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12年目で大変身デリカD:5がオラオラ顔になったワケ

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12年目で大変身デリカD:5がオラオラ顔になったワケ

■迫力ありすぎ!? 新型デリカのフロントマスク

 三菱の主力モデル「デリカ」の5代目として、2007年1月に発売されたデリカD:5。登場からほとんど大きな変更はなく、安定のロングライフモデルとして販売されてきましたが、2018年11月、遂にビックマイナーチェンジが施されました。

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 待望の新型デリカD:5が公開されると、まずはそのフロントマスクに多くの方が、衝撃を受けたと思います。

 安定した人気と販売台数を誇るモデルとはいえ、約12年という異例のロングライフを経て、デザインには少し古さが漂う従来のデリカでしたが、さすがにここまで外観の印象が一新されると、別のクルマといってもいいレベルです。

 しかも、ただ印象を一新したというものではなく、決して万人受けとは言い難い個性的なフロントマスクとなりました。この新型デリカD:5 のフロントデザインについて、三菱自動車広報部 三浦氏は次のように説明します。

「今回のデザインコンセプトは『TOUGH TO BE GENTLE』です。三菱自動車のアイデンティティーである『ダイナミックシールド』を取り入れるとともに、オールラウンドなミニバンというデリカらしさ(=TOUGH)を継承しながら、プレステージ性の高い(=TO BE GENTLE)へと進化した新しいデリカを表現したものです」

 また、ここまで大掛かりなデザイン変更が施されたにもかかわらず、歴代『デリカ』の商品コンセプトである「様々な道路状況において、乗員や荷物を目的地まで確実に運ぶクルマ」という考え方は継承されており、その中での住みわけとして、標準車は「他ミニバンに無い、唯一のオールラウンドミニバン」、アーバンギアは「スタイリッシュなテイストを併せ持つオールラウンドミニバン」としています。

 ここで気になるのは、この衝撃的なフロントマスクが採用されたのは、ディーゼルモデルのみで、ガソリンモデルは従来のデザインのまま2WD/4WDモデルが継続販売されている点です。

「デリカD:5のコンセプトを具現化するためには、『4WD×ディーゼル』の開発に注力すべきであると判断しました。これまでデリカD:5をご購入いただいたお客様の内、約8割はディーゼル車を選択されており、ディーゼルに注力することが重要と考えました。」(三浦氏)

※  ※  ※

 12年という時を経て、かなり大掛かりなアップデートが施され登場した新型デリカ D:5は、三菱の新たなフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用し、新しい三菱車を印象付けました。

 そして、新型デリカ D:5発売直後の3月28日に登場した「eKクロス」のフロントマスクは新型デリカそのもの。これは、このフロントデザインがこれからの三菱ブランドを牽引するアイコンとして、重要な役割を担っていることを示唆しているのかもしれません。

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