SUBARUサンバーを快走仕様！「誰もやらないスピーカー修復」3

故障・修理 [2024.05.24 UP]


SUBARUサンバーを快走仕様！「誰もやらないスピーカー修復」3

ワイパーモーター 脱着時にスピーカーがボロボロになっていたのを発見。どうやら音のビビリはエッジが切れていて、コーン紙が傾いてボイスコイルが当たっていると判断。普通なら高性能なものに交換したいが、ラジオを聴いている限り、この音の明瞭度はスピーカーにあると判断して修復を試みた。30年も前の劣悪環境で使われたスピーカーは復活できるか！

■ Photo&Text Masahiro Kan　

コーン紙の内側に和紙を滑り込ませて、塗っておいた糊が乾いてしまわないうちに適正位置を探し出していく作業。迅速性が必要だ。

SUBARU サンバー　2007年式LE-TV1

SUBARU サンバー　1995年式V-KV3

スピーカーの特性を知ることで、いい音が出てくれる仕組みを知っておこう
最近の車両はカーオーディオもかなり充実していて、車両クラスによっては純正またはディーラーオプションでもまったく不満を感じないと言っていいほどのクォリティだが、AM読者の所有している車両はどちらかといえば旧車の部類になるのではなかろうか。

ひと昔前の純正カーオーディオの性能は、決して満足できるものではなかったことを覚えていらっしゃる方も多いだろう。

そんな時は、グレードアップのためにアフターパーツに交換するのが常套手段だ。しかし、そもそもどんなスピーカーを選べばいいのだろうか？

　多分ほとんどの場合、2ウェイのもので、トゥイーターが一体か別体ものだろう。

それは定位をしっかりさせるもの。見かけ上は高域が伸びることで、低域も必然的に伸びる（ややこしい理屈があります）からだ。

それ以外にはサブウーファーがある。大抵の場合ロードノイズにかき消される低音の増強が主要目的ではないだろうか。


エッジ部分を裏側から指で軽く押すとコーン紙になじみ出すので、位置調整をしながら隙間部分に糊を刺し筆で追加するとラク。

エッジの貼り付け部分はコーン紙表から光入れると乗り付け部分がよくわかるので、急いで全周を確認して位置修正を行う。

コーンとエッジが張り付いた様子。若干糊が滲み出しているが、あまり気にせずで大丈夫。しっかり全周が接着されていること。

落ち着いて裏側をのぞいてみる。全周均一に和紙が同じ位置かを確認し、浮いているところがあれば、刺し筆して軽く押さえる。

段ボールはクッション性があるので2センチ角程度の小片を積み重ねて接着し、センターキャップを押し込めるように準備しておく。

段ボール片をセンターキャップに置いて、押し込んでフレームとツライチになるように積層枚数を調整しておく。これ重要。
SUBARUサンバーを快走仕様！「誰もやらないスピーカー修復」1
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[kmq********]

このシリーズは､他のクズ記事とは違い秀逸である