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“直列6気筒ツインターボ”は529馬力を発生! 「BMWアルピナの中核モデル」に誕生した「エボリューションモデル」の気になる実力とは?

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“直列6気筒ツインターボ”は529馬力を発生! 「BMWアルピナの中核モデル」に誕生した「エボリューションモデル」の気になる実力とは?

着実な進化を遂げたBMWアルピナの中核モデル

 BMWアルピナの日本総代理店ニコル・オートモビルズ社は、BMW「3シリーズ」をベースとする新たな高性能セダン&ワゴン「B3 GTリムジン」と「B3 GTツーリング」を日本市場に導入するとアナウンス。予約受付をスタートしました。

【画像】「えっ!…」これがBMWアルピナ「B3」のエボ仕様「B3 GT」シリーズです(72枚)

 アルピナ社は、BMW社とのパートナーシップを通じ、BMW車をベースとするハイパフォーマンスカーを開発・製造。両社の緊密なパートナーシップは、BMWアルピナの持続的な成功の礎となっています。

 BMWアルピナの各モデルは、量産時における高度な品質基準と安全基準を満たしながら、細部まで技術の粋を結集した仕上がりを実現。その確かな技術力により、アルピナ社は1983年、ドイツ政府自動車局により自動車製造業者として登録されています。

 今回、日本市場への導入がアナウンスされた「B3 GTリムジン」と「B3 GTツーリング」は、BMWアルピナの中核モデルであった「B3」シリーズの後継モデル。BMWアルピナにとっては最新となるグランツーリスモです。

「GT」のバッジは、BMWアルピナの中で最も理想的なモデルに掲げられる略称で、「B3 GTリムジン」と「B3 GTツーリング」は他のモデルとは一線を画すエクスクルーシブなモデルの長き伝統を引き継いでいます。

 爆発的ともいえる動力性能、卓越したドライビングパフォーマンス、俊敏なダイナミクス、そして、BMWアルピナだけが持つ独特のドライビングコンフォートという非凡な性能とフィーリングを備えた「B3 GTリムジン」と「B3 GTツーリング」は、伝統的なクラフツマンシップによって実現した特別なディテールによって生み出されています。

「B3」シリーズに搭載され、スムーズな出力特性で高評価を得てきた3リッター直列6気筒ビ・ターボ(ツインターボ)エンジンは、このGTバージョンでさらに34psのパワーアップを実現。最高出力529ps、最大トルク730Nmを発生します。

 アルピナ社のエンジニアは、開発車両によって数え切れないほどのベンチテストと実走行を繰り返し、あらゆる走行状況においてパフォーマンスを発揮できるよう、独自のエンジンマッピングをさらにブラッシュアップしたといいます。その結果、市街地でのスムーズな加速や高速道路での全開全負荷時などにおいて、ドライブトレインの優れた特性を際立たせています。

 そんな非凡なるエンジンに組み合わされるのは、8速スポーツATと可変式の全輪駆動システム。電子制御式のリアLSDなどと相まって、増大したパワーを効率的に路面へと伝えていきます。また、トランスミッションの変速プログラムも、出力アップを受けて「GT」の名に恥じない特性へと変更されています。

 こうしたパワートレインの進化に加え、より洗練されたシャシーダイナミクス、エアロダイナミクス、さらに最適化された新しいエクステリアデザインにより、「B3 GTリムジン」と「B3 GTツーリング」はパフォーマンスも向上しています。

「B3」シリーズの2023/2024年モデルとの比較で、0-100km/h加速タイムは「B3 GTリムジン」「B3 GTツーリング」はともに0.2秒短縮。BMWアルピナが掲げる“巡航最高速度”も、それぞれ3km/hアップしています。

 さらに「B3 GTリムジン」と「B3 GTツーリング」は、ベンチレーデットブレーキディスクと専用ブレーキパッドを採用した高性能ブレーキ・システムにより、進化した動力性能を制御するのに十分なブレーキング性能を発揮します。

「B3 GTリムジン」と「B3 GTツーリング」は、ベースモデルであるBMW「3シリーズ」のアップデートの恩恵から、リアダンパーとボディ結合部の剛性がアップ。これらの改良により、ドライビングダイナミクスがさらに向上しています。

 さらに、アルピナ社独自のブラッシュアップももちろん実施。ボンネットフードを開けると目に飛び込んでくる独自の“ドーム・バルクヘッド・レインフォースメント・ストラット”は、フロントエンドの剛性をさらに高め、ステアリングの精度を著しく向上させています。

 また「B3 GTリムジン」には、よりレートの高いリアスタビライザーを装備。ロールのコントロール性とステアリングのレスポンスアップが図られています。

 とはいえ、これらドライビングダイナミクスの向上により、乗り心地がスポイルされてしまうことはBMWアルピナとしては御法度です。そのため、特別な注意を払い、エンジニアたちは新たなショックアブソーバーを選択。BMWアルピナの美点ともいうべき優れた乗り心地と落ち着きも兼備しています。

●クラシカルな形状のギアセレクターをあえて継続採用

 新しい「B3 GTリムジン」と「B3 GTツーリング」のエクステリアには、特別なGTモデルであることを明示する複数の特徴が備わっています。

 小さなカナードとスプリッターによってその存在感が強調されたロゴ入りのフロントスポイラーは、新しいデザインのリアディフューザーとの組み合わせにより、エアロダイナミクスのトータルバランスを向上させます。

 また、「B3 GTリムジン」と「B3 GTツーリング」のリアディフューザーはブラックのハイグロス仕上げで、テールパイプもブラック仕上げとなるなど見た目にも新しさをアピールします。

「B3 GTリムジン」と「B3 GTツーリング」の足元に輝くのは、モダンなデザインが印象的なアルピナオリジナルの20インチ鍛造ホイール。非常に繊細なスポークはダイヤモンドカットが施されており、ロック可能なホイールハブカバーに向かってスポークの立体感が強調されています。

 そんな「B3 GTリムジン」と「B3 GTツーリング」のカラーバリエーションは、人気の高い伝統的なアルピナ・ブルーとアルピナ・グリーンに加えて、BMWインディビジュアルのソリッドペイントであるファッション・グレーやブリュースター・グリーン、イモラ・レッド、同メタリックペイントのデイトナ・バイオレット、カーボン・ブラックなども選択可能です。

 対するインテリアの仕立ては、「GT」専用のデザインカラーである“オロ・テクニコ”を採り入れたものとなっています。アルピナ独自の最高級“ラヴァリナレザー”を手作業で仕上げたステアリングホイールのステッチや、アルマイト処理されたアルミニウム製のアルピナ・スウィッチ・トロニック・シフト・パドル、さらに、フロアマットやラゲッジコンパートメントマットのブラックレザーの縁取りステッチなどに、この“オロ・テクニコ”が使われています。

 新世代のBMW車のレイアウトを採り入れた新しいコックピットは、アルピナの慣例に従い、センターコンソールに個別のシリアルナンバーが記載された製造番号プレートを装着しています(ちなみにエンジンコンパートメントバッジにも、同じシリアルナンバーを刻印)。

 そんな「B3 GTリムジン」と「B3 GTツーリング」のコックピットで最新のBMW「3シリーズ」とは異なる点がギアセレクター。「B3 GTリムジン」と「B3 GTツーリング」はセンターコンソールに備わるクラシカルな形状のギアセレクターをあえて継続採用しています。

 気になる価格(消費税込)は、「B3 GTリムジン」が1600万円で、「B3 GTツーリング」は1670万円。日本でのデリバリー時期は2024年末を予定しています。

 単なるクルマという枠を超えた存在である「B3 GTリムジン」と「B3 GTツーリング」は、世界中のエンスージアストに鮮烈なインスピレーションを与えることでしょう。

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みんなのコメント

16件
  • KTMotors
    やっぱりかなり高価だね。
    これを買う人は、あえて選んだって感じでしょうね。
  • suzuki
    カッコいい。大人の余裕て感じ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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