積算3226km ステアリングホイール裏のボタン
フィアット500eのステアリングホイールの裏側には、便利なボタンが付いている。前を向いたまま、ラジオの選曲やボリュームを変えることができる。
【画像】電動のフィアット500eをじっくり観察 カブリオレとライバルのミニ・エレクトリックも 全86枚
反面、回生ブレーキの強さを走行中に素早く変えることはできない。このボタンの位置は、その機能に理想的だと思うのだが。変更するには視線を移し、センターコンソールを操作する必要がある。
積算3678km ウオールボックスは便利
筆者は先週、英国国内で一般的な3ピン・コンセントを500eにつないでみた。好奇心を持ったからだ。クルマに充電ケーブルは標準装備されている。
肝心の充電時間だが、残量40%から100%まで17時間が必要だと表示された。7kWの充電容量を持つウオールボックスなら3時間で済むから、遥かに便利といえる。
積算4089km MC20と同じインフォテインメント
フィアット製の小さな電気自動車は、最高出力630psのV6ツインターボ・エンジンをカーボンファイバー製タブに搭載した、スーパーカーと何か共通点があるだろうか。マセラティMC20のことだ。
筆者は先日、その新しいマセラティへ試乗する機会があったのだが、インフォテインメント・システムはフィアット500eと共通のようだった。これまでの経験からすると、操作しやすく、入力に対する反応も素早く、とても良いシステムだと思う。
だが、イタリア製のクルマや電化製品には小さなつまずきも付きもの。これまでに500eのシステムでは、距離の単位が2度リセットされている。気付くとMPH(マイル)ではなく、km/h表示になっていた。
ドアをロックする度にホーンを鳴らすという機能も、勝手にオンになったことがある。流石に、これは早朝や深夜のアイドリングと同じくらい近所迷惑だ。マセラティのV6エンジンより、静かな純EVの方が好まれることも間違いないけれど。
インフォテインメント・システムの一部の設定が、リセットされる理由は定かではない。何度かタッチモニターへ触れれば戻せるものの、その必要はない方が良い。
オフィスからの帰り道の小さな失敗
先日、筆者は500eでちょっとした失敗をしてしまった。別の同僚がクルマを借りた後、AUTOCAR英国編集部のオフィスで充電器につないだものの、彼の操作ミスで充電されていなかったのだ。
それに気づかず週末の家路へついてしまい、残りの航続距離が60kmもないと知ったのは、走行後しばらく経ってから。少し焦ってしまった。
電力消費を可能な限り抑えるシェルパモードにすれば、加速力と最高速度が制限され、エアコンがオフになり、走れる距離を伸ばしてくれる。そうすれば、自宅近くの充電器へ辿り着くことはできそうだった。
しかし、せっかくなので途中にあるソース・ロンドンと呼ばれる充電器を試すことにした。この危機的状況を活かすべく。
公共の充電サービスも成長過程
充電器を使うには、デビッドカードで50ポンド(約8000円)を前払いする必要がある。充電を終えると、1時間ほど経ってから残金が戻ってくる。今回は30分ほど充電したのだが、1度大きな金額を支払うという手間には疑問を感じる。
同様にチャージ・オンラインというサービスも、あまり使い勝手は良くない。ユーザーアカウントの作成を1度試してみたが、成功せず。未登録のまま使った充電器は1時間後に接続が切れ、期待通りの電気を蓄えることができなかった。
公共の充電サービスは、ユーザーアカウントの有無に関わらず、多くの人が使える必要がある。かといって、まだユーザーフレンドリーなサービスというわけではない。この分野も、成長過程にあるようだ。
テストデータ
気に入っているトコロ
低速度域での効率:50km/h前後で16kmの距離を走っている限り、気温が低くても電費効率は良好。しっかり16km+αぶんの電力消費でまかなえる。
気に入らないトコロ
明るくないヘッドライト:英国仕様の500eの場合、LEDヘッドライトとなるのはトップグレードのみ。長期テスト車はハロゲンライトで、正直暗い。アップグレードする価値はあるだろう。
テスト車について
モデル名:フィアット500e 42kWh アイコン(英国仕様)
新車価格:2万6995 ポンド(約450万円/英国政府補助金適用後)
テスト車の価格:2万8675ポンド(約478万円/英国政府補助金適用後)
テストの記録
航続距離:238km
故障:なし
出費:なし
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