IDシリーズのエントリーモデル
text:Greg Kable(グレッグ・ケイブル
【画像】フォルクスワーゲンIDシリーズ コンセプトモデルを比較 全86枚
フォルクスワーゲンがリリースしたクリスマスカードには同社のIDシリーズの新しいエントリーモデルのイラストが描かれている。
コードネームIDエントリーとして知られているEVコンパクトハッチバックは、ID3を下回る価格でヨーロッパで2022年に発売されるのに先立って、2020年後半にコンセプトモデルとして公開される予定である。
シンプルなワンボックスのシルエットに横幅いっぱいのテールライトを配したIDエントリーは、フォルクスワーゲンの新しいMEBエントリー・プラットフォームを初採用する。
このプラットフォームは、より大きく高価なIDシリーズに採用されているMEBプラットフォームのコストダウン版と言われており、シュコダ、セアト、新しいジェッタを含むVWグループブランドの同じ価格帯のEVに採用される予定である。
新しいプラットフォームに関する情報は少ないが、フォルクスワーゲンのラルフ・ブランドシュテッター最高執行責任者は、IDエントリーに搭載されるバッテリーは210~240kmの航続距離を持つと予想している。
「短距離移動のために使う小さな車であり、平均通勤距離は25km以下なので、長い航続距離は必要ありません。セカンドカーかサードカーになると思います」と彼は言う。
室内空間はゴルフ8に匹敵
IDエントリーは、最近フェイスリフトされたeアップとポロの中間のサイズと考えられており、長さは約3800mmである。
このプラットフォームのパッケージング上の利点は、最近導入されたゴルフ8に匹敵する室内空間を持っていることだと言われている。
昨年のIDバギー・コンセプトに続き、今年はIDエントリーのイラストがフォルクスワーゲンのクリスマスカードに描かれることになった。
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