現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 意外に危険な水たまり! クルマで安全に通過できるボーダーラインは?

ここから本文です

意外に危険な水たまり! クルマで安全に通過できるボーダーラインは?

掲載 更新
意外に危険な水たまり! クルマで安全に通過できるボーダーラインは?

 メーカーによればドア下までの水深はOK! 速度は……

 今年7月の西日本豪雨をはじめ、大雨やゲリラ豪雨の被害が多発している最近の日本。いつもの道が短時間で水浸しということも珍しくなく、安易に水たまりに進入し、クルマが冠水して動かなくなってしまった光景は、テレビなどでもおなじみなはず。どうすれば、そのような被害に遭わずに済むのか。

水没車は乾いてもエンジン始動はNG! 保険や廃車など対応策は?

 まずは、自分のクルマがどのぐらいの水深までなら水たまりを通過できるのかをきちんと把握しておくことが肝要だ。国内の自動車メーカーに問い合わせてみたところ、乗用車が問題なく通過できる水たまりの水深の目安は、地面からドアの下端(フロアカーペットの高さまで)までとのこと。通過する際の速度についてはとくに指定していないとのこと……。

 もう少し詳しく調べてみると、BMWでは取扱説明書に「水の中を通過する」という項がしっかり記されていた。それによると、3シリーズの場合、「流れのない水に限り、最高水位は25cm、10km/h以下の歩行速度で走行してください」とある。

 SUVのXシリーズは、「流れのない水に限り、最高水位は30cm、10km/h以下の歩行速度 で走行してください」と非常に明確に書かれている。さらに注意事項として、「水位と速度に注意する。水位と歩行速度を超えないようにしてください。エンジンや電装品、またはトランスミッションに損傷を与える恐れがあり危険です」とここまで親切に書いてあるのはさすがと言える。

 前出の国内メーカーの取扱説明書には、最大水位や速度についての注意書きは、一切なかった。1年の1/3が雨の日という日本で作られたクルマの取説としては、不親切というか寂しいところ……。しかし、セダンの場合、BMW以外の車種でも、「流れのない水に限り、最高水位は25cm、10km/h以下の歩行速度」というのをひとつの目安にするといいはずだ。

 一度、メジャー(巻尺)か物差しをもって駐車場に行き、愛車のバンパーやタイヤの位置で、25cmがどれぐらいの高さになるのか確認しておくことをオススメする。そのうえで、大雨の際、アンダーパスや電車ガード下、スリバチ状の道路では水たまりが発生しやすく水深も深くなりやすいので、多少遠回りしてもそうした道を避ける注意深さも必要。

 とくに夜間は、水たまりの深さを読み違えるリスクが高まるので、大きな水たまりができるような箇所は、極力迂回するようにした方が賢明だ。

関連タグ

こんな記事も読まれています

Moto3スペイン予選|山中琉聖、好調5番手を確保! ポールシッターはダビド・アロンソ
Moto3スペイン予選|山中琉聖、好調5番手を確保! ポールシッターはダビド・アロンソ
motorsport.com 日本版
4車種用が同時に販売開始、ブリッツの車高調キット「DAMPER ZZ-R」シリーズ
4車種用が同時に販売開始、ブリッツの車高調キット「DAMPER ZZ-R」シリーズ
レスポンス
First EVに選びたくなるボルボ「EX30」のコスパと完成度
First EVに選びたくなるボルボ「EX30」のコスパと完成度
@DIME
【スタッフ通信】アメリカンラグジュアリーで胃袋もアメリカンに
【スタッフ通信】アメリカンラグジュアリーで胃袋もアメリカンに
Auto Prove
日産に続きジャガーも! 2030年までのフォーミュラE参戦を決定「これは、電気自動車メーカーにとってのF1だ」
日産に続きジャガーも! 2030年までのフォーミュラE参戦を決定「これは、電気自動車メーカーにとってのF1だ」
motorsport.com 日本版
Honda R&D Challenge、スーパー耐久第2戦富士24時間で野尻智紀をゲストドライバーに起用
Honda R&D Challenge、スーパー耐久第2戦富士24時間で野尻智紀をゲストドライバーに起用
AUTOSPORT web
HELM MOTORSPORTS、車両変更となる2024年のFIA-F4に4台体制で参戦。チャンピオンを目指す
HELM MOTORSPORTS、車両変更となる2024年のFIA-F4に4台体制で参戦。チャンピオンを目指す
AUTOSPORT web
レンジローバー、2025年モデルの受注開始…ディーゼルモデルがパワーアップ
レンジローバー、2025年モデルの受注開始…ディーゼルモデルがパワーアップ
レスポンス
スズキ「モーターサイクルコレクション2024」 広島、福岡、香川、宮城の4会場にて開催
スズキ「モーターサイクルコレクション2024」 広島、福岡、香川、宮城の4会場にて開催
バイクのニュース
高性能「巨大ベッド」搭載!? 日産「新型“車中泊”カー」寝心地はどう? 実際に「泊ってみた」印象とは
高性能「巨大ベッド」搭載!? 日産「新型“車中泊”カー」寝心地はどう? 実際に「泊ってみた」印象とは
くるまのニュース
クラウンクロスオーバーの新種「RSランドスケープ」に初遭遇。なぜ市販化されることになったのか? 開発陣がイベントで激白!【週刊スタッフブログ 号外】
クラウンクロスオーバーの新種「RSランドスケープ」に初遭遇。なぜ市販化されることになったのか? 開発陣がイベントで激白!【週刊スタッフブログ 号外】
Webモーターマガジン
レース後の失格どうにかしてよ! ダ・コスタ、ミサノ失格未だ納得できず「スポーツのためにも、別の方法が必要」
レース後の失格どうにかしてよ! ダ・コスタ、ミサノ失格未だ納得できず「スポーツのためにも、別の方法が必要」
motorsport.com 日本版
ヤマダホームズがヒョンデの新型EV『コナ』とセット販売開始
ヤマダホームズがヒョンデの新型EV『コナ』とセット販売開始
レスポンス
基本「想像は夢と知れ」! オープンカー乗りが突きつけられる現実6つとそれでも乗りたくなる魔力
基本「想像は夢と知れ」! オープンカー乗りが突きつけられる現実6つとそれでも乗りたくなる魔力
WEB CARTOP
ホンダと別れるレッドブル、自社製PU開発の進捗は? デビューまであと2年弱……車体開発で培った「“大胆さ”が活きる」とホーナー代表期待
ホンダと別れるレッドブル、自社製PU開発の進捗は? デビューまであと2年弱……車体開発で培った「“大胆さ”が活きる」とホーナー代表期待
motorsport.com 日本版
マルク・マルケス、母国スペインGPで移籍後初ポールポジションを獲得! ドゥカティ陣営フロントロウ独占
マルク・マルケス、母国スペインGPで移籍後初ポールポジションを獲得! ドゥカティ陣営フロントロウ独占
motorsport.com 日本版
ホンダ新型「シティ」発表! スポーティな「RS」もある「コンパクト5ドアハッチバック」! 精悍顔がカッコイイ「新モデル」馬で予約受付開始
ホンダ新型「シティ」発表! スポーティな「RS」もある「コンパクト5ドアハッチバック」! 精悍顔がカッコイイ「新モデル」馬で予約受付開始
くるまのニュース
ちょっと贅沢気分を味わえる、首都高「大黒PA」の「豚鍋定食」を堪能
ちょっと贅沢気分を味わえる、首都高「大黒PA」の「豚鍋定食」を堪能
バイクのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村