2020年6月25日、メルセデス・ベンツ日本はコンパクトSUVのGLB(Mercedes-Benz GLB)を発売した。ディーゼル仕様とガソリン仕様が用意されて、車両価格は512万円~696万円となる。
GLAよりひと回り大きいブランニューモデル「GLB」
メルセデス・ベンツのAクラスに対して居住空間の拡大を図ったBクラス。この対比と同様に、GLAの兄弟モデルとして2019年4月の上海モーターショーで登場したコンパクトSUVが「GLB」だった。この段階ではまだコンセプトだったものの、ボクシーなデザインやクロカンを意識したようなボディラインは個性的で、市販化を期待されていた。
【くるま問答】最近のクルマにテンパータイヤはない。パンク修理キットをどう使う? 最高速は?
そして2020年6月25日、ついに日本でもGLBが発売となった。
同日発売の新型GLAとは前述のとおり兄弟モデルとなるが、デザイン以外に異なる点が多い。GLB (GLB200d)の全長4634mm/全幅1834mm/全高1706mm、ホイールベース2829mmというボディサイズは、GLA (GLA200d)と比較して全長で約20cm長く、全高で約8cm高い、また後席空間の広さにも影響するホイールベースも10cm長くひと回り大きい印象だ。
※ボディサイズは欧州仕様値
しかも、本格オフローダー「Gクラス」のようにフロントガラスやリアガラスを垂直方向に立たせたデザインにより、余裕ある室内空間を実現。さらに約200mmの最低地上高や4WDシステムの用意によってオンロードからオフロードまで、オールマイティな本格SUVに仕上がっている。
最大の特徴はこのクラスのSUVで珍しい3列シートを備えている点だ。140mmもスライドできる2列目シートやホイールベースの長さ、スクエアなボディデザインなどにより、3列目の居住空間を確保。2列目/3列目シートにISOFIX対応の固定装置とトップテザーアンカー(固定ポイント)を備えることで、最大4つのチャイルドシートを装着できることになる。しかも、3列目シートに対応したSRSウインドウバッグを備えるなど、安全性の確保に抜かりはない。ただ、安全上の理由から3列目シートの対応身長は168cm以下としている。
ラゲッジルームはボクシーデザインゆえの十分な広さを確保しつつ、左右の小物入れやテールゲート下部にコート用のフック、2段階に高さ調整できる荷室の床面、バッグ用のフックを設けるなど日常的な利便性も高められている。
日本に導入されるグレードはGLB200d(512万円)とGLB250 4マティック スポーツ(696万円)のふたつ。GLB200dには、静粛性を高められたディーゼル仕様の2L直4ターボを搭載され、低回転域から150ps/320Nmのパワーを発生する。ダイレクト感のある8速DCTと組み合わされて前輪を駆動するFFモデルだ。
一方のGLB250 4マティック スポーツは、ガソリン仕様の4WDモデルで、より強力な224ps/350Nmを発生する2L直4ターボと8速DCTを組み合わせたパワートレーンを採用する。また4WDシステム「4マティック」は3つあるドライブモードを切り替えることで、基本の前後トルク配分を変化させられる。
「ECO/コンフォート」モードで前80:後20、「スポーツ」モードで前70:後30、「オフロード」ではセンターデフロックのように働いて前50:後50となる。これを基本配分として、路面状況に応じて連続的可変させることにより安定性や効率性、悪路走破性を高めているのだ。2~18km/hの一定速で急な下り坂を降りられるDSR(ダウンヒルスピードレギュレーション)も搭載されている。
この他にも、人工知能・学習機能を持つ対話型インフォテインメントシステムMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)を両グレードに搭載する。「Hi,メルセデス」をキーワードに起動し、ナビの目的地設定や音楽選択、エアコンなどを音声で操作することのできるシステムである。またスマートフォンのコネクティビティ機能も拡張され、「Qi規格対応機種」を無線充電できる機能を標準装備するという。
また、アダプティブクルーズコントロールや自動緊急ブレーキによる被害軽減機能などを含む先進の安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」も搭載。その中身はSクラスと同等のシステムで、車線維持機能や死角になりやすい斜め後方にいる車両との衝突回避を支援する機能などが盛り込まれている。高速道路における渋滞で自動停止して30秒以内であれば自動再発進してくれる機能や、ウインカーやセンサーが連動した自動車線変更機能「アクティブレーンチェンジングアシスト」などによりドライバーの疲労を軽減するシステムも用意される。
日本で販売されているSUVは優に100モデルを超える。その中でも最多の数をラインアップするメルセデス・ベンツが9車種目として追加したGLBも、ファミリー層を中心に人気モデルとなりそうだ。
メルセデス・ベンツ GLB 車両価格
GLB200d(2L直4ディーゼルターボ/FF/右ハンドル):512万円
GLB250 4マティック スポーツ(2L直4ガソリンターボ/4WD/右ハンドル):696万円
メルセデス・ベンツ GLB250 4マティック スポーツ(日本仕様) 主要諸元
●全長×全幅×全高=4650×1845×1700mm
●ホイールベース=2830mm
●車両重量=1760kg
●エンジン種類=直4 DOHC ターボ
●排気量=1991cc
●最高出力=224ps/5500rpm
●最大トルク=350Nm/1800−4000rpm
●トランスミッション=8速DCT
●駆動方式=4WD
※GLB200d(日本仕様)の主要諸元は未発表
[ アルバム : メルセデス・ベンツ GLB はオリジナルサイトでご覧ください ]
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
4気筒しかないがAMGが出てきたら考えたい。
3列目は緊急用でしょうね。。