ワーケンホルスト・モータースポーツは来季2024年、提携するGT3ブランドをBMWからアストンマーティンにスイッチし、複数年契約を結んだイギリスのメーカーのGT3マシンでレーシングプログラムを実行する。
ドイツのワーケンホルストチームは11月23日、来シーズンの計画を発表。この中で、クラウドストライク・スパ24時間レースとADACトタルエナジーズ24時間レース(ニュルブルクリンク24時間)のトップクラスで改良型アストンマーティン・バンテージGT3を用いることを明らかにした。
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このうち、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットが舞台となる前者は、プロカー1台を含め計3台が送り込まれるファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(GTWCヨーロッパ)・エンデュランス・カップのプログラムの一環として行われる。
アストンマーティンのファクトリードライバーたちはこの3台体制のプログラムに関わり、GTWCヨーロッパと“ノルドシュライフェ”と呼ばれるニュルブルクリンク北コースで行われる24時間レースで起用される予定だ。またADAC GTマスターズへの参戦も検討されている。
今回の発表は、10年以上にわたってBMWのGTカーを走らせ、ドイツのブランドで複数のタイトルと主要レースでの勝利を達成してきたワーケンホルストにとって、大きな変化が訪れることを意味する。
ワーケンホルストにおけるこれまでで最大の成功は2018年のスパ24時間レース総合優勝であり、この年フィリップ・エング、トム・ブロムクビスト、クリスチャン・クログネスがドライブするBMW M6 GT3が同レースを制した。
BMWのGT3カーによるその他の特筆すべき功績は、2023年のAsLMSアジアン・ル・マン・シリーズGT3タイトル獲得だ。これによりル・マン24時間レースへの自動招待枠を獲得したチームは、“レンタル”したフェラーリのマシンでル・マンデビューを飾った。また、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジでは2020年のキャラミ9時間とインディアナポリス8時間で優勝を果たしている。
もちろん、地元ドイツでの活躍も忘れてはならない。チームは今シーズンNLSニュルブルクリンク耐久シリーズで圧倒的な強さを発揮。BMW M4 GT3で7戦5勝という輝かしい成績を収めた。
GT3レースとなったDTMドイツ・ツーリングカー選手権には2022年まで2シーズンにわたって参戦した。GTWCヨーロッパのエンデュランス・カップでは2021年にトップクラスに進出。翌年はローヴェ・レーシングがBMWを代表するチームとなり、今季はここにチームWRTが加わっている。
■元アウディチームのコムトゥユーに続く動き
「AMR(アストンマーティン・レーシング)との緊密なパートナーシップは、今後数年間、卓越した技術と経験を頼りにできるという確信を与えてくれる」と語るのは、ワーケンホルストのマネージング・ディレクターであるニクラス・ケーニッヒバウワー。
「このパートナーシップによってレースパフォーマンスが強化されるだけでなく、パートナーやカスタマーにとって成功したオペレーションチームとしての地位も強固になる」
「来シーズンに向けて万全の準備ができていることは間違いない。AMRと一緒に働くことをとても楽しみにしている」
ワーケンホルストの発表は、元アウディチームのコムトゥユー・レーシングが来シーズンよりGT3とGT4でアストンマーティン・ヴァンテージを走らせる4年契約を結んだことに続くものだ。
イギリスのブランドは今シーズン、GTWCヨーロッパではシルバーカップに1台のみ参戦していたが、来季は大幅に台数を増やし1年ぶりにプロクラスに復帰する予定だ。
アストンマーティンの耐久モータースポーツ責任者であるアダム・カーターは、「ワーケンホルスト・モータースポーツをAMRファミリーに迎えることができ、うれしく思う」と述べた。
「ワーケンホルストはその血統を証明するチームであり、さまざまな選手権で素晴らしい結果を残してきた。我々アストンマーティンは、そんなワーケンホルストと協力して、バンテージGT3による野心的でエキサイティングな計画の達成を支援することを楽しみにしている」
「最終的には、これが勝利の組み合わせになると信じている。なぜなら、私たちはワーケンホルストがグローバルGTレースの頂点に立つことができることを知っているためだ。もちろん、AMRがこの長期的なパートナーシップに入ったのは、バンテージとの新しいエキサイティングな時代に移行するためでもある」
なお、ワーケンホルスト・モータースポーツはGT3プログラムのすべてをアストンマーティンに切り替えるものの、コムトゥユーとは異なり来年もGT4カテゴリーでBMW M4 GT4を走らせる予定だ。
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