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【タイヤインプレ】ブリヂストン「BATTLAX RS11」/ストリートからサーキットまで楽しめる、最新スポーツラジアルタイヤ

公道走行可能な「スポーツラジアルタイヤのフラッグシップモデル」としてブリヂストンから誕生したのが「RS11」。2020年3月16日の発売を前に、本誌メインテスターの宮崎敬一郎が試乗テストに挑む!

完全新設計となり、タイムも大幅にアップ??
BRIDGESTONE BATTLAX RS11
価格:オープン

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[ 問 ] ブリヂストン お客様相談室 TEL:0120-39-2936

フロント[120/70ZR17]

リア[190/55ZR17] [200/55ZR17]

「RS11」は、ブリヂストンにおけるハイグレードスーパースポーツタイヤ「RS10」の実質的な後継モデル。

RS10に対する変更点は……トレッドパターンからトレッドクラウン形状、コンパウンドに内部構造と全てに手が入ってる。完全な新作だ。

これまでも、前後輪とも耐久性を重視したセンター部分と、粘着性を意識したサイド部分でコンパウンドのタイプを変えていた。

ただ、そのそれぞれのコンパウンドベースになるカーボンを細粒化したものに変更し、路面との密着性を高めている。

これにシリカなどの配合を合わせているわけで、言わば新作のゴムを採用したことになる。

また内部での大きな違いはリアタイヤにおける「V-MS・BELT」という、トレッドベルトの巻き密度やテンションを、トレッド位置によって変更する作成方法の採用。

巻きが粗になればタイヤの強度が落ちて変形が大きくなり、その逆は変形し難くなる、といった理屈を応用したもの。

これで深いリーンアングルを取ったときに接地面を増やしつつ接地面形状も長くしてある。

ではフロントタイヤは? となるのだが、こちらはクラウン形状を絞り込んで少しタイトにする変更だけだ。

これで大パワーを路面に伝えるようになったリアタイヤにバランスすることができるのか? と考えてしまうところだが、ブリヂストンの担当者曰く……RS10に対して、オートポリスインターナショナル・レーシングコースで1.7%タイムを縮めることができた……そうだ。

色んなライダーが皆、そんな差のあるデータをマークしたというから魔法の性能アップだ。

だが、問題はその時の表情、つまりハンドリング特性だろう。

最初はRS10で走ってみる。よく知っているRS10のハンドリングタッチだ。

寝かすと同時にフロントからの強力な旋回性を発揮する。

さらに深くリーンさせた時の節度のある接地感がある。十分に身軽だし第一級のグリップ性能だ。

スーパースポーツ用の公道タイヤとして優秀!
だがRS11に乗り換えてみると、軽く動きすぎて、身体が戸惑ってしまった。とくに深いリーンに入った時の動きの印象がまるで違う。

だが、テストコースを2周もすると身体が馴染む。最初はRS10と比べて、旋回性が落ちているのかと思ったが、そうではない。むしろ、より強力に向きを変えているのだ。

だが、どこで曲がってるのかよくわからないレベルで前後輪がバランスしており、よく仕事をしている。

また深いリーンアングルでも旋回性を効果的に可変できる。

不安定というのではなく、RS10のダルになってしまう深いリーンアングルでの動きに対して、まだ曲げようとする力を発揮できるのだ。

深いリーンアングルでも、気持ち数%スロットルを開けられる気がする。路面によく食い付いてくれるし、ある意味節度もある。

RS10をダルと感じるのもRS11に乗ったからこそ感じること。特性の違いだからコトバにすれば顕著だが、どちらかが難敵というのではない。

ただ、どちらがナチュラルなハンドリングで、競走すれば速く走れるか? となれば間違いなくRS11。

深いリーンアングルから、より大きくスロットルを開けられるし、リーンの動きも軽い。オートポリスでのタイム短縮も解る気がする。

このRS11は、レーシングコンパウンドを使ったRシリーズのようにタイヤ温度を管理したり、空気圧をマメにチェックしなくとも普通に走れるタイヤだ。

サーキットで肘をするほどのフルバンクを決めようとすると難しい。

だが、街中から自走してサーキットに行くぐらいだと、タイヤクラウンのプロファイルが変わるほど摩滅したりもしない。標高差で空気圧が激変する峠道でも大丈夫だ。

そんなスーパースポーツ用ストリートタイヤとしては最高のレベルにあるタイヤのひとつである。

もうひとつの新作にも注目!
BRIDGESTONE BATTLAX BT46
豊富なサイズ展開でツーリングライダーを支える!

ネイキッドモデルや旧車、ミドルクラスのスタンダードバイクにも人気のバイアスタイヤ「BT45」もモデルチェンジを果たした。

BT45は高い耐久性と、バイアスとして納得のいくスポーツ性能まで手に入れたオールマイティな性格のタイヤだ。

これが今回「BT46」として生まれ変わった。

フロントはトレッド面にBT46のロゴが薄く彫り込まれたのと、細いデコグループの追加がされ、回転方向が逆になった。

リアもトレッド面への変更は同様だが、こちらはコンパウンドを変更している。

基本トレッドパターンが同じでフロントの回転方向を変更するというのは排水性と偏摩耗に考慮した考え方の転換だそうだ。

今回の改良での性能向上ポイントは「ウェット性能アップ」だという。

まぁ、多少は向上するのだろうが劇的な変化は期待していなかった。だが、試乗してみると、フロントの節度が別物!

ウェットの直進時、寝かし込んでいる時のハンドルに伝わる節度感はずっとしっかりとしたものになってる。

フロントタイヤのウェットグリップが大きく上がっているのは間違いないだろう。

また、ドライで走っている時のフロントの節度も上がっていると思っていい。

[ アルバム : 写真をまとめて見る! はオリジナルサイトでご覧ください ]

テスト&レポート:宮崎敬一郎/撮影:南孝幸

2月1日発売の月刊オートバイ3月号では、さらに最新のタイヤを多数インプレ!

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