マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)と今季のチャンピオンシップを争っているドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾだが、第7戦カタルニアGPではその差が37ポイントに広がってしまった。
ドヴィツィオーゾは2周目に元チームメイトであるホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ)のクラッシュに巻き込まれ転倒リタイアを喫し、ノーポイントとなってしまったためだ。
■ ロレンソ、好調なスタートに“興奮しすぎた”? 多重クラッシュの瞬間を語る
このクラッシュで、ドヴィツィオーゾ以外にヤマハのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシも巻き込まれてリタイアを強いられ、結果としてレースはマルケスの独走を許してしまうことになった。
「何が起こったかは明らかだ。ホルヘはスタートからかなりポジションを上げて、良い位置につけていた。ペース面でも彼はそれほど離れていなかったし、序盤から先頭につけていたかったんだと思う。そして、彼は大きなミスを犯した」
レース後、ドヴィツィオーゾはそう語った。
「あの(ヘアピン)コーナーはとてもミスをしやすい。なぜならギヤは1速で、(それまでとは)反対の方向へ戻っていく(ように走る)からだ」
「そして、小さなミスが大きな過ちになることもある。彼はマーベリックをオーバーテイクしたいがために、正気ではなかった。彼はマーベリックがブレーキを遅らせていたので、ブレーキをかけた場所をみていなかったんだ」
「ロレンソはマーベリックよりも少しだけ遅くブレーキをかけた。それは結局、彼が少し速すぎて、インに入っていたということを意味している」
ドヴィツィオーゾがロレンソに先んじてコーナーへ進入しようとしていたことが、クラッシュの一因だったのではないか、という問いには、彼は次のように答えている。
「そういった事を言う人は、一度もレースをしたことが無いか、バイクについて何も理解していないかだね」
ビニャーレスとドヴィツィオーゾはスチュワードに対して、ロレンソにペナルティを科すことを要求したが、結局ロレンソには罰則は下されなかった。
ドヴィツィオーゾはロレンソのミス自体は“クレイジーではない”と感じているようだが、チャンピオンシップの状況もあり、ミスの影響が大きくなっていると強調した。
「今回のミスは、ライダーとしての観点からみれば、そう大きい問題ではない。だけど、2周目のコーナーでしてしまうのは大きな間違いだと言える」
「だから、彼のようなチャンピオンならなおさら大きな失敗だ。そして、このミスはチャンピオンシップの流れを大きく変えてしまった。なぜなら多数の速いライダーが0ポイントに終わって、ポイントリーダーのマルケスは勝っているからだ」
ドヴィツィオーゾはオープニングラップにマルケスを追い抜いて、トップに立っていたが、彼はレースをあのまま戦えていたなら、マルケスと争えるだけのペースがあったと感じているようだ。
「マルクがどれほど強いのかは分かっている。そして今日、僕らは彼に挑むチャンスがあったんだ」
「彼は今日、とても良いペースがあった。だけど僕らも良いスタートを切って、チャンスがあった。僕もいい位置につくことができていた」
「あの瞬間、まだリヤタイヤが機能していなかったから、僕は準備が整うのを待っていた。ソフトタイヤは準備ができるまで3周程かかるんだ」
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