■フルフラットな荷室で車中泊も余裕!?
トヨタは2022年9月に「クラウン」をフルモデルチェンジし、16代目モデルを発売しました。
この16代目では、従来のセダンタイプのモデルに加え、3つのSUVを設定。「クラウンクロスオーバー」を皮切りに、2023年11月に「クラウンスポーツ」「クラウンセダン」が発売され、残すは「クラウンエステート」のみとなっています。
【画像】「えっ…!」これが車中泊可能な新型「クラウン」です! 画像を見る(44枚)
新型クラウンシリーズのラストを飾るエステートですが、1999年に登場した11代目クラウンにラインナップされていた、ステーションワゴンの名称としてなじみがある人も多いでしょう。
当時のクラウンエステートは、ほかのクラウンシリーズが2003年に12代目へフルモデルチェンジするなか販売が継続され、2007年まで生産。そして今回、およそ17年ぶりに車名が復活することになりました。
新型クラウンエステートは、どのようなモデルとして登場するのでしょうか。
ワゴンボディの先代クラウンエステートとは異なり、新型クラウンエステートはラージSUVとして投入されます。
ボディサイズ(開発目標値)は、全長4930mm×全幅1880mm×全高1620mm、ホイールベースは2850mmとされ、国内で販売されるSUVのなかでも大柄な部類に属します。
トヨタは新型クラウンエステートについて、「ワゴンとSUVの融合」と紹介しており、全高がやや低めに設定されているのは、ワゴンの名残であるといえそうです。
搭載されるパワートレインについて、HEV(ハイブリッド)とPHEV(プラグインハイブリッド)の2タイプが用意され、駆動方式はどちらも4WDのみが設定されます。
なお、米国では新型「クラウンシグニア」という名称で2024年夏に発売予定であることが発表されており、同車は2.5リッターハイブリッド車であることが明らかになっています。
新型クラウンエステートの先行公開サイトでは、ラゲッジスペースが紹介されているのですが、後席を前倒しした状態ではフルフラットの広大な荷室が確認できます。
前出の新型クラウンシグニアは6.5フィート(約198cm)の荷室長を確保しているといい、広いスペースを活用してたくさんの荷物を積載するのはもちろん、車中泊も可能であることが予想され、現行クラウンのなかでもっとも実用的なモデルとなるのではないでしょうか。
ボディカラーは、単色(モノトーン)5色、バイトーン(2トーンカラー)5色の全10色を用意。
内装は、基本的にほかのクラウンシリーズと同様のデザインですが、インテリアカラーにブラックに加えブルーやベージュの新色が設定され、上級SUVらしさを演出します。
※ ※ ※
新型クラウンエステートは2023年度内に発売予定とされており、“年度内”ということは、2024年3月までに市場投入されるものと思われます。
発売に向けて、今後はより詳細な情報が発表されることになるでしょう。
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みんなのコメント
クラウン買う人が車中泊なんかするかいな。
旅館やホテルに泊まるよ。
何が悲しくて車の中で狭苦しく寝なきゃなんないのさ