FIA 世界ラリー選手権フォーラムエイト・ラリージャパン2024の開催にあたって、「フォーラムエイト・ラリージャパン2024ウェルカムセレモニー」が衆議院第一議員会館で行なわれた。
GAZOO Racingの勝田貴元(左)とエルフィン・エバンス現在ポイントリーダーのティエリー・ヌービル(HYUNDAI SHELL MOBIS WORLD RALLY TEAM)は「開幕のモンテカルロからポイントをリードしたシーズンで、今もポイントリーダーだから、今年のラリージャパンは気持ち的には少し違ったジャパンラウンと感じています。今週末はいつも通りに過ごすことでタイトルを獲得することが目標で、待ち遠しい気持ちです。ただ、ラリーは最後までわからないスポーツだから集中して、いつも通りにこなすことが重要で、ラリージャパンを楽しみたいと思っています」と語った。
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最終戦をポイントリーダーで迎えるティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ組そして日本人で唯一の勝田貴元(TOYOTA GAZOO Racing WORLD RALLY TEAM)は、「ホームラウンドは僕にとってもチームにとっても、すごく重要で、さらにラリーファンの皆さんにとっても大事な大会だと感じています。昨年の悔しい思いはありますが、今はフィーリングがすごくいいので、自分のベストのパフォーマンスを出し切って、一昨年3位表彰台だったので、それ以上の結果を出したいのと、チームタイトル獲得に貢献できるように週末をとおして走りたいと思っています」と意気込みを語った。
WRC 2024ラリージャパンについて
2024年のラリージャパンは、愛知県豊田市の「豊田スタジアム」にサービスパークを置き、スタジアム内に、スーパーSSのステージを設置。
ラリーは21日(木)の午前9時過ぎから豊田市の「鞍ケ池公園」でシェイクダウンが行なわれ、その後豊田スタジアムでのセレモニアルスタートに続き、午後7時過ぎからデイ1として競技がスタート。全長2.15kmの「トヨタスタジアムSSS1」がスタートする。
山岳地帯の舗装路を舞台とする本格ステージは22日(金)のデイ2から始まり、愛知県の豊田市および設楽町で「イセガミズ・トンネル」、「イナブ/シタラ」という前年と同じルートを使用する2本のステージを走行。その後、新城市に新たに設けられた「シンシロ」を走る。このうち、全長23.67kmのイセガミズ・トンネルは、今大会最長のステージとなる。
デイ2はミッドデイサービスの設定がなく、TFZ(タイヤフィッティングゾーン)での簡易的なサービスを経て、午後は、午前中の3ステージを再走。一日の最後には、岡崎市の中央総合公園でスーパーSS「オカザキSSS」が2本連続で行なわれる。なお、デイ2のステージ合計は126.00kmと長く、4日間で最長の一日となる。
デイ3、23(土)は岐阜県が主舞台となり、新たに恵那市の笠置山周辺に設けられた「マウント・カサギ」で一日がスタート。その後「ネノウエ・コウゲン」、「エナ」という前年大会と大部分が重なる2本のステージを走行。その後、豊田スタジアムで2回目のスーパーSSで終了する。
競技最終日、24(日)のデイ4は豊田市と岡崎市で「ヌカタ」、「レイク・ミカワコ」の2本のステージを各2回走行。その途中には豊田スタジアムでの、3回目のスーパーSSがある。最終ステージとなるレイク・ミカワコの再走ステージ、SS21はトップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。
ステージは前年よりも1本少ない全21本で、合計距離は302.59km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1024.34kmとなる。
なお、WRC2には、タイトル獲得を目指すサミ・パヤリ(プリントスポーツ)がGR Yaris rally2で出場。今季、GR YARIS Rally1 HYBRIDでトップカテゴリーにも3回挑戦したパヤリは、WRC2で2位以内に入れば選手権王者となる。
また、パヤリ以外にも、ラリー・ポルトガルでWRC2優勝を飾ったヤン・ソランス(テオ・マルティン・モータースポーツ)、TGR WRCチャレンジプログラムの2期生である小暮ひかると山本雄紀、英国ラリー選手権(BRC)の王座をMEMチームと共に獲得したクリス・イングラムも、GR Yaris rally2で出場する。
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