過給されるエンジンは、たくましく元気あふれる性格で、クーパーSコンバーチブルを驚くようなスピードで走らせる。スイートスポットは2500から5500rpmのあたり。トップエンドに向けて活気が増すわけではないから、どこかリラックスしたコンバーチブルの雰囲気にはよく似合う。
テスト車両に搭載されていた7速ツインクラッチATは、従来のATと比較すると大幅に良くなった。低速域ではスムーズで洗練された印象があり、スピードを上げればシャープにキビキビと変速をしてくれる。ただ、ステアリングにシフトパドルが備わらない理由は、何なのだろう。
もうひとつ、ミニのストロングポイントは、高級感の漂う室内にある。リアシート周りとラゲッジスペースはお世辞にも広いとは言えないが、フロントシートは充分ゆったりとしている。組み立て品質や素材の質感の面で、このクラスの中で同等のレベルを得ているモデルは数少ないと言えるだろう。
「買い」か?
選ばない理由が見当たらない
もし、運転も楽しめるコンパクトなコンバーチブルを探しているなら、選ばない理由は見当たらないのではないだろうか。
ハンドリング面でも、ハッチバックモデルに極めて近い水準を獲得しているし、実際は差があるとは言え、ほとんどのドライバーが気づかないであろうレベルだ。
クーパーSコンバーチブルにツインクラッチを組み合わせた価格は2万5490ポンド(382万円)で、マツダMX-5(ロードスター)のトップグレードも買える金額だから、決して安くはない。だからといって、コストパフォーマンスが悪いとも思わない。
ただし、もし本当に走りを重視するドライバーに対しては、より軽量で2500ポンド(38万円)ほど安価な、3ドアハッチバックをお勧めするけれど。
ミニ・クーパーSコンバーチブルのスペック
■価格 2万5490ポンド(382万円)
■全長×全幅×全高 –
■最高速度 230km/h
■0-100km/h加速 7.1秒
■燃費 18.2km/ℓ
■CO2排出量 126g/km
■乾燥重量 1390kg
■パワートレイン 直列4気筒1998ccターボ
■使用燃料 ガソリン
■最高出力 191ps/5000-6000rpm
■最大トルク 30.4kg-m/1250rpm
■ギアボックス 7速ツインクラッチAT
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