■世界初の「四駆+クロスオーバー コンバーチブル」!
2024年5月2日、アメリカのカーオークションサイト「Cars & bids」において、2014年製の日産「ムラーノ」が2万1500ドル(約340万円)で落札されました。
10年前の日本製クロスオーバーSUVですが、通常のモデルとは異なる仕様だといいます。どのようなクルマなのでしょう。
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クションが開催されています。
今回落札されたムラーノは、通常のモデルと異なる、世界でも珍しい成り立ちを特徴としていました。
ベースのムラーノは、当初北米専用モデルとして2002年に登場したクロスオーバーSUVです。
先進的なスタイリングが好評を博し、2004年には当初発売の予定がなかった日本に導入されたほか、最終的には世界で販売されるまでに至りました。
パワートレインは、3.5リッター V型6気筒に加え、日本仕様には2.5リッター 直列4気筒のガソリンエンジンが設定されています。
2008年にはフルモデルチェンジが実施され2代目が登場しました。
これをベースに2010年11月に開催された米国・ロサンゼルスオートショーで世界初公開されたのが、今回落札された「ムラーノ クロスカブリオレ」です。
米国日産が当時発表したニュースリリースには「世界初のAWDクロスオーバー コンバーチブル」と書かれています。
ジープ「ラングラー」やトヨタ「ランドクルーザー70」など、ラダーフレームを備えた本格的なクロスカントリータイプの四輪駆動車には、古くからオープントップ仕様がありました。
しかし乗用車のプラットフォームをベースにしたクロスオーバーSUVのオープンカーは斬新な存在であり、世界的にも注目を集めています。
ムラーノは5ドア・5人乗りですが、ムラーノ クロスカブリオレは2ドア・4人乗りのレイアウトで、電動開閉式のソフトトップと組み合わせています。
安全対策のためポップアップ式のロールバーも備わり、万が一の横転にも備え、現代のオープンカーらしい配慮も施されています。
エンジンは通常モデル同様の3.5リッター V型6気筒エンジンで最高出力265HP、最大トルク248lb-ftを発揮し、駆動方式はAWD(四輪駆動)のみの設定でした。
インテリアは非常に豪華な仕様となっており、キルティング処理が施されたプレミアムレザー内装が標準装備。
ブラック内装のほか、オプションでブラックトップ+キャメル(ブラウン)内装と、ブラウントップ+カシミア(ライトブラウン)内装を選択できました。
トランクは独立しており、オープン時でもゴルフバッグ2セット、もしくは機内持ち込みサイズのスーツケース2つが収納可能な大きさを有しています。
このようにムラーノ クロスカブリオレは贅沢な内外装と凝った造りを持つため、通常モデルよりも高価なモデルでした。
ちなみに2013年モデルのアメリカにおける販売価格(2012年当時)は、ムラーノが2万8440ドル~3万9480ドル(約449万円から約624万円)なのに対し、ムラーノ クロスカブリオレは4万4540ドル(約704万円)となっています。
※ ※ ※
なおムラーノ クロスカブリオレは2014年を最後に製造を終えており、その後も後継モデルは登場していません。
今回出展されたムラーノ クロスカブリオレは17件の入札のうえ、前述の通り2万1500ドル(約340万円)で落札されました。
新車から10年が経過した個体ですが、走行距離は約1万5600マイル(約2万5100キロ)と少なく状態も良いことが高評価となった要因のようですが、今もなおこの希少なモデルを求めるコアなファンが中古車の相場を支えているようです。
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