シボレー・エピカ(2008年~2009年)
申し訳ないが、「壮大な失敗」としか言いようのないモデルだ。非常につまらないファミリーサルーンであったことすら覚えていないだろう。
――何台残ってる?:約280台
――いくらで手に入る?:見た目に問題のない車両を1700ポンド(23万円)から手に入れることができる。
V型12気筒エンジン、なぜ魅力的なのか 近づく惜別のとき 理由を探る
シボレー・トラックス(2013年~2014年)
このクロスオーバーのモデル名と、セミデジタル式ダッシュボードは興味深い存在ではあったが、シボレーの欧州撤退に伴い、その命脈も絶たれている。
それでも、トラックスは、ヴォクゾール・モッカとして生き延びることには成功したようだ。
――何台残ってる?:約1600台
――いくらで手に入る?:それなりのコンディションの車両を6000ポンド(81万円)から手に入れることができる。
ホンダ・レジェンド(2006年~2007年)
13年も前に業界初となる自動セルフステアリング式レーンキープや、前面衝突軽減装置、歩行者保護のためのポップアップボンネットといった新技術をオプション設定していたこのクルマは、まさに伝説となるべき存在だった。さらに、アクティブ・フロントライティングやBluetooth、リアビューカメラといったものまで、オプションリストには並んでいたのだ。
ホンダ製モデルとしては驚くべきことに、低回転では活気に乏しい3.5ℓV6エンジンには失望させられたが、この新技術を満載したモデルに、何よりも欠けていたのは、当時エグゼクティブサルーン市場を席捲していたディーゼルエンジンだった。
――何台残ってる?:この世代のレジェンドの現存数は数百台程度だろう
――いくらで手に入る?:コンディション良好な個体を5000ポンド(67万円)から手に入れることができる。
日産キューブ(2010年)
日本の市街地を走るキューブは素晴らしいモデルに見えたが、英国では、なんだか奇妙でバカげた存在だった。
日本で生産が行われていたこのモデルには、多額の輸送費と為替リスクが付いて回り、その結果、あまりにも高過ぎる価格を設定せざるをえなかったことも、キューブが短命に終わった原因だ。
――何台残ってる?:約1000台
――いくらで手に入る?:コンディション良好な個体を4500ポンド(61万円)で手に入れることができる。
ルノー・フルエンスEV(2012年~2013年)
この高価なプライスタグを掲げ、短い航続距離しか持たない電動サルーンが、姿を消すまでに販売されたのは79台に過ぎない。
――何台残ってる?:57台
――いくらで手に入る?:6000ポンド(81万円)ほどを覚悟しなければならないが、その前に車両を見つけ出せるかどうかが問題だ。
ルノー・コレオス(2008年~2009年)
SUVブームのなか失敗作を創り出すなど、相当の努力がいるはずだが、ルノーはこの韓国製モデルのスキンチェンジ版で見事にそれをやってのけた。
コレオスの名は、2017年、はるかに魅力的なSUVとして帰ってきている。
――何台残ってる?:約2300台
――いくらで手に入る?:それなりのコンディションの車両を2500ポンド(34万円)から手に入れることができる。
サーブ9-5(2010年~2011年)
突如として登場したヴォクゾール・インシグニアのサーブ版であり、2010年にGMがそそくさとスウェーデンから撤退するまでは、好評を博していたモデルだ。
見事なシートを、心もとない乗り心地とハンドリング、そして曖昧なステアリングが台無しにしており、少なくとも初期モデルには、奇妙なグリーンのドット表示を行うインフォメーションディスプレーが搭載されていた。目指したのはボーイング747だったようだが、実現できたのは1980年代生まれの英国製コンピュータだった。
それでも、確かにこのクルマには、ほどほどの燃費性能を誇る大き過ぎない非ドイツ車の選択肢として、わずかながらもチャンスは残されていたものの、サーブが深刻な資金不足に陥り、野心的な新オーナーも破綻したことで、9-5の命脈も絶たれている。
――何台残ってる?:約1000台
――いくらで手に入る?:この最後のサーブを手に入れるには5000ポンド(67万円)ほどが必要となる。
スバル B9トライベッカ(2006年~2007年)
モデル名よりもさらに奇妙な突き出たフロントを持つ、オンオフ双方で性能を発揮するこの燃費性能に劣るSUVだが、英国ではラリーモデルのインプレッサWRXと同じくらいわずかな期間しか販売されなかった。
ベネチアでの印象的な国際試乗会でデビューを果たしているが、そもそもベネチアは決して試乗会向きの場所ではない。
――何台残ってる?:約440台
――いくらで手に入る?:コンディション良好な個体も5000ポンド(67万円)から見つけ出すことができるが、555ポンド(7万5000円)にも上る毎年の道路税にはイライラさせられることになるだろう。
スズキ・キザシ(2012年~2013年)
2.4ℓガソリンエンジンに四輪駆動とオートマティックギアボックスを組み合わせ、ディーゼルをラインナップに持たずに、CO2排出量191g/kmという数値が意味するのは、低調なセールスだった。
だが、このクルマのスタイリングは決してつまらないものではなかったと評価している。
――何台残ってる?:325台
――いくらで手に入る?:非常に数が少なく、コンディション良好な個体には6000ポンド(81万円)以上の値が付いている。
ホンダ・ロゴ(2000年~2001年)
そして、もっとも販売期間が短かったのが、このホンダ・ロゴだ。
その期間は、2000年4月から2001年1月までであり、われわれが調べた限りでは、現代の英国で販売されたモデルとしては、もっとも短いわずか7カ月というものに留まっているが、それは何故だろう?
時代遅れのモデルであり、まったく記憶に残ることのない、つまらないスーパーミニだった。ただし、ある独立調査によれば、英国でもっとも信頼性の高いモデルであったことはお伝えしておくべきだろう。その理由は、問題を起こす要素が非常に少ない、限られたコンポーネントで構成されていたからでもあるが、日本製だったというのも大きいだろう。
ロゴが英国へと導入されたのは、はるかに優れたモデルである初代ジャズ(日本名:フィット)英国上陸のそれほど前のことではなく、その使命はホンダにこのセグメントにおける足掛かりをもたらすためだったが、それも普段はバスを使用しているようなひとびとにしか通用しなかった。
――何台残ってる?:約1050台
――いくらで手に入る?:原稿執筆時点で発見することができたユーズド車両は1台のみであり、走行距離20万1000kmで価格は800ポンド(11万円)だった。
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