もくじ
ー モデル3が購入者の元に届く日も近い?
ー 四駆モデル生産開始 エントリーモデルは見通し立たず
ー Cセグの新モデルも登場 上海や欧州にも生産拠点計画
日産リーフ、本当にエコ? 維持費や下取り額の実際 3台乗り継いだオーナーが証言
モデル3が購入者の元に届く日も近い?
米国及びカナダに住むすべてのテスラ・モデル3のカスタマーが、2500ドル(27万円)のデポジットを支払った。
カスタマーは通常、注文したクルマの生産が近づくと、細かなオプション装備について決めるよう求められ、この段階で2500ドル(27万円)のデポジットを支払う。デトロイト・ニュースの報道によると、米国及びカナダに住む、すべてのテスラ・モデル3のカスタマーがデポジットを支払っていた。
アナリストや批評家からは様々な意見が出ている。増産によって、デポジットを払ったひとびとの元にモデル3が届く日はそう遠くないという声もあれば、第2四半期の終わりに向けて、資金集めを行っているだけだとの声もある。
テスラは最近、フリーモント工場に第3生産ラインを新設し、モデル3の増産を始めた。イーロン・マスク社長によると、第3ラインは仮設で、設置は3週間足らずで行われたという。
四駆モデル生産開始 エントリーモデルは見通し立たず
ブルームバーグによると、現在の生産台数は1週間あたり3400台だが、まだ目標の週5000台には届いていない。テスラの広報担当者は次のように言う。
「テスラは、弊社に注文されたお客様全員にデポジットの支払いを求めてきました。これはモデルSやモデルXでも変わりません。お客様の好みに応じた1台を製造するために必要であり、もちろん購入時にお支払いいただく料金に充てられます」
モデル3の4輪駆動モデルは、仮設ラインが設置されて初めて生産が開始された。このモデルは、製造過程でのトラブルにより生産されていなかったモデルのひとつで、3万5000ドル(384万円)のエントリーモデルは、依然として生産の見通しが立っていない。
仮設の生産設備がいつまで稼働するのか、それとも正規の生産ラインへと変更されていくのは、まだわかっていない。
Cセグの新モデルも登場 上海や欧州にも生産拠点計画
マスクは年次株主総会で、計画では、ネバダ州にあるテスラの工場は世界最大の建築物となり、今後5年にわたって大規模な建設作業が行われると述べた。
また、今後登場するCセグメントのハッチバックモデルは、おそらく同社にとって最量販モデルとなる。モデル3の価格を下回る、現在のラインナップの中でもっとも安いモデルとなり、発売を控えるフォルクスワーゲンIDと競合する。まだ名称は決まっていないが、マスクによれば、今後5年以内に発売される。
マスクは米国以外での需要拡大に備えて、世界中で工場の建設を進める方針で、次のギガファクトリーの拠点は上海であることがほぼ確定している。欧州での工場建設も長らく計画されているが、上海工場の方が先に稼働を開始するようだ。
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