トルク特性を大幅に改善する驚異の直列ツインターボ仕様!
ボンネットから突き出すT88タービンの衝撃!
歴史的名車「メルセデスベンツW124」に国産チューニング魂を全注入! 心臓部は掟破りのRB26DETTユニットを換装!
ボンネットから突き出すファンネル付きタービンが迫力満点のBNR32。見た目重視のショースタイルかと思いきや、このGT-Rは走行性能を追求して作り上げれらたチューンドだ。製作したのは、パワーチューンを得意とするショップ「ガレージ八幡」だ。
このクルマのハイライトははやりエンジンのターボレイアウトだろう。ボンネットから突き出したタービンはビッグシングルの代名詞であるT88H-34D(22cm2)だ。エンジン本体脇にはワンサイズ小さいT78-33D(14cm2)がセットされ、これら2機のタービンは直列で配置される。つまり、1+1=2となる常識的なツインターボではなく、ひとつのタービンで過給した圧縮空気をもう一機のタービンで過給するという直列ツインターボ仕様、つまりは2重過給による効率アップを目指した仕組みだ。
過給の流れは、T78のエキゾーストを抜けた後にT88のエキゾーストに向かう。T78が先に過給をはじめるが、タービンが立ち上がるとT88で過給した吸気に対してさらにT78のコンプレッサーが過給を加えるという具合だ。
この仕組みの元ネタは、ガレージ八幡の森田代表がアメリカのPRIショー(チューニングパーツショー)で見てきたもの。その展示を見て「これは低速トルクの薄いRB26エンジンで使えるかもしれない」とピンときたという。
テストの結果は良好で、とにかく低中速トルクの向上は顕著だった。
高回転域の伸びを重視したノーマルストローク2.7L仕様のRB26DETTにこの直列ツインターボを組み合わせたところ、これまでT88H系のシングルターボでは正圧に入るのが4000rpm&フルブーストに達するのが7000rpmというピーキーさだったのに対し、この仕様だと3000rpmで正圧に入り5000rpmでフルブーストに到達。実用域が大きく下にシフトしたのである。
最高出力はブースト圧1.8キロ時に800馬力。実走行面においても効果は絶大で、シェイクダウン状態だったにも関わらず筑波サーキットでは58秒367を記録。キッチリとその性能を実証してみせた。
ちなみにこの車両はゼロヨンも行うため、アテーサET-S(4WD機構)のトルク配分を50:50から0:100まで手動制御できるサイドブレーキレバーを装備していたりする。
なお、直列ツインターボについてはコストがかかるチューニングのため「お客さんにオススメするメニューとは言えない」としながらも、やってみたいという人がいれば対応するとのこと。RB26DETTを未知なる領域へと導く仰天のターボチューニング、
スペック
■RB26DETT改2.7L仕様(最大ブースト圧1.8キロ)T88-34D(22cm)2+T78-33D(14cm2)直列ツインターボ/トラストサージタンク/700mmインタークーラーコア/ハイカム(IN280度11.8mmリフト EX290度11.8mmリフト)/東名パワード87φ鍛造ピストン、H断面コンロッド/HKS F-CON Vプロ/1000ccインジェクター/ボッシュ燃料ポンプ(ツイン)/ブリッツ SBC iD/OS技研クロスミッション 他
●取材協力:ガレージ八幡 愛知県半田市上浜町10-20 TEL:0569-26-1660
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