廃棄物の活用で、サステナブルな未来を
3月18日は、環境問題に思いを馳せ、リサイクルのための行動を起こす日「グローバル・リサイクル・デー」。
地球の未来のために、天然資源保護とCO2排出削減を図る活動を広めていく1日となっており、スーパーカーメーカーのアウトモビリ・ランボルギーニも、この取り組みに賛同している。
同社は、2009年にISO 14001認証を取得し、サンタアガタ・ボロネーゼ工場全体で廃棄物のアップサイクル(廃棄物・不用品を新たなプロダクトにすること)を開始。
2020年には2つのプロジェクトを始動し、生産廃棄物に新たな命を吹き込み、それらを処分する代わりに新しい資源として活用している。
例えば、サイズ的な問題や、自然にできた小さなキズのために使用できず、品質管理プロセスで不合格となったレザーの切れ端は、「原材料」という扱いになるわけだ。
ランボルギーニではこうした素材を、特別なレザー小物として新しく再生。この活動は、イタリア・ボローニャを拠点とし、廃棄対象のレザー・布のアップサイクルに取り組む組織と提携して生み出される。
同プロジェクトで最初に作られたのが、トートバッグ、スマートフォンケース、カード入れ、キーリングの4品。ランボルギーニのシールドロゴと「Reduce, reuse, recycle(廃棄物の発生抑制/再使用/再生利用)」の文字が入っているこれらの製品は、同社のウェブストアで販売されている。
カーボンファイバーも、再生素材に
また、ランボルギーニの新車の製造時、カーボンファイバー複合素材を使用する際に発生する廃棄物もリサイクルすることができる。
同社は長年に渡り、カーボンファイバーを再生しながら、自動車部品として使うための研究開発に、スクラップ材を再利用してきたのだ。2020年以降、他では利用できなくなったカーボンファイバーの廃棄物を約27トン再生しているという。
こうした再生利用のほかにも、テクニシャンとエンジニアの育成に活用するため、フォルノボ・ディ・ターロにある複数の大学協会にカーボンファイバーを寄付している。
同社は、「サステナビリティは、ランボルギーニの企業戦略の柱の1つであり、全部門の全スタッフの意識・責任感の向上につながるものです。我が社の環境ポリシーは、地域社会の中で企業運営のあらゆる面に想いを寄せるという経営手法の重要なパートを占めています」と説明。
こうしたランボルギーニのアプローチは、2015年にカーボンニュートラルの認証を受けた16万平方メートルの敷地の隅々まで行き渡り、ウルスのためにファクトリーの敷地が2倍に拡大された後も変わらないという。
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みんなのコメント
ランボに乗ってる連中の動きはまるっきり正反対。
メーカーがこちらの会社の車を買う人間の感性を変えない限り
まったくの無駄ですよ、ランボのアプローチとやらも…
室内に無駄なものを付けないとか、無駄なパーツを付けないとか、、、