■伝説のモデルがEV化されて復活
英国モーク・インターナショナルは2021年10月14日、同社のモデル「モーク」を電動化し、2022年夏に納車を始めると発表しました。
【画像】1960年代の名車がEVで復活! 電動「モーク」を画像で見る(12枚)
モークはもともと、サー・アレック・イシゴニス氏がBMCミニをベースに設計、1964年から販売したオープン4シーターのビーチバギーで、日本でも輸入販売されたことのある伝説のクルマです。
ビートルズやビーチボーイズ、ブリジット・バルドーなど著名人にも人気を博し、別荘地からビーチサイドまでの移動などで活躍しました。
2015年にモーク・インターナショナルという会社が商標権を取得、当時とほとんど変わらないデザインとボディサイズで、新しいモークは2017年に登場しました。
そして今回、モークを電動化するために新たにチームを編成、元ロールスロイスの製品リーダーだったイソベル・ダンドCEOを中心に、BMWやジャガー・ランドローバー、ポールスターなど名だたる自動車メーカー出身の技術者により電動モークは開発されました。
電動モークのボディサイズは全長3225mm×全幅1660mm×全高1546mm、最低地上高は180mmを確保しています。
搭載するモーターの最高出力は33kW(約44馬力)でフロントを駆動、アルミボディの採用により車両重量は約800kgと大幅に軽減されているため、0-55km/h加速は4.5秒を達成。また最高速度は100km/hです。一充電での最大航続距離は144kmといいます。
右ハンドルと左ハンドル仕様が用意され、英国での車両価格は2万9150ポンド(約450万円。税抜)です。
現在はガソリンモデルも販売していますが、2022年1月1日までにすべてのモークは電動化され、2022年夏には納車が開始される予定です。
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