ハラマで開催されたフォーミュラEのプレシーズンテスト。最終日午前に行なわれたセッションはジャガーのミッチ・エバンスが首位。午後のセッションは各チームが女性ドライバーを走らせ、アビー・プリングがトップとなっている。
エバンスは1分27秒461をマーク。これは4日間のテストで最速のタイムとなった。これまでポルシェ勢が速さを見せてきたこのテストだが、昨年のチームチャンピオンであるジャガーも好調を維持しているようだ。
■模擬レースはポルシェがワンツー! フォーミュラEハラマテスト3日目、最速タイムはベックマン
2番手はキロレースのダニエル・ティクトゥム。今季からポルシェのカスタマーとなったキロレースは、デビッド・ベックマンも5番手と印象的なタイムを残しているが、どちらもレギュラーシーズンに参戦する契約はまだ結んでいない。
ディフェンディングチャンピオンのパスカル・ウェーレイン(ポルシェ)が3番手。こちらもテスト3日目に行なわれた模擬レースを含め速さを見せており、今季も主役のひとりになりそうなパフォーマンスを見せている。
日産はオリバー・ローランドが6番手、ノーマン・ナトーは10番手と揃ってトップ10圏内に。ヤマハ/ローラのパワートレインを搭載するアプトのゼイン・マロニーは、テクニカルトラブルで前日の模擬レースで1周も走れなかったものの、この日は序盤にトップタイムを記録。最終的に8番手でセッションを終えた。
午後のセッションは各チームが少なくとも1人女性ドライバーの起用を義務付けられており、Wシリーズを3連覇したジェイミー・チャドウィックや、日本からは小山美姫が参加した。
F1アカデミーのポイントリーダーに立っているプリングは、日産からセッションに参加。3時間のセッション最後の1時間に1分30秒889をマークした。
プリングはフォーミュラEでの走行は今回が初めてだったが、ポルシェのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタがテスト初日に記録したトップタイムから1.6秒遅れのタイムとなった。
2番手は、ジャガーから参加したチャドウィック。このセッションで最多の39周を走った彼女は、2020年のルーキーテストでジャガーとフォーミュラEのマシンをテストしたことがあり、来シーズンも同じテストを行なう予定だ。
マクラーレンのビアンカ・ブスタマンテは、このセッションで初めて1分32秒の壁を破ったドライバーで、0.826秒遅れの3番手でセッションを終えた。
ヤマハ/ローラから参加した小山は、31周を走行。ブスタマンテと僅差の4番手となった。
セッション最後の1時間には、F1アカデミーに参戦しているジェシカ・エドガーがターン3でクラッシュ。DSペンスキーのマシンをバリアに当ててしまい、赤旗の原因となった。
シリーズ黎明期の2014年から2016年にかけて12戦フォーミュラEに出場した経験があるシモーナ・デ・シルベストロは、キロレースから参加したが、技術的な問題により6周しか走れなかった。
また、今季はスーパーGTのGT300クラスに参戦しているリル・ワドゥーは、ジャガーから参加したものの、シートに問題があったため出走できず。1周もできなかった唯一のドライバーとなった。
ジャガーの広報担当者は次のように語った。
「リル・ワドゥーは、シートのフィッティングとシミュレーターでのテストのためにキドリントンの本社を訪れた。残念ながら、リルがここマドリードで最後のペダルチェックをするためにジャガーI-TYPE 7に飛び乗ったとき、彼女のシートは彼女が望むほど快適ではなかった。我々は、なぜシートのフィット感が一定でなかったのか、その理由を調査している」
「彼女は素晴らしい才能を持ったレーシングドライバーであり、今週チームにポジティブな印象を与えてくれた。リルは今後、チームをサポートし、ジャガーI-TYPEをテストする機会を持つだろう」
この4日間のテストで、フォーミュラEはプレシーズンの走行を終了。12月7日にサンパウロE-Prixでシーズン11(2024-25年)が開幕することになる。
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